鴨居港カネハ釣餌ボート店 カレイ釣り

 

早朝にクルマに乗り込み吐く息が白くなるのが今年は少し早いかな、と思いながらエンジンキーを回したのが12月3日。時期的にはギリギリと思いつつも「海が凪なら1匹ぐらいは釣れるだろう」と安直にボート釣りに出掛けた。久しぶりのマコガレイ狙いである。前夜に鴨居港のサイトウボート店に電話を入れたが、留守電のまま。返信がないまま現地に到着したのは午前6時40分だった。港内の海岸にはいつものボートが並んでいない。不思議に感じた私は港前にある「カネハ釣餌ボート店」の窓を開けて「すみません、サイトウボートさんは辞められたんですか」と聞くと「もう昨年には廃業したよ。後継者がなくて、本人も高齢だから続けられないんだとか」とのこと。スタートからつまづいたのは今までボート釣りでは何度もあった。

 

だが、携帯電話が留守電のまま返信がないのがとても哀しかった。「明日朝7時頃には行きますからボートを貸して下さい」と。いつものなら返信があるのに可笑しいな、と感じていたがまさか廃業していたとは。貸しボート店だけではない。高齢化と後継者不足の業種は他にも色々とあるだろう。せめて電話の返信が欲しかった。約8年前、サイトウボート店からボートを漕いで店主の指示通りのポイントで5時間粘って3匹のマコガレイを釣った経験があったからだ。

 

気を取り直して4年前に貴重な35cm級を釣ったポイントを思い起こして港の真沖にあるノリ棚の向かって左奥角の黄色いブイの近くにアンカーを投入した。ノリ棚の周囲には縦横にブイを拠点にして約20m前後までロープが斜めに海中に沈んでいる。そのため、角地のブイにはロープがないはず。四角いタナ回りの唯一のスイートスポットがそこにある。これは鴨居港だけでなく、伊勢町海岸や大津港回りのノリダナでも同じ。

 

風向きは当日の朝は北東風。微風だがボートが流される方向とロープの長さを勘案してアンカーを投入。最初のポイントの水深は10m。ちょうど良いポイントに入ったと感じた。そこで早速ボート直下狙いの両軸リールにセットした1.8mの万能ロッドにカレイ仕掛けを付けて沈めた。ボートの揺れで底にトントンと20号オモリが当たる位置で置竿に。2本目のロッドはチョイ投げ用である。前日に地元の上州屋で購入したアオイソメ(半分はオレンジイソメ)は溜まっていたポイントを最大限利用して1270円分。おそらく120gはあったと思う。そのイソメを12号のカレイ針に縫い指しと房掛けの両方でダンゴ状態の特盛で付けた。

 

ところが、この特盛エサを最初に食ってきたのがなんとイイダコだった。イイダコが釣れるということは砂泥地帯と確信して真剣に粘った。3本目のロッドも方向を変えつつチョイ投げで置竿に。竿先にアタリが出ないのにエサだけはツンツルテンの丸坊主。針に掛からない雑魚がついばんで食い逃げしているのだ。その張本人はすぐに分かった。20cm前後のサバフグだ。もちろん、フグが掛かる前にはキュウセンベラやトラギスも釣れたが、ハリスや針を千切って仕掛けを台無しにするのはフグしかない。これが1匹や2匹ならなんとか我慢できるのだか、3本の竿の仕掛けが交互に全滅にされると腹が立つ。

 

そこでポイントを移動した。それも2回も、である。2回目のポイントではさすがにフグ攻撃は激減したが、今度は根がかりの連発だ。しかもPE2号の高切れが2回もとくればヤル気も失せるもの。たまに釣れるのが前述のベラとトラギスだから哀し過ぎる。特に良型のキュウセンは引きが強く、もしやカレイか、と期待させながら海面に浮くのが茶色ではなく薄い黄色だからガックリもする。昼前にグイグイと気持ちよく引いたのが黄土色のオハグロベラだ。針を丸呑みして上がってきたので仕方なく食べることにした。このオハグロベラはベラ類の中では旨くないことで知られる。針を内蔵から外科手術で強引に抜いたためご臨終に。食べて供養するしかない。で、クーラーBOXへ。トホホ、である。

 

午後1時にはエサの消耗が激しくてすでに投入しているロッドは1本のみ。最後は10cm前後のサビハゼらしき魚。悔しくてビデオ撮影してからリリース。その直後にも2匹目が。ヒラメやマゴチ狙いの生きエサなら最適サイズと思いいつつも、さすがにそこまでの気力はもうなくなっていた。午後1時30分にはタックルをすべて片付けてボートを漕ぎ始めていた。

 

カレイは12月に入ると産卵行動に入り、神経質になり食い気が落ちるという。産卵するのはメスのはず。オスなら釣れるだろうという発想はどうやらダメらしい。過去にも一度1月3日にボート釣りで32cm前後のカレイを釣った経験はあるが、たぶんまぐれで釣れたのだろう。今後は乗っ込みカレイをボートで釣るなら11月末がリミットであると肝に銘じておきたい。リベンジは春の花見ガレイの頃になるだろう。因に当日の水深10m下の水温は15度であった。

 

持ち帰ったキュウセン、オハグロ、トラギスは翌日すべてバターを使ったホイル焼きで食べたが、予想以上に旨かった。調理する1時間以上前に塩胡椒で下味を付けたのが良かったのかも。焦げ防止にタマネギを魚体の下に敷くことをお忘れなく。一緒にシメジかエリンギを添えるとさらに食感も楽しめてオススメだ。

 




金沢八景一之瀬丸 カワハギ釣り

 

今年のカワハギはどこも魚影が濃いという情報が浸透しているのか週末の乗合船はどこも満員御礼状態だという。特に晩秋のカワハギにはたっぷりと膨らんだ肝が超美味ということでフェイスブック等で知り合ったカワハギファンを集めて「カワハギを釣って食す会」を森さんが企画立案。日程は11月26日の日曜日。集まったのは総勢11人。半数は女性で、貸し道具の初心者が多かった。予約を入れたのは金沢八景の一之瀬丸。合羽や長靴まで貸してくれるとても便利で親切な船宿である。しかも、女性の乗合料金は5000円と格安。男性はHP割引を利用して8500円。それでも餌付で氷も付くからリーズナブルである。駐車料金は1日1台500円。

 

出航は定刻の午前7時30分より少しだけ早かった。それは船長が少しでも早く目的地の竹岡沖に到着したかったからだろう。船長は「波飛沫がかかるから船内に入って下さい」という指示がだされた。海が悪いことはすぐに想像できたが、まさか竹岡沖まで1時間近く掛かるとは思っても見なかった。途中何度も激しいピッチングを繰り返し、大きな波を回避するためブレーキを掛ける場面に遭遇した。やっと釣り場に着くと、波と風が容赦なく船体を叩く。釣り開始はすでに8時30分をとうに回っていた。最初のポイントは水深35m前後の深い場所。オモリ25号の着底が明確には分からず、道糸の一瞬のフケ具合を見逃すと風でスルスルと出て行く。底立ちを数回取り直すと、なんとか着底の感覚が掴めるといった状態が続いた。

 

30分ほどはアタリが少なく、エサ取りの雑魚も低活性でアサリがそのまま戻ってくることも多く、苦戦が続いていた。9時を過ぎると少しずつエサが取られ、カワハギの姿が見られるようになった。胴の間に座った佐伯さん(横浜市)は8時40分過ぎに1匹目を釣り上げて嬉しそう。彼女はなんと釣り初体験とのこと。次にカワハギを手にしたのは横須賀市の小幡さん。私はというと、9時過ぎにやっと1匹目を釣り上げてなんとかボウズを逃れてホッと胸を撫で下ろす始末。根気よく餌の確認をしながらマメな手返しが必要だが、本命からのアタックが増えてくるのは楽しいもの。10時20分には右隣の吉高さん(杉並区)が良型を手にして嬉しそう。魚を手にしながらしきりに「可愛い」を連発していたのが印象的だった。吉高さんはカワハギ釣りの経験は5回程度とか。その割には手際の良い餌付けには恐れ入った。

 

天候は徐々に回復傾向にあったのだが、高いウネリと風は弱まりつつあったが、当日の揺れには耐えられず私も数年振りの船酔い状態に。なんとか竿を手にしていたが、集中力が続かず、途中横になることに。だが、その時間帯が実は最も活性が高くなり、吉高さんはなんとカワハギファン憧れの尺ハギをキャッチしたのだ。抜き上げる時には落ち着いて幹糸を手で掴んで船内へ取り込んだ。その姿はとても5回目のビギナーには見えなかった。

 

昼過ぎになるとエサ盗りも少し増えたものの、アタリを上手く捉えられれば9割以上が本命で、しかも20cm以上が多かった。逆にこの時期に増えることが多い全長13cn弱のワッペンがほとんど混じらないのが嬉しい。何年カワハギ釣りをやってきても上達しない私でも全長21cmを筆頭に18cm前後で6匹を釣り上げることができた。因に当日のゲストはカサゴ、クラカケトラギス、ベラ類が多かった。残り1時間ぐらいが最もアタリが多く、楽しいカワハギ釣りとなったが、時既に遅し。南西強風は収まるどころか午後1時には強くなった感じだ。

 

そのため、船長は午後2時少し前に「風も波も強くなっているのでこの辺で終わりましょう」という合図で終了。波飛沫を避けて船内に入ると揺れを強く感じる人もいて潮飛沫の洗礼を受けつつ、釣り座で凌いだ人も数人いたようだ。まるで修行僧の滝業ならぬ潮飛沫の荒行の中、約1時間かけて戻ってきた。東京湾では間違いなく時化(シケ)と呼ぶに相応しいタフコンディションだった。

 

お楽しみは最後に残されていた。荒川屋にあるサンドフィッシュでのカワハギ料理に舌鼓を打つことだ。釣果を持ち込んでから約45分後には素早く料理が出てくるのは嬉しい限り。最初にテーブルに運ばれたのは唐揚げ。揚げたてのカワハギはサックサクで中の身はジューシーだからビールにはピッタリ。私はクルマのためノンアルで我慢。そのあとに出てきたのが肝和えで食べる絶品の刺し身。これがまた濃厚でクリーミーなのだ、日本酒に合う味覚であることは言うまでもない。薄味で仕上げられた上品な煮付けも軽く2匹は食べ切った。最後はアラ汁。刺し身で残った頭部中心のアラを味噌仕立てのスープにして美味しく食べることができた。これがカワハギ尽くしのフルコース=荒川屋サンドフィッシュバージョンということである。

 

沖釣りは自然相手のレジャーである限り、事前に天候を選ぶことはできない。東京湾は南西風には強いと聞いていたが、それは場所や地域によるということも良くわかった。千葉寄りの東京湾は南西風には弱いのだ。風速10mも吹けば時化るのも当然かもしれない。それでも慎重に好漁場まで操船してくれた船長には感謝しかない。そして、最後まで竿を放さなかった人には大変ご苦労様でした、という労いの言葉しかない。ご参加頂いた皆様、有り難うございました。そしてお疲れさまでした。

 




腰越港孝太郎丸 アマダイ釣り

 

スポーツ報知新聞のフィッシングフェスタというイベントが11月12日に腰越港の港太郎丸で開催された。昨年も参加したが、運良く船別で7位に入り、色々な商品を頂き、有意義な釣りを満喫できた。さて、今年は同だろうか。実は10月中旬に開催される予定だったのだが、悪天候のため11月12日に順延されたのだ。これが私としては都合が良く、無事に予約を入れることができた。乗船料金も半額の5000円。

 

ところが、前日に吹いた南西強風の影響が出てしまい、船中トップは4匹。2艘出しのため私の乗った船では3匹が竿頭という低活性に。結果から先に言うと、私は初めてアマダイ釣りのボウズを体験してしまった。定番外道のヒメコダイやキダイは活性が高かったようで、そこそこ釣れたのだが、型は小さく20cm以下が大半だ。

 

当日は北東風が風速で9〜10mという寒い日になったが、相模湾の海は北寄りの風には強く高いウネリはなく、船の上下動はあるものの釣りにくいほどではなかった。潮は小潮回りで午後12時45分に満潮となる潮時を考えると、潮流れは悪くないはずと思ったのだが、オモリ号数は80号で統一して下さいという船長からの指示。片舷で6〜7人で竿を出していればオマツリは避けられない。参考までに仕掛けはハリス3号2mの2本針。針はオキアミチヌ3〜4号を選んだ。先針の上20cm付近小さいガン玉を打って、仕掛けの

沈みを安定させる工夫は大切。付け餌はオキアミの1匹掛け。

 

ほぼ定刻に出航し港から20分で最初のポイントに到着。水深は90m前後で釣り開始となった。私の右隣に座った森川さん(藤沢市)は幸先よく1投目から本命をキャッチした。しかも30cmオーバーの良型である。これはチャンスと思い、頻繁に底ダチを取り直しつつ、誘いを入れるのだが、私の竿先には本命からのアタリは出ない。

 

すると今度は左隣の須山さん(町田市)が竿を曲げて電動リールを中速で巻いているではないか。しかも、途中で穂先が小気味良くお辞儀を繰り返して、本命を強く意識する突っ込みが出ている。姿を見せたのは紛れもなく淡いピンク色のアマダイだ。全長で30cm前後はあったようだ。森川さん同様に写真撮影にご協力頂いたのは言うまでもない。嬉しそうな笑顔はいつ見ても心地良いもの。

アマダイは1匹釣れるとその周辺に数匹が群れている場合が多い。棲息しやすい環境が整っている場所に群れを作るようだが、相変わらず私の竿に掛かってくるのはアカボラ=ヒメコダイやキダイ=レンコダイばかり。一般的にヒメコダイが掛かる時はアマダイのタナに適していると言われる。一方、キダイはややタナが高いと言う印と教えられた。だが、当日の底潮はどうにも動きが鈍い。トロトロより弱くヌタっとした緩過ぎる潮流だったようだ。活性が低いのはアマダイだけでゲストは多彩で豊富だ。前述したヒメコダイやキダイの他にガンゾウビラメ、沖メバル、オニカサゴ、カナガシラなどが顔を見せる。他にもホウボウやイトヨリを釣った他船の釣り人もいたとか。とにかく、本命以外のゲストは賑やかだった。

 

ただし、その時間も午前10時を過ぎること頃になると、ピタっと止まり、付け餌のオキアミがそのまま戻ってくることが多くなった。ここには魚がいないと判断すると船長はマメにポイントを移動してくれる。水深は深くて95m前後、浅い所でも75m前後はあった。場所は江ノ島から腰越、鎌倉沖を転々と流し変えていたようだ。

 

左隣の須山さんは午前9時半頃までに3匹を釣り上げて嬉しそう。そこで須山さんに誘い方の方法を聞いてみた。「今日は船の上下動が少し大きいのでタナを少し下げ誘いを入れています。50cm前後でもアタリは出ていましたから」と教えてくれた。

 

右隣の森川さんは「私はあまり誘いは頻繁に入れない釣り方なんです。底立ちは取り直しますが、活性が低い日は忙しい誘いはしないようにしますね」と言う。その森川さんも船中トップの3匹のアマダイを釣り上げていた。

 

逆に釣れない時ほど誘いを頻繁に入れてしまう私とは違う釣り方である。魚の気持ちになり、一時は静かで大人しい釣り方も試してみたのだが、結局ゲストのヒメコダイが掛かるので元の忙しい誘い釣りで終始してしまった。それがもしかすると敗因だったのかもしれない。

 

午後1時に沖揚がり。港に戻ってから検量と表彰式。良型は40cmが大物賞。数では他船の4匹が数釣りの大漁賞。私の乗った船では、なんと両隣の森川さんと須山さんが3匹で竿頭に。間に挟まれた私は寂しくボウズになってしまった。これまでアマダイ釣りでボウズを喰らったことは一度もなかった。今回はおそらく私の釣り方と誘い方に問題があったと反省するしかないだろう。前日の悪天候で底荒れがあったとしても外道は口を使っていたのだから、7時30分から約2時間のゴールデンタイムにアマダイを掛けられなかったのが最大のミスだろう。年内中には必ずアマダイのリベンジをするつもりだ。できればLTで釣りたいものである。

 




佐島港つね丸 マダイ五目釣り

 

11月3日は晴れの特異日と言われている。なのに数日前の天気予報では生憎の傘マークがついていた。それでも年に1回はどうしても訪れたい船宿がある。誕生日の前後1週間だけ乗船料金が半額になるサービスがある佐島港のつね丸である。この船宿は小船に乗り込んで湾内に係留されている本船に乗り込むちょっと面倒なスタイル。そのため、出船が7時でも受け付け完了が1時間前の6時でなければならない。それもあって朝4時30分には起床して宿には5時40分着としている。それでも船の四隅は常連客が事前予約でシッカリと抑えられている。

 

当日の天候は昼前から晴れ模様という予報だったが、早朝は小雨混じりの曇天だった。とはいえ、本船に乗り込む前には雨は止み、薄日が射す天気に。ただ北風がやや吹き、この時期としてはやや寒く感じた。相模湾の北風はかなり強く吹かない限り凪になるもの。私は右舷トモから2番目に釣り座を構え、揺れの最も少ない場所を確保できた。

 

定刻よりやや早く舫が解かれ、一路最初のポイントである三戸輪沖に15分足らずで到着。水深45m前後から釣り開始となった。私のタックルは昨年暮れに新調したヒラメ竿。価格は激安の4000円以下。購入したのは浅草釣具。リールはPE4号を300m巻いたダイワ製の小型電動リール。水深60m前後まで狙うとHPに書かれていたので電動リールが手返しの点で有利と考えたからだ。ビシは80号のL型。狙いはマダイだが、ゲストが多彩に混じるという事前情報をキャッチしていた。特にマダイに固執しているわけではないが、お土産になる美味しい魚が数匹釣れれば良いだろうと甘く考えていた。

 

そうした緩い釣りが大好きな私は運良く最初にカワハギを取り込んだ。全長21cm程度だから良型ではないものの腹パンの美味しい型にすぐにキープ。タナは底からハリス分+1mにした。ハリスは4号6m。針数は欲張って2本針に。段差針仕掛けで先針との距離が短い特殊な仕掛けをセレクトした。理由はゲストが色々と釣れることを想定して、ちょっと色気をだしたというだけ。

 

ところが、その発想が功を奏した。型は小さいが、次に釣れたのはソコイトヨリだ。刺し身では小さいものの白身の美味しい魚。カモメの餌にしてしまうのはもったいないとクーラーBOXへ。つぎに掛かったのがカイワリだ。これはシマアジに似た美味魚で全長22cm足らずだったが、速攻で血抜きをして氷入りのクーラーへ。右隣の町永さん(大田区在住)はハリス分+2mで良型のイナダを釣り上げて嬉しそう。軟調ロッドを大きく曲げてファイトを楽しんでいた。

 

私は相変わらずハリス分+1mを続けていたが、イナダも釣りたいと考えて2mにしたらアタリが遠くなってしまい、再度1mに戻した。イトヨリやカイワリが釣れるというのはマダイ狙いとしてはタナが低いとは感じていたが、美味なゲストを数釣りたいと考えていたのでそのまま釣り続けてしまった。そのためか、通称金魚と呼ばれる20cm弱のサクラダイも掛かり、そのあとにはサバフグも。すると船長は移動を告げて佐島方向へ大きく移動。水深60m前後で釣り再開となった。

 

そこで運良く釣れたのが船中3匹しか釣れなかったマダイである。型は全長で約28cm。小ぶりだが、年に1回程度しか行かないマダイ釣りで本命が釣れたのはことの外嬉しい。竿の曲がりは控えめだったが、本命が釣れたのは私の他に2人だけだったとか。運が良かったとしか言えない。前述の町永さんにシャッターを切ってもらった。有り難うございました。その町永さんは良型イナダを3本の他に今や貴重な大サバに加え高級魚のメイチダイも釣っていた。ゲストが多彩と言えば、右舷ミヨシの釣り人は朝のうちにイシダイを2匹も釣り上げていた。

 

その後、潮が複雑に入り組んだためか、船中オマツリが増え、ヒラソウダガツオが掛かると仕掛けの損失が大きくなる。それでもこの時期のヒラソウダは刺し身で美味だから当然キープ。水バケツの中で血抜きを済ませたら早い段階でクーラーBOXに沈めよう。

最後まで盛り上がりはなかったもののゲストは多彩で豊富。船中だけでもおそらく10目は釣れていたと思う。

 

私だけでも、マダイを筆頭にカワハギ、ソコイトヨリ、カイワリ、アジ、ヒラソウダ、トゴットメバルと7目を達成。イシダイやメイチダイ、サバを含めれば完全に10目に達している。魚図鑑で調べた所によれば前述のサクラダイは刺し身で美味とのこと。20cm足らずのため速攻リリースしてしまったのが少し心残り。「外道楽」を追究している私としては失敗の巻きであった。次回は持ち帰ろうと思う。年に1回程度のマダイ五目、今年はとても楽しい釣りを満喫できた。

 




京急大津港小川丸 ショートタチウオ釣り

 

10月も下旬頃になると色々な釣りモノがあって、何を釣りに行こうかと迷ってしまうことが多い。台風22号が沖縄付近から本州に接近中という10月28日に出掛けたのは強烈な引きが魅力のタチウオに決定。当日はフェイスブックで釣り仲間になった伊東さんを連れ立っての釣行となった。伊東さんはビシアジ釣りの経験は豊富だが、今回のタチウオは初挑戦。お世話になったのは京急大津港の小川丸である。

 

当日は北東風の風が吹く小雨混じりの天候で若干波気はあったが、ポツポツ程度の雨模様で気になるほどではなかった。ただ肌寒くとても10月下旬の陽気とは思えなかった。それでもタチウオ人気は相変わらず高く、小川丸は予約乗合となっているため午前7時10分には両舷で12人のタチウオファンを乗せて一路観音崎沖のポイントに向かうはずだったが、なんと港から7分前後の大津港沖で船長はタチウオの魚群を発見。早々に釣り開始となった。水深は70m前後で底から10m上から反応があるという。

 

宿から支給されたサバの短冊を2回ほど針に縫い指しにして仕掛けを投入。オモリはPE2号で80号、3〜4号までは100号を使う指示がある。仕掛けはハリス6号1本針を使い、着底後はワンピッチショートジャークの誘い方で少しずつ上へと誘いを掛ける。リールのハンドルは半回転から3分の1回転で少し早いスピードで誘い上げるパータン。タチウオ釣り初の伊東さんには竿先を海面近くに下げた状態から1回シャクリ、水平近くまで誘ったら誘った分だけリールを巻いて、また竿先を下げて一呼吸ポーズを入れてから再び同様に誘う、という具合に誘い方をレクチャーするとすぐに要領が理解できたようでショートジャークのシャクリを繰り返していた。

 

私は開始10分でグングン、ガガっと突っ込みが来たので速攻で電動リールのスイッチをフルスロットルで巻き上げてくると、運良くこの時期のレギュラーサイズである全長80cm前後が釣れた。右舷トモのベテラン師も順調に数を重ねているが、アタリの数は多くない。伊東さんもどんなアタリがタチウオなのか分からずに苦戦している。それでも、40分ぐらいで「アタリがありましたが、うまく掛かりませんでした」と気難しいタチウオに翻弄されている様子。私は軽い押え込むアタリは無視して、そのまま同じ誘い方を続けていると途中で「ガガッ」と強く突っ込むアタリの時に竿先を強く跳ね上げてあわせるという説明をする。

 

すると1時間足らずに掛かったらしく電動リールのフル回転が耳に入ってきたが、残念ながら取り込みの直前で海面バラしに。これは針掛かりが悪く、取り込み直前にハリスを緩めてしまったために針外れとなってしまったようだ。そのバラしを解消するには、「針掛かりした直後に電動リールを巻き上げている途中で2〜3回ほど追い合わせを入れること」と教えた。タチウオの口回りは想像以上に硬く、針先が貫通していない場合が案外多い。追い合わせをすることで針先が貫通するようになる。

 

その後、伊東さんはすぐに掛けてから追い合わせを入れて無事に人生初タチウオを取り込むことができた。私も他人のことながら嬉しかった。教えた通りの釣り方と誘い方で釣れてくれたからである。9時過ぎになると活性が高まったようで周囲でもポツポツと良型のタチウオが船中に取り込まれている。私も10時前には待望のメーターオーバーが掛かり、強烈な突っ込みでドラグが滑る瞬間を何度か体感して、取り込んだのが数年振りの1m05cm(後検寸)で満面の笑顔で伊東さんに撮影してもらった。

 

ポイントは観音崎沖とそのすぐ近くの走水沖を点々と魚群を探索しつつ、探り歩く感じ。水深は浅くて50m前後、深くても70m前後が中心。群れの範囲は10も前後だが、タチウオは気紛れな性格で、餌を追い掛けて船長の言う指示ダナの上下3mは誘い続けた方が良い。例えば船長が「55〜45m」と言っても42mまでは誘い続けたい。下の方も57mまで落としてから誘いを始めるといい場合がある。

 

午後になって最後のポイント、下浦沖まで走って少し深い95m前後まで誘ったものの私は1本を最後に追加できて、午後1時に沖揚がり。当日の竿頭は私の右側に座っていた右舷トモの釣り人で18本。私はなんとか9本まで数を延ばしたがツ抜けまでは届かなかった。伊東さんは初挑戦で3本をゲット。リッパである。私のタチウオ初挑戦は確か2本だったと記憶している。食い渋りになればベテランでも5本も釣れないことがある。それだけ気難しい魚なのである。別名は幽霊魚。

 

自宅に戻ってメーターオーバーの良型を炙り刺し身で食べたが、脂が乗って上品な甘みが感じられて酒が進んでしまった。これはいつものこと。次回はもっとデカイのを釣りたいと今から算段中である。

 





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