長井仮屋港&秋谷港のシロギスの投げ釣り

 

2019年の夏は約2年ぶりにシロギスが相模湾に戻ってきてくれた。詳しいことまでは分からないが、産卵場所が激減して個体数が減ったという。それでも自然界は逞しい。なんとか子孫を残すために四苦八苦したことだろう。陸っぱりからでもなんとか釣れるだろうと考えて足を運んだのが7月21日の日曜日。世間では学生連中が夏休みに突入した最初の週末だ。

 

長井港の近くにある上州屋で40gのアオイソメを購入して長井仮屋港の対岸にある小突堤、松崎堤防に到着したのは午前7時30分を過ぎていた。先客は先端付近に5人ほど。話しかけたら中国人だった。日本語がわからないので挨拶だけして、投げ釣りを開始。一投目からシロギスが釣れたが、後が続かない。3投目にはメゴチも釣れたが、1時間後にはリリース。

 

堤防の中央付近から5色ほどの距離で釣れたのだが、漁船が頻繁に港口付近を航行して行くため、左方向には投げられない。8時前には先端にいた中国人連中が諦めて帰って行ったので即効で釣り座を移動。それでも潮が下げてしまい、アタリは遠のいた。餌はまだ残っていたが、11時には帰路についた。

 

翌日、残ったアオイソメを持って長井港の手前にある秋谷港に到着。すると港内前にあるゲートに「開門前に進入した釣り人は不法侵入とみなして処罰します」と書かれた看板があり、手前にあるイケス跡の岸壁から投げ釣りを開始した。すると午前7時頃になってゲートが開いた。

 

面倒なのでその場所で釣りを続けると、下げ潮が効き始めるとシロギスがポツポツと連続して釣れてきた。投入ポイントはほぼ正面。距離は前日と同じ5色くらい。125m。4色くらいでアタリが出るが、たまに3色ほどでもアタリが出て、釣れるから久しぶりに楽しい。流線8号の3本針に餌を付けても1投ごとに餌がなくなり、魚の活性は高い。ゆっくりとリールで仕掛けをサビいてくると、50m近くでもプルプルっというシロギス特有のアタリが出る。午前10時30分にはなんと8匹も釣れて大満足で帰路についた。

 

もうひとつ付記したいのがネットで購入した水汲みバケツ(メッシュカバー付)のこと。5mのロープが付いて送料込みで1499円。メーカーはiTakt。オレンジ色で目立つが、活き餌を入れて酸素ポンプを使えば効果的と思って衝動買い。だが、使ってみると、便利で頑丈そうだ。海水を交換するのも魚が中にいてもそのまま入れ替えることができる。ボート釣りで小アジが釣れたらこのバケツに入れて、活かしておけば泳がせ釣りには重法するだろう。堤防釣りとボート釣りの両方に使えるから使い勝手は良い。

 

ただし、酸素ポンプは必携だろう。これから泳がせ釣りで大物を釣って楽しもうと思う。期待が膨らむ水バケツと言える。最後に、秋谷港には港内前に無料駐車スペースができた。台数は10台がリミットだが、夏の週末でも無料だからとても助かる。港内の有料駐車場は下記は1000円と高い。平日でも600円となっている。夏休みに子供連れで出掛けるならこの無料駐車スペースを使わない手はないだろう。だが、土日祝は朝7時頃には埋まってしまうようだ。

 




小坪港太郎丸 キンメダイ五目釣り

 

令和元年の夏はどうやら冷夏の印象が強い。梅雨寒とはいえ、最高気温が24度程度で小雨混じりの曇天となった7月15日の「海の日」。昨年の猛暑を思えば肉体的には楽だが、海の日という感覚は一切ない。乗り込んだのは小坪港の太郎丸。当日はスポーツ報知のフィッシングフェスタということもあり、乗船代が通常1万1500円が6500円のほぼ半額デーである。事前予約の16人が早朝午前5時30分に港岸壁に集合。狙いは太郎丸が得意の深場釣りだ。キンメダイ五目を謳っているが6月末まではアコウダイ五目だから主役交代となった感じだ。

 

当日は貸し道具(別途2000円)のビギナーが多く、女性アングラーも数人乗り込んでいた。船長は貸し道具のセッティングに時間を取られ、港を離れたのは6時10分過ぎ。一路沖の瀬を目指してハイスピードで走ること約50分。エンジンがスローになるとしばし魚探反応を見ながらポイントを探索する。ものの5分程度で最初の投入となった。水深が300mを超えるような深場釣りの投入は一般的にミヨシから順になる。太郎丸でも通常通りだ。オモリは250号、針数は10本以内。私は釣り座がミヨシから6人目なので6番目の投入。針数は8本開始。ハリスや通常よりやや長い90cmなので絡むことが予想されたが、初回は難なくクリア。

 

だが、水深が想定外の260mと浅い。300mより浅い場所で沖の瀬のキンメが釣れるかどうかは分からないが、とにかく無事に全員が投入を完了。船長の指示ダナは底から5m上ということで、そのタナをキープ。もちろん、マメな底ダチを繰り返して誘いを入れる。30秒に1回の底ダチの取り直しが私のせっかちな性格に合っているのか。仕掛けを回収してみると、なんと極小サイズ=全長20cm足らずのキンメが針掛かりしていたのだ、動画で撮影をしていると船長が「コレはリリースだね」と言って海中へ投げ入れた。浮き袋のないキンメはすぐに泳いで海底へ帰って行った。仕掛けに付いてひと言。キンメを狙う場合、アコウダイと違って針回りにはビーズ玉やタコベイトは一切付けないこと。サバの餌食になるだけ。最悪はサメに好かれてしまうかも。

 

3投目までに釣れたのはサバと全長31cm(後検寸)のメダイ。同時に長いハリスが幹糸に絡み、ヨレヨレ状態が数カ所になり、やむなく5投目には仕掛けを幹糸からすべて交換することに。それが奏功したためかどうかは分からないが、またミニサイズのメダイとゴマサバが釣れてきた。キンメからのアタリはないのだが、何かしら美味しい根魚が釣れると気分は悪くない。だが、サバ攻撃が続くのにはほとほと閉口した。全長が40cm近いゴマサバだからこの時期なら脂が乗っていると知っていたので速攻でエラを指で千切って血抜きを済ませてから氷の入ったクーラーBOXへ。

 

アタリが穂先に出た時間帯はそれほど長くは続かなかった。私の右隣に座っていた横浜市の小野寺さんの御夫人は9時過ぎ頃にこれぞ沖の瀬のキンメという良型をサバと一緒に釣り上げていた。私は残念ながら全長24cmのシロムツだけだったが、運良くキンメが釣れる人には釣れるということ。ご主人と一緒に参加されていたようだが、太郎丸の貸し道具をうまく操作して、見事キンメダイを釣り上げたのは立派である。ご主人の話ではキンメ釣りの経験はまだ2年程度だという。

 

その後、アタリがないまま時間は過ぎ、とうとう昼の12時を過ぎ、午後1時の沖上がりまで1時間を切った所で船長は城ヶ島西沖へ大きく移動。最後の流しは水深240mの浅い場所だった。最後に私が釣ったのは可愛いサイズのノドクロカサゴ。煮付けで美味しいので17cmのサイズだったが、お土産にさせてもらった。

 

結局、午後1時10分頃に沖揚がり。船中キンメを釣ったのは16人中4人だけ。高級ゲストには今や幻とも言われるアラも混じった。小野寺さんのご主人が港に戻って帰り際にポツリとこう語った。「16人のフル乗船で初心者も多く、300m以上深い場所を狙うとオマツリが多発して船長一人では対応しきれないから浅い場所を狙ったのだろう」と。

 

確かに、潮はあまり速くはなかったが、貸し道具の電動リールの操作に慣れていなければ針数の多い仕掛けだけにオマツリは多くなるに違いない。中には仕掛けがグチャグチャで途中で釣りを断念した人もいたようだ。とはいえ、年に1回のフィッシングフェスタのイベントである。オマツリを解いて回る慣れた仲乗りさんのアルバイトを乗せるくらいのサービスはして欲しかった。深い場所なら絶対にキンメが釣れるとは限らないが、年に1回しか行かれないような人にも夢のある深海釣りを満喫できるようにして欲しかった。贅沢な提言だろうか。

 

私がクーラーBOXに入れた魚はメダイ2匹、ゴマサバ2匹、シロムツ1匹、ノドグロカサゴ1匹だった。一番美味しかったのはサバの塩焼き。塩を振って1晩寝かせて焼いたものが絶品だった。シロムツも3日間寝かせて刺し身にした。それも旨味が出て旨かった。小型メダイは刺し身よりもたぶん味噌漬けか粕漬けにしたらもっと美味しく食べられたのではないかと少し後悔している。

 

最後に今回は経費は6500円の乗船代のみ。付けエサ(サバ短冊)、氷などはすべて料金に含まれている。小坪港内の駐車場は無料。参加賞のスポーツ報知のフェイスタオルと手ぬぐいももらった。来年も機会があれば事前予約で挑戦してみたい。
 




葉山一色海岸山田ボート シロギス五目釣り

 

ボート釣りは風が難敵である。最も波静かになる梅雨時だが、南西風に弱い相模湾でのんびりとボート釣りを楽しむには空模様より風模様が重要だ。「この日しかない」という絶好の凪日和が訪れたのは6月25日火曜日。前日に葉山御用邸前にある山田ボート店(☎080-1301-9185)に電話を入れると「シロギス狙いだったら釣れないから辞めた方がいいですよ。昨年よりは少し良くなりましたけど」と素っ気ない返事。それでもどうしても6月末までの平日に釣りたかったのには他にも理由がある。葉山公園の駐車場が6月末までの平日なら無料で借りられるからだ。7月に入ると一気に1000円+税となり、土日にいたってはなんと2000円+税となる。それが無料なのだから行くしかない。

 

ボート釣りは予約を入れておけば時間は緩い。大体の到着予定時刻をボート店主に前日に伝えておけばOK。しかも、葉山公園駐車場の門が開くのは通常午前8時。だが、私が到着した午前7時20分には開いていた。定刻より早く開けてくれることが多いのは嬉しい。腰越港前の吉野家で朝定食を食べ、用を足してゆっくり走ってもこの時間だ。途中で葉山釣具センターに立ち寄り養殖ウグイのギンパクを5匹購入。1匹200円+税は少し高いが、一発大物のマゴチかヒラメも期待しての生き餌だから仕方ない。因に上州屋藤沢店では1匹150円+税。

 

葉山公園から砂浜海岸を歩いて一色海岸へ到着すると、すでにボート店主は一人乗り用のボート(レンタル代は1日2700円)を浜辺に出していた。すでに時間は8時15分前。出航準備OKの写真撮影をしてから早々に漕ぎ出した。着岸は午後3時。波風はほとんどない。空は曇天で少し陽が射していた。一色堤防の少し沖側でタックルの準備をする。すると風向きが北東方向のため少し芝崎埋立地方向に流されるのが分かった。水深は8m前後から釣り開始。砂地帯のはずだが、根が近くにあるのかベラやキタマクラ、珍魚クロイシモチといった根廻りのゲストが釣れてポイントを移動することに。

 

とはいえ、ノーアンカーの流し釣りのため投入している仕掛けを回収すればすぐに漕ぎ出すことができる。芝崎方向へ少し漕いで釣り再開。水深は深くなっても10m以下と浅い。砂地帯に入ると、メゴチに続いて本命シロギスも釣れてきた。やっと釣れたのは9時を優に過ぎていた。ボート店主の言葉が脳裏をかすめる。釣れないと言われたシロギスをどこまで釣れるのか。シロギス狙いの竿を2本出して、なんとか数を稼ぎたかった。

 

その1本はネットで購入したオルルド釣具のトラルド180。振出式パックロッドだが、20号の重たい仕掛けを投入する際に根本近くで破損し、それを補修しての再披露。穂先がとても柔軟で典型的なアジング等のルアーロッドだ。それだけにオモリ負荷には神経を使いたい。今回は10号オモリでシロギスを釣ったが、軽いキャストでも不安はなく小気味良いボート釣りを満喫できた。穂先が軟らかいため食い込みが良い感じだ。

 

実釣に話を戻そう。銀パクを泳がせ釣る竿は早めに投入したが、アタリがないまま時間が過ぎる。釣り方はハリス5号1.5mマゴチ仕掛けを投入して底上げ1mでアタリを待つだけ。接続する鋳込み天秤は15号。ただしマメに底立ちを取り直すことが大切。ボートが流されているため2分に1回は底立ちを取り直した。それが良かったのか、午前10時頃に穂先がグングン、グイ〜と入ったので少し速いがアワセてみたが、案の定早かった。リールを巻くとテンションが抜けて軽くなってしまった。早合わせは絶対に禁物ということを知っていたつもりだが、穂先が海面近くで上下に大きくお辞儀をしたら慌ててしまう。


残念だが、その後はアタリもなく、5匹の銀パクもなくなりメゴチに交換したが、最後までマゴチとヒラメは不発に終わった。

当日の潮は小潮2日目。午前9時26分に満潮を迎え、その後潮止まりがあって午後4時頃に干潮になる。泳がせ仕掛けにアタリが出たのは潮が変わってからの一瞬だったようだ。天気もその頃から晴天に変わり、快適な陽気に。暑さも適度で風が南寄りに変わってきたのが昼前頃。南南東に変わった。ボートの流され方が変わるのですぐに気付く。少し波だってきたが、危険性は感じられなかった。

 

アタリが頻繁出始めたのが午前11時過ぎころから。ダブルでシロギスが釣れることも多くなり、メゴチとのダブルを含めると午後1時頃までが大変忙しい時間帯だった。小メゴチは泳がせ釣り用に活き餌としてキープ。水バケツに入れて活かして使った。その際、酸素ポンプのブクを準備しておくこと。水の入れ替えが頻繁にできなければ酸素ポンブが生命力を維持してくれる。

午後2時40分、最後まで粘ったが、午後3時の着岸のため帰り支度をしてから海岸まで漕ぎ戻った。着岸前には必ず店主に帰りの報告をすること。着岸の際にボートのアシストをしてくれるからだ。ボートを降りる際に転倒する事故を過去に経験しているので、波が静かでもボートを降りる時には要注意だ。

 

釣果はシロギス22匹、カサゴ1匹、メゴチ多数(持ち帰ったのは7匹のみ)であった。残念だったのはシロギスの型がこぶりが多かったこと。小さいのは全長12cm足らず。大きくても19cm止まりだったから心残りだ。また、食い込みが浅く針が飲み込まれる数は少なかった。海底の水温は21度だった。シロギス用に使った虫エサはアオイソメのみ。

 

最後に今回のボート釣りに使った経費について。ボート代は2700円、銀パクが1080円、アオイソメが500円、氷代が250円。合計すると4530円。駐車場が無料で助かった。

 




京急大津港小川丸 午前ビシアジ釣り

 

釣り部後輩の栗原君から「令和になってからまだ美味しいアジを食べていないので釣りたい」というリクエストに応えて6月12日火曜日に京急大津港の小川丸に足を運んだ。サクッと午前船で勝負を掛けようということで午前6時15分に到着。平日だというのにここ数日かなり好釣果ということもあって片舷7人で両舷14人の大盛況。天候も良く、曇天予報だったが、風も弱く9時過ぎには薄日が射す絶好の釣り日和になってくれた。

 

左舷胴の間に栗原君と並んで座り、支度に取りかかる。出船は午前7時15分。ほぼ定刻通りに港を離れるとものの7分程度で最初の大津港沖に到着し、船長から「はい、どうぞ。水深は53m前後」と釣り開始の合図が告げられた。当宿のタックルは通常のビシアジ釣り用。130号ビシに片天秤を使った一般的なアジ釣りだ。付け餌は赤タンのみ。中には濁り潮対策としてアオイソメを個別に購入する人もいるが、当日はまったく不要だった。

 

当日の潮は長潮で7時30分頃に干潮になり、その後は上げ潮になる。そのためか潮が緩く、釣りはし易い。ビシがトモ方向へ流される感じはごく少ない。指示ダナはいつも通りに底から3m。私は1mごとにイワシミンチのコマセを振りつつ、3mで待つスタイル。潮が速ければ2回のコマセ撒きだが、当日は潮が緩いため3回に分けて振り出すことにした。

 

すると開始からすぐにアタリが出るではないか。これはイイ感じだ。強い引き込みはないが確実にアジ特有のククク、というアタリが出て3〜5mほど手巻きで巻くと海面顔を出したのは目測23cm前後のアジ。ゆっくりと手巻きで巻くのは追い食いを期待してのこと。最初は1匹ずつだったが、14人でコマセを巻くとアジの活性は次第に高まり、食い気も活発に。

 

すると1時間も経たないうちにダブル掛けが多発。気持ちの良いビシアジ釣りが続く。アジは釣れている時に数を釣らないと突然喰いが悪くなるときが多い。釣れている時間帯に手返しよく、数を釣ろうとすると腕の差が出る。私の左に座った横須賀市の狩野さんは凄いペースでアジを釣り上げている。手返しのスピードは凄まじいものがある。それは針に掛かったアジを素早く外す手かぎ棒のような針外しを巧みに使っている。手で魚隊を掴むことがほとんどない。アジ釣り歴だけでも20年とのこと。ベテランの域にあることは釣り方を見ていてもすぐに分かった。釣り上げるまでの航程に無駄がないのだ。

 

一方、電車釣行が多くなってしまった栗原君はどうしたか。なんと血抜きだけでなくアジの内蔵を除去してからクーラーBOXに仕舞っているのだ。少しでも帰りのクーラーBOXを軽くしたいという考え方は素晴らしい。家庭の生ゴミの指定曜日も考慮してのマメな行動に頭が下がる。

 

仕掛けについてもひと言。針数が2本と3本のものがあるが、片舷7人の場合にはオマツリ防止のことも考えて2本針が理想である。手前マツリも考えられるため船内の混雑状況を考えて2本針が結果的に効率的となることが多い。活性が高ければ3本針を使いたくなるのだが、欲張り過ぎずに地道にアジを取り込む方が得策という日もある。潮は緩いから3本針でもダブルの確率は高まるが2本針でダブルを狙った方が良い。また、良型サバが多い場合は3号ハリスを使うこと。針数は2本か1本でもいい。

 

当日、タモを使って取り込んでいる釣り人は左舷側にはほとんどいなかった。海面でバレてしまってもすぐにビシを投入すればアタリは最後まで続いていたからだ。午前11時15分に沖揚がり。トップは前述した狩野さんが97匹でダントツ。次頭は50匹台とか。半日のアジ釣りでここまで釣れれば満足感は高い。私も36匹に40cm級のサバを2匹釣り上げて大満足であった。

 

釣り上げたアジは刺し身にタタキ、最後の塩焼きは4日後の16日でも旨かったことを付記しておこう。ただし、前夜までに塩振りをしておくこと。大津沖のアジは絶品である。この時期、天候が凪ならサクっと午前船で数釣りを楽しんでみてはいかがだろう。

 




葉山あぶずり港 鈴木ボートシロギス五目釣り

 

紫陽花の花弁が薄紫色に色づき始めた6月初旬、今年の相模湾のシロギスの魚影が2年ぶりに濃くなり始めたということで、釣り部後輩の渡辺さんと葉山あぶずり港の脇にある鈴木ボート店からシロギスのボート釣りに出掛けたのは4日の火曜日。ここは平日だと有料駐車場が1日500円と格安になる。もちろん、ボート店の駐車場も500円ですむから助かる。土日は1500円と高いのだ。

 

午前7時に漕ぎ出してものの5分で水深5.8mの真沖から釣り開始。周囲にも2艇ほどのボートが浮かんでいる。アンカーを投入しているようだったが、我々は南の微風でベタ凪だったのでノーアンカーの完全流し釣りに挑戦。実際、朝の2時間は潮も弱くゆっくりと葉山港の赤灯台寄りに流される程度だった。

 

仕掛けは定番の片天秤にハリス80cm前後の2本針を使用。付け餌はアオイソメ。前日に上州屋で2パックを購入したが、パック売りのため正確なグラム数は不明。しつこくて委員に聞くと「大体ですが、50g程度ですね」と言われ納得。本当は一人60gが理想だが、仕方ないのでこれで我慢。シロギスの場合、カレイ釣りとは異なり針に付ける場合、垂らしは長くても3cmまで。できれば2cm以下で使いたい所。魚の活性が高ければ垂らしが1cm弱でも食ってくるはず。

 

同行してくれた渡辺さんが開始早々に本命、シロギスを釣り上げて嬉しそう。彼はボート釣りは2回目。前回3月下旬に金田湾でカレイを狙った時には水温も低く、活性も低い状態。釣れた来るのはヒトデばかりだったと嘆いていた。それに比べればアタリが出て、20cm強のレギュラーサイズが釣れて嬉しいはずだ。その後もポツポツと釣れるのだが、私がシロギスをやっと釣り上げたのは30分後でしかも14cm程度のミニサイズ。いわゆるピンギスだ。

 

アタリが頻発し始めたのは開始から1時間後ぐらい。私は2本竿でまずシロギスを釣りつつ、外道の小メゴチが掛かったらすぐにでもマゴチ仕掛けを投入するつもりだったが、流し釣りをしているとなかなかメゴチが釣れない。潮と緩い風で少しずつ仕掛けが海底を漂うためかメゴチが掛かりにくいようだ。それでもポツンと掛かることもあり、9時過ぎにはマゴチ仕掛けを投入して、期待に胸を膨らませる。なんども流し釣りでマゴチを釣って聞いてる私に取っては流し釣りができる日には、必ず1匹は釣ってきた経験がある。

 

だが、最初にマゴチを掛けたのは渡辺さんだった。2.7mという長いルアーロッドにスピニングリールの組み合せ。ボート上で2.7mのロッドを操作するのは至難の業だ。という訳ではないのだが、強烈に穂先が曲がったと思った次の瞬間にブチんという感じでラインブレイク。道糸を回収するとリーダーとの結び目近くで切れていた。結びが悪かったか道糸の劣化かどうかは今となっては分からない。一瞬ではあったが、豪快で刺激的なマゴチからの引き味を体験できただけでも幸せだ。次回、流し釣りでマゴチを狙う時には道糸の劣化を当日までに目視確認することはして欲しいもの。できれば、小型両軸リールに1.8m前後の万能ロッドでトライして欲しい。PEは2号100mで充分である。

 

その後も流し釣りをしていると、砂浜海岸近くに近づくとクサフグが掛かるようになる。これが釣れたら漕ぎ戻ることにしている。目標物は葉山港の赤灯台と浄水センターの岸壁に立つ茶色の3階立ての建物を結んだ場所、これより灯台寄りにまで漕ぐのは大変だが、水深5m前後で釣り再開を何度も繰り返すと、必ず10分足らずでシロギスの喰いが良くなる場所=エリアがある。その付近でアンカーを入れてみるという手もあったのだが、アンカーを投入するとどうしてもマゴチに遭遇できる確率が激減する。そのため、涙を飲んでノーアンカーを続けた。

 

当日の潮変わりは午前11時36分に干潮。その後、上げ潮に変わる。大潮の最終日だったことは後で分かった。それにしては潮流が速くなくて、釣り易かったことは助かった。時々水深3mほどの浅場で良型がかかることがあり、渡辺さんも当日の最大サイズをその浅い場所で掛けている。後検寸で全長26cmのヒジタタキだ。最後の取り込みにたも網を使ったのが印象的。彼曰く「逃したくなかったから」と正直に語った。それが釣り人のあるべき姿であろう。良いことである。

 

上げ潮に変わってから浅い場所で私も22cmの良型シロギスを掛けてリールを巻いてくると、途中で首を振るような感覚でクンクンと竿先を曲げてくれる。この感触こそがシロギス釣りの楽しい所だ。約2年ぶりに復活した感のある相模湾のボートでのシロギス釣りは、先調子のやや柔軟な竿で釣るのが最高の醍醐味といえる。水深約4m下の海水温度は21度であった。

久しぶりに味わったシロギスの天ぷらはフワッ、サクっとした淡白な白身魚でいくらでも食べられる。抹茶塩か粗めの岩塩を掛けて食べるとビールのツマミには最高である。良型は昆布締めと刺し身で食したが、これも絶品。酒好きには日本酒が進んでしまうことだろう。

 

午後2時には着岸。風は弱かったが、鈴木ボート店では基本的に2時には着岸すること。正味7時間弱の釣りを凪の海で満喫できたのは運が良かった。釣果は私がシロギス17匹にゲストのキュウセンベラ(雄)1匹。渡辺さんはビッグな26cmを筆頭に20匹以上釣った。数的には少し不満だが、調理の手間ひまを考えればこれで充分だ。

今回はボート釣りの決算報告。ボート代金は2人乗り3800円。有料駐車場代1台1日500円、アオイソメは一人50gで約500円。一人当たりの出費は2900円。平日ならではのリーズナブルな釣りとなった。

 





カレンダー

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< January 2020 >>

うみつりネット facebook

更新情報:Twitter

YouTube チャンネル

新着記事タイトル

カテゴリー

月別記事

うみつりネット・おすすめ商品

 (JUGEMレビュー »)

釣り専門出版社の地球丸から5月下旬かに発売された「関東周辺防波堤釣り場ガイド」は北は茨城県大津港から南は静岡県静浦港まで全53港の釣れる絶好ポイントを網羅しました。港の足下の水深から各ポイントの海底状況はもちろん、駐車場、トイレ、最寄りの釣具店など最新情報を盛り込んで制作しました。巻頭カラーページではアオリイカやイナダ、クロダイなど人気魚種の釣り方解説や仕掛け情報も掲載しました。総ページ数144で本体価格1500円+税です。各港のカコミ記事にはグルメ情報や釣具店情報も入れました。うみつりネットの筆者自身が足で取材した渾身の自信作です。できれば書店で手に取ってご覧下さい。

うみつりネット・おすすめ商品

うみつりネット・おすすめ商品

海釣り最強バイブル 4 熱釣!根魚塾 (メディアボーイMOOK 海釣り最強バイブル 4)
海釣り最強バイブル 4 熱釣!根魚塾 (メディアボーイMOOK 海釣り最強バイブル 4) (JUGEMレビュー »)

カサゴ、アイナメ、メバル、ソイなどの根魚は定着性が強く、移動する距離や範囲は少ないという。そんな根魚のポイント攻略法を徹底的にまとめあげたのが本書。消波ブロックや堤防際の隙間に身を潜める根魚をエサとルアーで根こそぎ釣りまくる戦術を詳細に伝授する渾身の力作である。関東周辺を調べ尽くした永久保存版だ。

リンク

著者プロフィール

ブログ内検索

その他

ケータイサイト

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM