腰越港 釣り場ガイド

 

約10年ほど前に港を大幅ニリューアルして完成した腰越港。以前の面影は一部にはあるものの外海側の外壁はおよそ2m以上と高くなり、釣りは不可能となっている。基本的に釣り場は港内だけと思って間違いないだろう。この港では一部を除いて釣り禁止エリアがほとんどないのが嬉しい。

 

腰越港は正門のゲートが朝5時前後に開き、クルマで入れるのだが1日500円の有料。湘南エリアとしては安い。1日置いて駐車しても500円で、この額は平日も週末も同じだ。時間制の高額駐車場に停めるならここに置いて江ノ島まで歩いて観光するというのもアリだろう。普段運動不足の人には最適ともいえる。

 

さて、釣り場紹介だが、江ノ島に近い最も西側の長い堤防の先端は魅力的な釣り場となっている。それは広いスペースが確保されていて2つのベンチまで設置されている。先端は円形状に湾曲していて、江ノ島方向に向けてチョイ投げをすると5月頃からシロギスやメゴチがボツポツと釣れる。ただし、30〜40m付近に沈み根があり、仕掛けを引っ掛けてロストすることが多いので要注意だ。それでも根廻りに仕掛けがうまく入ると昔釣れた貴重なアイナメが釣れるかも。仕掛けとオモリは多めに持参しよう。

 

足下の水深が浅い所で3m、深いところで4m前後ある。海底は基本的に砂地帯が広がるが、転々と海藻が繁茂する箇所もある。ヘチ狙いでカサゴやソイも釣れるが、港内側の方が釣れる。潮が当たり流れがきつい場所は居着かないようだ。ウキ釣りなら寒いこの時期でもウミタナゴや小型メバルが顔を出すことが多い。アミコマセは必携だが、絶対にゴミを出さないこと。持ち帰りが常識。もちろん、垂らしたコマセも水バケツで洗い流してから帰ろう。

 

港内入口から左側に進むと釣船の係留エリアが一番奥にある。ここが一番船が数多く係留されている。船を繋ぐローブにも注意が必要だが、基本的に釣船が沖に出て行ってからの釣り場となる。係留ロープが沈んでいることを考慮して、底狙いの釣りは避けた方が良い。仕掛けがロープに絡むからだ。ルアーをキャストするのも控えたい場所だ。くれぐれも漁業関係者とのトラブルはないようにお願いしたい。

 

その奥の岸壁先端は深く、潮通しが良い。水深も5m弱ある。ウキ釣りでクロダイをダンゴ釣法で狙ってみたい場所だ。ただし釣り座が狭いため入釣できるのは一人だけ。階段上は立入禁止なので要注意。堤防先端にはテトラポットが入り、カサゴなど根魚が釣れそうだが転落防止柵が設置され、乗り越えは危険。絶対にテトラ帯に昇らないこと。

 

港内には小さいながら公衆トイレがある。目印は公衆電話BOXのすぐ脇。トイケマークがあるのですぐに分かる。ただし清潔感はあまりないので男性利用客が中心のようだ。このトイレを出て斜め左手側に港内の岸壁がある。飯岡丸が帰港した際に釣船客を下船させる着岸のための岸壁になっているようだ。海面までの距離があまり高くなく、サビキ釣りやチョイ投げを子供連れで楽しむには最適な場所だ。普段は係留船は少ないので早朝にここに船が係留されていなければ、釣船が全部で払うまでここで竿を出して時間を過ごしてから、係留船エリアに移動するという手もある。

 

ザックリと、腰越港の釣り場を見てきたが、注意点がひとつある。それは港内に浚渫工事の台船が接岸していたこと。期間は3月15日までと看板に書かれていたが、どの箇所で工事が実施されるかは分からない。撮影当日は港内の立入禁止堤防に止まっていたが工事自体は行われていなかった。多少工事期間が長くなっても世間が春休みとなる頃には終了していることだろう。砂泥が堆積してしまっている場所を深く掘る工事だが、泥をかきあげて濁りが入るとその翌日にクロダイが良く釣れるという話は聞いたことがある。春の乗っ込みも近い。楽しみではある。

 




鴨居大室港五郎丸 午前タチウオ釣り

 

最高気温が13度になるという前夜の天気予報を信じて出掛けのは鴨居大室港の五郎丸。1月4日の初釣りでタチウオが無念の3本釣果がどうにも納得できずにリベンジ釣行を計画していた。しかも、今回は同宿のスタンプカードがすべて埋まったため乗船料無料で予約を入れた。1月23日は水曜日。3月上旬の陽気という天気晴朗は見事に当たってくれたのだが、期待の釣果は一桁で終わってしまった。苦労した結果だけに一応満足できるのだが、まだまだ未熟であることを思い知らされた釣行であった。だが、唯一会得した独特な釣法が自分にとっても貴重な体験になった。その具体的な体験は後述しよう。

 

好天に恵まれた平日とはいえ、午前タチウオ船はなんと両舷で14人と大盛況だ。私の釣り座は左舷のトモから3番目。北風の冬期は絶対に右舷が陽が当たり暖かいのだが、予約の際に釣り座の指定をしなかったのが最大のミス。朝から穏やかな日和だったため運良く酷寒の厳しさはなかった。

 

午前7時25分、港を定刻より5分ほど遅れて出船。最初のポイントは前日と同じ横須賀沖。横須賀と言っても広い。具体的には猿島沖である。いつもの観音崎や走水沖を通り越して約25分で到着。水深53m前後で釣り開始となった。船長の指示ダナは「底から15m」というもの。

 

釣り方は簡単だ。オモリ80号が着底したらリールを3分の1回転程度巻いて少しずつ上へとシャクリ続けるスタイル。付け餌のサバ短冊が少しずつ上へ移動していく様を演出すれば良い。ただシャクル間のポウズを一瞬入れてタチウオの食い付く間を与えること。活性が高ければ食い付かせる一瞬の間は短くても良い。低活性の場合は、シャクル速度を遅くしつつポウズの時間を長く取ればいい。

 

ところが、当日は高活性とは逆に喰いつきが悪い感触で、アタリが出てもアワセのタイミングが取れない。つまり、掛け合わせるググッという強い引き込みが少ないのだ。こうなると、一瞬のククという軽い噛み合わせがきてもその後の強い食い込みが皆無となり、餌を上まで追い掛けてこない。食い込みがないままアワセを入れると掛けられないことが多く、焦らされる感覚が続く。掛けられないといういつもの悔しい思いが何度も続く。難しいタチウオとの神経戦が止めどなく流れていく。

 

こうした食い渋りのタチウオに対処していたのが左隣の金野さん(町田市在住)だ。しゃくる幅とスピードをごくゆっくりとして、途中に長い間を持たせつつ、静かに誘いを入れている。手慣れた釣り方で見事に掛け合わせているから素晴らしい。船中で食い渋りの中、金野さんだけがポツリポツリと取り込んでいる。

 

一方、右隣のMさん(町田市)は短く鋭いシャクリでアップテンポ。ルアーでいえばワンピッチのショートジャークを常に続けている。最初はなかなか掛けられていなかったようだが、1時間後には勢い良く食い込ませて立て続けに良型を釣り上げていた。左右の釣り人の誘い方があまりに対照的なので私は戸惑い、なかなか釣れなかった。オモリ80号を50m底から短いシャクリと早い誘いで竿をシャクルと左肘が痛みだす。

 

それでもMさんは常に短く鋭いシャクリを続けて、数を稼いでいる。すると左の金野さんは「置竿でも掛かるよ。アタリも出るから」と安直釣法で実際に釣り上げているではないか。私も金野さんの真似をしてみた。するとアタリの出る水深、約42m前後でグングン、ガツガツと穂先が揺れて、即座にロッドホルダーから竿を持ってアワセるとゴンゴンと強い突っ込みがきてはり掛かり。これは驚きだ。苦労して仕掛けをシャクらなくても釣れるではないか。

 

その後、私は金野さんの置竿釣法を真似てなんと4本も追釣できた。ただ途中でアタリの出る水深の2〜3m程度下から餌をアピールする意味で小刻みにシャクりながら喰いダナの42m前後に合せてから置竿にする。すると、穂先に不自然で微妙なアタリが出ることがある。その一瞬に神経を集中させて掛け合わせるという釣法が午前10時過ぎ頃からタチウオにはピッタリの誘い方ができた。これは今までのタチウオの釣り方としては画期的といえる。

 

金野さんは当日の竿頭で15匹、右手のMさんも11匹。で、私はというとなんとか6匹まで数を延ばせたが、アタリの数がポツポツと出ていた時間帯に掛けられなかったため、本数は少ないままに終わってしまった。初釣りの3本のときはすべて自分の誘い方で掛けて合せて釣り上げた満足感があった。当日は半分以上が置竿釣法を利用して食わせた6本。そのうちしゃくり続けて掛けたのが2本だけ。釣果の数ではなく、自分のシャクリで掛け合わせて釣った満足感という点では、初釣りの3本の方がなぜか満足感があった。

 

船中釣果は4〜15本。前日の竿頭が28本だったことを考えると、当日も渋い日に当たってしまったようだ。だが、1本の平均サイズが大きく、80〜90cmがアベレージサイズだから食味という点では最高。脂の乗りまくった刺し身や塩焼きを3日間に渡って食べることができた。炙りの刺し身は釣り人の特権と言っても良いだろう。参考までに右隣のMさんは途中からハリス長を1.5mに短くて、短く鋭いしゃくりを続けて11本を釣っていたことを明記して筆を置くことにする。タチウオ釣りの奥義は釣り人の数だけあるのかもしれない。

 




ジャパンフィッシングショー2019 in YOKOHAMA

 

1月18日〜20日、パシフィコ横浜で開催されたジャパンフィッシングショーに出掛けてきた。今年の新商品をジックリと見て歩きの取材である。興味関心のある新商品がどれだけあるのか、主力メーカーを中心に各ブースを回ってきた。毎年開催される同ショーでは、初日のプレスデーに行くのだが、午前中のスタートが出遅れてしまい、みなとみらい駅から徒歩で数分のパシフィコ横浜に到着したのが午後12時を回っていた。午後1時からは業界関係者や一般客も入場するため、混雑が予想された。

 

そこで足早にシマノ、ダイワ、がまかつ等の主力メーカーの新商品をビデオ撮影を優先した。話を聞いたのは各ブースの担当者が中心だったが、中には「今年の新商品は特にないんですよ」というがまかつが印象的だ。それでも対応してくれた三石忍さんと思しき女性に積極的なアプローチを受け、昨年開発して発売したロッドを持って竿先を曲げてもらったのだが、それが驚異的な円弧を描き、脇に抱えた竿尻を思わず下向きに下げたくなるほどの曲がり方に感動を覚えたほど。新製品が今年なくても昨年のシーファングを売り続けるだけで充分だろうと考えさせられた。売れて在庫が足りないという嬉しい悲鳴もあるとか。ヒラメ、タチウオは特にその傾向が強いという。完成度の高いロッドが売れている「余裕」を感じたのは私だけではないだろう。

 

シマノでは、人気のリールを見てきた。新商品の目玉はセルテートの2500番、3000番、4000番だという。特徴を担当者に聞くと「アルミダイキャストをボディに採用することで、軽量化と剛性を格段に向上させました。剛性という点ではステラよりも上だと確信しています」と自信たっぷり。発売は4月頃というから今から楽しみである。

 

ダイワも電動リールに新しい仲間が加わった。プレイズ600だ。担当者の話では、これまで道糸がPE2号200mしか巻けなかったため、少しボリュームを持たせたプレイズ600を発売して2号300mまで巻けるようにしましたという。最近の多彩な機能もフル搭載のようだが、個人的には使いこなせる釣り人がどれだけいるのか疑問感じるほどの多機能ぶりだ。ブースの担当者も「最近はこのショーでお客さまから各機能の具体的な使い方を聞かれるんですよ。取説もかなり分厚くなっているので読み込まれる人も少ないのかもしれません」と苦笑いする場面も。

 

さて、アイデア商品という点では第一精工のマルチパーツケースが注目。決して画期的というほどではないが、誰もが使ったことのあるサルカンやガン玉などを収納する円形の細かい部品入れケース。取り出しにくいことが多く、指で簡単に取り出しやすくするために底部分の端にR形状をつけた。これだけでとても取り出し易くなっている。気付いているメーカーもあるのだろうが、ちょっとしたひと工夫でこんなに使い易くなる商品もあるのだ。価格は350円とやや高価だが、実際の釣り場ですぐに取り出せるようになるなら安い買い物だろう。

 

仕掛けメーカーとして知名度の高いヤマシタでは、一昨年から相模湾で釣れ盛ったカタクチイワシを付け餌にしたライトヒラメの仕掛けが魅力的。簡潔に言えば、イワシメバルの仕掛けの幹糸とハリスを太くしたものと考えれば良いと担当者は言う。ただ、開発するまでに約2年の歳月を費やしたとのこと。針の型を伊勢尼にして、サイズを8〜10号に決めている。この仕掛けはすでに大手釣具店では発売中。相模湾にカタクチイワシが供給されるであろう4月頃には今年もライトヒラメの人気が高まると予想している。だが、2月初旬からスタートするイワシメバル釣りにはイワシを確保できる船宿は少ないだろうと考えている。釣りの期間が短いという点では、相模湾のライトヒラメも同様だ。

 

最後に、ボートフィッシングの分野では、今年もカヤックフィッシングが注目を集めていた。中でも足漕ぎのカヤックは人気が高く、逗子海岸にあるマリンBOX100では、予約レンタルができるとか。当日の会場では足漕ぎを実際に体験できるカヤックが展示されていた。来年はもしかすると実際に臨港パーク辺りで体験試乗ができるかもしれない。

 

参考までに、ジャパンフィッシングショー広報事務局によれば、開催3日間の入場者数は4万1758人だったという。この入場者数は昨年の100.6%アップとのこと。3日間とも天気が良かっただけにもう少し盛り上がって欲しいものである。

 




鴨居大室港五郎丸 午前タチウオ釣り

 

2019年の初釣りは何を釣ろうかと考えていたが、昨年暮れに好釣果が続いていたタチウオにしようと釣行の前日に決定した。ただ、冬場のタチウオはいつも以上に気難しいことが気がかりだった。新年は一般的に早くても1月2日から。つまり、新年の乗合船の釣果情報が掴みにくいのだ。結局、晩酌のツマミになる数本が釣れればヨシ、と甘く考えて午前船のある鴨居大室港の五郎丸に行くことにした。一応、前日に電話を入れて出船の確認をしてから予約を入れた。

 

新年早々の好天だけに案の定、2槽出しの盛況だった。私は予約を入れておいた御陰でなんと2号船の右舷大ドモに座れた。年間を通じても乗合船で大ドモが取れるのはめったにないこと。それこそ、地元の常連客ならいざしらず、無節操に色々な船宿に色々な魚を釣りに行っているため、なかなか幸運には恵まれなかったが、今年は新年早々ツイているかも。っと思ったのが運のツキ。アタリ

の少ない喰い渋りの日に遭遇するとは。

 

2号船の乗船客は両舷で14人。片舷で7人だからまずまずの釣り座間隔である。ただ新年初釣りということを考えれば、2隻出しをしてくれた五郎丸さんに敬意を表したい。タチウオ人気は相変わらずかなり高いのだ。冬の深場タチウオは気難しいのは分かっているが、脂の乗り切った炙り刺し身は間違い無しの絶品だ。これを求めて船に乗るタチウオファンも多いことだろう。

 

当日の天候は北風微風で凪。天気は晴れで風は冷たいもののウネリは皆無で絶好の釣り日和となった。出船は予定より5分遅れの7時25分に港を離れた。最初のポイントは走水沖。航程は約30分足らず。魚探で群れを確認した船長が合図を出したのが午前8時2分前。「水深67m。下から15mほど探って下さい」というアナウンスで一斉に仕掛けが投入された。基本的にオモリは80号でPEは2号限定だ。ハリス6〜8号2mの1本針で開始。私は超小型電動リールにマルイカ用30〜60号負荷の1.8mロッドを使用。ところが、このロッドが2投目でロッドホルダーポジションから破損という想定外のトラブルに見舞われた。

 

だが、そんな不慮の事故も考えて最近は予備のタックルを用意することにしている。それがツキを読んでくれた感じだ。というのも、一投目から水深61m前後でアタリが出て、そのまま誘い続けて55m付近で食い込みアタリが出て、運良く掛けることができた。上がって来たのはこの時期らしい良型サイズ、ほぼメーターオーバーの美味しいサイズだった。指幅でいえば4本サイズだ。
 

すぐに3本目と行きたい所だったが、自然界はそんな甘くない。午前9時を過ぎるとアタリが消え失せてエサがまったく齧られない。私はそれでもいつも通りの誘い方で、上へ上へとリールを小分けに巻き上げながら竿のしゃくりを繰り返して2本目をキャッチできた。だが、この時は、仕掛けを指示ダナのほぼ上限まで巻き上げたので海底まで落とす途中に違和感が合って、掛けたというのが正直な話。いわば誘い下げで食ってきたということ。あまりないことだが、高活性の時間帯にはたまに見られる。

 

3本目はもうアタリが出なくて困っていた時間帯だった。指示ダナよりももう少し上まで誘うつもりで48mまで誘い続けたらグググッと強く引っ張られて掛けたのが1m弱の3本目。その前に掛けたのが41mでヒットした全長40cmマサバである。掛けた瞬間はタチウオの感覚そのまま。だが、海面近くで横走りしたのでサバと分かった。血抜きをしてクーラーBOXに収納したのは言うまでもない。その前にイシモチの26cm級を1匹釣り上げて、当然のこと血抜きをして持ち帰った。

 

天気は晴れから快晴に近く穏やかになり北風も収まった。だが、その反面タチウオからのアタリはまったくなくなり、ロッドキーパーにセットして食事をする釣り人増えた。付けたサバ餌が何も齧られずに戻ってくれば、魚が居ないか食い気がゼロと思うしかない。タチウオは気難しい魚だが、この厳寒期は特に変化が激しく、低活性になると手の施し用がない。

 

結局、午前11時40分に無念の沖上がり。船中釣果は0〜3匹だったとか。私は一応3匹は釣ったが、とても3匹で竿頭と言う気持ちにはなれない。悔しいことに翌日5日は一気に活性が高まり復活の釣果。竿頭で18匹という。食い渋りの谷間に釣行してしまったことになる。だが、それも釣り。釣れないからまた釣りに行きたくなる。それでいいのだ。喰い渋り対策を練って再度挑戦してみたくなる。それが冬の深場タチウオの楽しみでもあるのだから。

 

当日左隣に座っていた古川さん(東村山市在住)に話を聞くと「冬のタチウオはもう8年近く続けていますけど、ここまで食い渋りになるのは経験がないですね」と驚いていたのが印象的だった。運と不運が交錯する、気難しい冬のタチウオ釣りも残り僅か。もう一度挑戦してみたくなるのはどうしてなんだろう。

 




小網代港太平丸 マダイとアマダイリレー釣り

 

2018年の最後を飾る納竿釣行は有泉さんの音頭取りで小網代港の太平丸に決定。私は1カ月ほど前に小幡さんからお誘いを受けて速攻で釣行を決定したのは言うまでもない。釣りモノがお正月に相応しい赤い魚のリレー釣りだったからでもある。マダイとアマダイのダブルヘッダーはある意味、安心できる設定といえる。もしマダイがボウズでもアマダイならなんとか1匹は釣れるだろうと考えた。もちろん、30cmオーバーが理想だが、高級ゲストも期待できる。オニカサゴやイトヨリ、ホウボウなどアマダイ釣りならなんとか正月に楽しめそうだと意気揚々と午前6時集合に間に合うように自宅を午前5時少し前にに出発した。

 

この時期、午前6時ではまだ暗い。集合時間が早いのは港の駐車場が混雑しないうちに到着したいからだが、太平丸さんには広い駐車スペースがあり、宿の横の路上でも特に問題はない。荷物を運ぶのに多少面倒なだけ。

 

さて、有泉さんのお知り合いも含めて総勢8人が乗り込んだ。私は冬場なら右舷に陽が当たるはずということで胴の間に釣り座を構えた。とはいえ片舷ずつ4人だから窮屈感はまったくない。あとは電動リールの電源を捕れるか否かが気がかりだったが、結局自前のバッテリーを持参した。

 

当日の天候はほぼ晴れ。風は北西の風が風速3〜4m程度で昼頃には2m程度に弱まる予報だから気にすることはなかったが、西寄りの風に弱い相模湾で釣りを楽しむには一応アネロンのお世話になった。納竿釣行で船酔いだけはしたくなかったからだ。

 

定刻より少しだけ早く港を離れて最初のポイントに向った。ものの20分足らずで到着。たぶん小網代沖の近場からスタートすることに。仕掛けの投入は7時30分頃。水深は65m前後。コマセビシは80号でオキアミを8分目に詰めてハリス分の8mほど沈めてから指示ダナに合わせる感じ。私は一投目からサバ攻撃に遭い、全長40cm弱のマサバをキャッチ。冬場に脂が乗るマサバなら大歓迎だ。だが、なんと2投目もサバが掛かり、ガックリ。しかも今度はゴマサバ。サイズは40cm級だから一応血抜きをしてクーラーBOXへ。最近ではビシアジ釣りに行ってもサバがなかなか釣れないのだ。

 

その間、有泉さんや左舷でも良型のイナダが掛かり、マダイなら結構なサイズかと思ったが、残念ながらイナダが船中数本掛かっただけ。魚体を見る限りこの時期は腹回りがふっくらとメタボ状態になり、食べたら最高の刺し身が堪能できそうな魚体であった。残念ながら私はサバ2匹でイナダには嫌われてしまった。船中マダイは右舷トモの釣り人が20cm前後のチャリコを1匹釣ったのみ。貴重なマダイだが、ちょっと寂しい。

 

11時少し前にアマダイ釣りにリレーすることに。船長は10分ほど走らせてポイントを移動。城ヶ島西沖付近で釣り再開。タックルと仕掛けを素早く交換して、大好きなアマダイ釣りに挑戦。水深は85m前後と深くなったが、マダイ釣りの最後も水深が90m近くと深かったため、驚きはなかった。使うオモリも同じ80号。ただアマダイ釣りにコマセは使用しない。天秤仕掛けにハリス3号2mの2本針でアキアミ2匹で勝負を掛ける釣りである。オモリが着底したら1mほど仕掛けを巻き上げて、上下に誘いを入れる。オキアミが海底付近でフワッと舞い上がる動きでアマダイを誘うのだが、ゲストも多い。定番ゲストはクラカゲトラギスにオキトラギス、これにベラ類が混じる。当日は不思議と美味しいヒメコダイが少なく、ヒメやカナガシラも顔を見せた。小さなオニカサゴも船中数匹混じったようだ。

 

午前10時10分に満潮になり、その後は下げ潮となる。そんな潮が効いてきた昼前頃からイイ感じでアマダイが釣れ始まった。私もその流れに上手く乗り、30cm前後のまずまずサイズをキャッチ。アタリが出てからリールを手巻きで3mほど巻けば、本命かゲストかはおよそ分かる。ただ例外は20cm弱のミニアマダイは半月が難しい。ヒメコダイの引きもアマダイに酷似している。昼過ぎにも有泉さんが30cm級を釣り上げて盛り上がりがピークに。小幡さんも40cm級の良型アマダイを左舷側で釣りあげていた。

 

結局、午後2時に「そろそろ終わりにしましょうか」の合図で納竿となった。私は運良く沖揚がり直前に27cmの白っぽいアカアマダイを釣り上げてジ・エンド。船長が魚体の写真を撮影させて、というと船長は「アレ、これはもしやシロアマダイかな」て言うので自宅に戻って詳しく調べたら残念ながらアカアマダイだった。ただ魚体の色が白味かがっていだけに見分けがつかなかったようだ。

 

港に戻ってお茶菓子を食べながらしばしの反省会。それでも美味しいお土産を各自持ち帰ることができたようだ。2018年の沖釣り

の最後を飾ることはできたが、感動や興奮を共有するまでには行かなかったが、寒いながらも凪の海で魚と戯れることができたことに感謝しつつ、帰路についた。来年も楽しく、美味しい魚との出会いがありますように。

 





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