熱海港海釣り施設 つり場ガイド


正式には平成18年からスタートした熱海港海釣り施設。伊豆半島で唯一の堤防主体の釣り公園である。全長260mで幅は14mと広い。港内側のみの設定だが、初心者でも安心して楽しめる釣り公園は嬉しい。管理棟には、貸し竿など色々なレンタルタックルがあり、釣り指導員もいるので釣りがまったく未経験でも手ぶらで訪れることができる。1日500円の有料駐車場やトイレ、ライフジャケットも無料貸与で至れる尽せりの充実設備がなにより。管理棟にはカップ麺や菓子類、ジュース自販機もあるため家族で訪れても1日のんびりと過ごすことができる。

 

この時期の対象魚は、サビキ釣りなら稚アユや小メジナが中心。毒トゲを持つアイゴの外道も混じるが、水温の上昇とともに多彩な魚種が釣れるようになる。ウキフカセ釣りのベテランはメジナとクロダイを狙っているようだが、「今日はさっぱりアタリがない」という。天気の良い凪の日に限って食い渋りになるというのは珍しくない。4月はまだ海の中は冬。5月GW明けになると、アオリイカやアジが回遊してきて釣り人を喜ばせてくれる。シロギス狙いの投げ釣りファンも増えてくる。


8月の声を聞くと、いよいよ青物が回遊するシーズンだ。カゴ釣りファンがこぞって集まるため週末は混雑が予想される。サバやソウダガツオに混じってイナダやカンパチも釣れるというから期待に胸が膨らむ。コマセを切らさなければ早朝の1時間程度で10本の青物をクーラーボックスに収めることができる。ルアーや弓角でも釣れるようになるから人口が自然と増加するのは仕方ないだろう。地元ベテランは専用のテンヤでマダコを狙う。手釣りで海底を軽く小突く釣り方だが、2kgオーバーの良型が釣れるというから侮れない釣り施設である。


今後は中央に新設された小堤防でも釣りが許可されるとか。釣り場が広がるのはとても嬉しいこと。今年の夏はファミリーで熱海に来て堤防釣りを楽しんでみよう。





江ノ島表磯 つり場ガイド


江ノ島の島内に入ると突き当たりに市営の有料駐車場がある。普通車なら1日680円とリーズナブルだ。その駐車場から最も近い磯釣り場が「表磯」と言われる釣り場。長い道のりを徒歩か有料エスカレーターで行く「裏磯」に比べれば簡単に磯釣りを楽しめるビギナー向けの釣り場といっていい。足場は比較的フラットで高低差がない。別のいい方をすれば、磯が低くウネリや波風に弱いともいえるが、磯釣り専用ブーツなど滑りにくい準備をするだけで容易に磯釣りが楽しめる。


有名な釣り場は釜の口と呼ばれる駐車場から近い場所。テトラ際は水深が深くイシダイの幼魚であるシマダイや良型カサゴなど美味な磯魚が潜んでいる。釣り方は根がかり覚悟のぶっ込み釣りが定番だが、波静かな日なら短竿でヘチ釣りという手もある。


ウキ釣りでは、晩秋から春までメジナが狙い目。クロダイは4月前後と10月前後が高実績だ。ぶっ込みで狙うイシダイは例年5月と10月前後にピークを迎える。幻の魚だけに数はでない。まだ水温の低い春先から人気の高いメジナやウミタナゴは初夏まで期待できる。ウキ釣り以外でもサビキ仕掛けに掛かってくるのがメバルやウミタナゴ。潮に適合した適量のコマセで食い気を誘うことは重要である。ルアーでシーバスを狙う人は少数派だが、エギングでアオリイカを狙う人は少なくない。


もうひとつ先の「水道口」も魅力的なポイントだ。ウキ釣りのクロダイ、メジナの他にイシダイの好ポイントが隠れている。地元イシダイファンと仲良くなることが情報を得る条件ともいえる。秋口から12月上旬まで大物が期待できるという。夏季にはカゴ釣りでイナダやソウダガツオがルアーで釣れることで有名だ。多彩な魚種が釣れるのはそれだけ潮が良く当たるからである。





江ノ島旧岩本楼下の小突堤 つり場ガイド


湘南の江ノ島と言えば有名な観光地として広く知られているが、釣り場としても人気が高い。白灯台堤防や北緑地公園は有料駐車場から近く、トイレも完備されまさにファミリーフィッシングの聖地といってもいいほど。足場の良い場所が多く天気の良い週末ともなれば家族連れやカップル、地元のベテラン釣り師も竿を出す。


だが、今回紹介する島内西側の旧岩本楼下の小突堤は穴場中の穴場だ。特に大物が釣れるという訳ではないが、冬の北東の季節風を避けることができ、波静かな中で釣りができる。しかも人が訪れることが少ないため平日はほとんど貸し切り堤防となることが多い。


海底は砂と泥が大半だが、点々と岩が点在する複雑な地形が特徴。足下の水深が浅いため干潮時間は釣りにならないことが多いものの、上げ潮から満潮時間にはチョイ投げで初夏からシロギス、ハゼ、イシモチが釣れ、晩秋から4月上旬まではマコガレイも釣れる。湘南地区では数少ないカレイの穴場として知る人ぞ知る穴場スポットである。ウキ釣りでは小型だがメバル、ウミタナゴ、小メジナも釣れる。

ただし、降雨後は境川からのゴミが流れ込み、海底に障害物として数日残るため投げ釣りは不利となる。そんな日はルアーシーバスの好漁日となることも。


釣り場へのルートが若干分かりにくいのが唯一の難点。桟橋を渡り切ったら「えのすぱ別館」を右手に見てお土産屋の商店街通りの上り坂を少し上ると、「えじま」という看板が出てくる。その看板を右に入る小道がある。まっすぐ進み階段を下れば小突堤が見えてくる。右側には低い小磯が広がり、干潮時間には潮溜まりで磯遊びも楽しめる。子供連れにも最適な場所といえる。





横浜金沢区幸浦岸壁から福浦岸壁 つり場ガイド


横浜金沢区にある投げ釣り場として人気と実績の高い幸浦岸壁から福浦岸壁は、総称して金沢緑道公園とも呼ばれる。一部テトラ帯もあるが、大半は高さ1m弱の護岸が続く安全性の高い釣り場となっている。投げ釣りが人気だが、季節によってはカゴ釣りでイナダやソウダガツオも釣れるというから魅力的である。実績の高い釣りものとしては、晩秋からは4月頃まで釣れるマコガレイだ。30cmオーバーの良型も期待できるだけに週末ともなるとマイカーで混雑することが多い。嬉しいのはこの地区の路上は祝休日の6時から20時まで駐車可能となっている点だ。堂々と路上駐車ができるとくれば、投げ釣りファンだけでなくても釣りに訪れたくなるもの。


撮影当日は3月上旬の天気の良い日曜日ということもあって実績の高い場所では竿が林立する勢い。ただ釣り人に声をかけても「ウ〜ん、釣れないね」という返事が多かった。それでも幸浦方面では、36cmの良型カレイを釣り上げている人がいた。話しを聞くと「今年は良くないね。数も出ないし、型も特大サイズが出ない」という。この場所は春よりも産卵前の方が良いとか。1月中旬までが勝負らしい。投入距離は大体4色、約100mが目安のようだ。花見ガレイも期待したい所だ。

その他には、「小型のメバルと投げでイシモチぐらい」と釣果を正直に語ってくれる人もいた。メバルは岸壁際のヘチ釣りが効率的でそこそこ釣れるという。この時期はアイナメやウミタナゴも釣れるはず。


これから4月から5月になると、投げ釣りでシロギスが釣れ始まる。水温も徐々に上昇して外道にアナゴが混じり始めると、春の濁り潮の季節到来。こうなると朝夕のマヅメにイシモチがバタバタと釣れることが多い。群れで行動するイシモチは活性の高い群れに当たると10匹前後がものの1時間弱で釣れるから侮れない。


8月も下旬になると、イナダやソウダガツオが回遊してくる。ある程度の遠投は必要だが80m程度投げられればカゴ釣りで3匹程度は釣れるから晩酌のツマミとしては十分な土産になる。注意して欲しいのは余ったコマセは放置せずに必ず海水で洗い流して返ること。釣り場のゴミや清掃問題で「釣り禁止」ということにならないようにお願いしたいものだ。





本牧海釣り施設 つり場ガイド


日本全国の釣り公園の中でも最も人気と実績の高い釣り公園を知っているだろうか。それは横浜本牧にある本牧海釣り施設である。年間延べ入場者数はなんと14万を超すという。参考までに公園内の釣り場構成を書くと、管理棟を抜けて階段を降りるとすぐに「渡り桟橋」があり、突き当たりを右に折れると300mの沖桟橋がある。さらに左右の護岸側にも釣り場が展開され、左右合計600mの護岸がある。


公園内の釣り人収容人数は700人と広い。天気の良い週末になると1m間隔で竿を出すことになる。参考までに潮位差は大潮時に約1.8mにもなる。潮流速は約0.1〜0.3ノット。この数字は一般的な釣り公園と比較すると、かなり速いとのこと。


取材当日は今年初の春一番が吹き荒れて、渡り桟橋と沖桟橋の釣りが禁止され釣り人に撤収勧告がだされたほど。東京湾では南よりの風には強いとはいえ、ここまで強く吹けば釣りがしにくいどころではなく、危険性を感じるほどになる。撤収後は護岸釣り場へ移動する人が多くいた。天気がほぼ晴天だっただけに釣果が芳しくないとなかなか帰りたくないもの。


実際、撤収組の釣り人に「何か釣れましたか」と聞くと、「撤収する直前にコノシロが釣れました」と言ってクーラーボックスの中からすべての魚を出してみせてくれた。すべてイワシ狙いのサビキ仕掛けで釣ったというからサビキ仕掛け恐るべしといった印象を受けた。コノシロの他にはメバル、ウミタナゴ、カタクチイワシ15匹前後であった。因に護岸側の足下水深は約5〜6m。沖桟橋は深く16m前後もあるという。


これから4月に入り陽気が暖かくなると、徐々に水温が上昇し、アジやサバの回遊が始まり、クロダイやスズキの活性も高くなるはずだ。同施設内にはトイレはもちろん手洗い場や軽食(そば、うどん類)売店と釣り餌販売もあり、手ぶらで来た人にも釣りが楽しめる貸し竿もある。至れり尽くせりの「日本一人気の高い」釣り公園といえよう。大人入場料金900円、中学生450円、小学生300円は納得の額だろう。隣接した有料駐車場も1日500円以内と良心的である。






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釣り専門出版社の地球丸から5月下旬かに発売された「関東周辺防波堤釣り場ガイド」は北は茨城県大津港から南は静岡県静浦港まで全53港の釣れる絶好ポイントを網羅しました。港の足下の水深から各ポイントの海底状況はもちろん、駐車場、トイレ、最寄りの釣具店など最新情報を盛り込んで制作しました。巻頭カラーページではアオリイカやイナダ、クロダイなど人気魚種の釣り方解説や仕掛け情報も掲載しました。総ページ数144で本体価格1500円+税です。各港のカコミ記事にはグルメ情報や釣具店情報も入れました。うみつりネットの筆者自身が足で取材した渾身の自信作です。できれば書店で手に取ってご覧下さい。

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海釣り最強バイブル 4 熱釣!根魚塾 (メディアボーイMOOK 海釣り最強バイブル 4)
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カサゴ、アイナメ、メバル、ソイなどの根魚は定着性が強く、移動する距離や範囲は少ないという。そんな根魚のポイント攻略法を徹底的にまとめあげたのが本書。消波ブロックや堤防際の隙間に身を潜める根魚をエサとルアーで根こそぎ釣りまくる戦術を詳細に伝授する渾身の力作である。関東周辺を調べ尽くした永久保存版だ。

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