ジャパンインターナショナルボートショー2019inパシフィコ横浜

 

ジャパンインターナショナルボートショー2019が3月7日〜10日までパシフィコ横浜で開催された。今年のテーマは「海・心満たされる時間‥…」だという。私は毎年取材と撮影に出掛けているのだが、個人的に大好きな海釣り専用の小型ボートを中心に見て歩記を続けている。ショー自体も年々進化していて、ボートの展示艇をみるだけでなく、海ゼミコーナーでは無料で聞けるためになる講義が色々な講師から聞けるのが素晴らしいと感じた。朝11時から夕方4時45分まであり、8日の土曜日にはなんと18時45分まで講義が設定されていた。

 

一例を挙げれば、「海の天気予報はこうして使おう」とか「ボート屋おやじが語るミニボートの遊び方」などの他に「美容クリニック医師が教える日焼け対策」などとても具体的で実用的な講義が多かったようだ。

 

さて、気になる各ミニボートメーカーの展示艇には目を向けてみよう。メインゲートが入るとまず最初に目に入ったのがJOYCRAFT。中でも注目したいのが「ラ ポッシュ」シリーズだ。全長3mクラスで本体重量が20kgを切るという高張力素材のウルトラライト艇である。このシリーズの魅力はなんといっても2馬力エンジンを搭載できる免許不要艇であるという点。もちろん船検も不要だ。3人乗りのラ ポッシュ260は船体価格が19万円。それが同ショー特別価格になると格安、といってもすでにショーは終了しているので残念!

 

2019年新登場のワンダーマグ205も魅力的。全長203cmの2人乗りだが、価格は14万円。超高圧電動ポンプは同時購入で2万円。見逃せないのがJMSというメーカーが作った1.2馬力のエンジンを装着できるという点。2馬力以内だから免許不要で船検も不要ということだから触手が動く人も多いだろう。参考までに船体重量は15kgという軽さだ。

 

アキレスボートも新登場の展示艇があったが、ジョイクラフトと共通している点はとにかく2馬力の免許不要と船検不要がキーワードになっていること。3人乗りと記載されていても実際には釣りに使うとなるとクーラーBOXやタックルBOXなど竿やリール以外にも搭載する荷物が増えることは確かだ。

 

とすれば、最軽量に荷物を減らすこと。と同時に空間スペースを有効に効率的に活用することに限る。その点は、快適装備の備品メーカーであるBMOジャパンのブースに何点か新商品が見受けられた。ロッドホルダーを軽くて丈夫な硬質プラスチックで作った新型ホルダーが6600円とは格安。以前までのステンレス製と比べると半額に近い価格だ。

 

さらに、嬉しいのが簡単に脱着可能なバッカンをベースにしたビク=スカリである。魚が入れ食いの時間に毎回スカリを挙げて口を開いて魚を入れる手間が不要だからこれが有るとないでは大きな違いが出る。いもつながらBMOジャパンの便利装備には痒い所に手が届くという印象が強い。ユーザーからの実際の声を商品に反映されている点は素晴らしい。ベースとなるレールシートを装着すればインフレータブルボートでなくてもおそらく使えるはず。詳しくは同社のHPを検索してみて欲しい。

 

最後に株)ノッツグループのボート事業部が展示していたDIYボート「KNOTS
 11M」というボートが画期的。ユーザー自身が加工、塗装、部品・付属品の取り付けをするDIYボートだ。免許も船検も不要な2馬力ボーとだが、ミニボート最大サイズの3.25m。ただし、重量はFRP単板構造のためか48kg。

 

このボートに装着するのがゼロエミッションの電動船外機SPRIT 1.0ST。1kwリチウムイオンバッテリーを利用する。前進も後退も自由自在。バッテリーの重量は8.8kg。チャージ時間は通常5時間。3〜5時間のクルージングが可能だと言う。ミニボートの船外機もついに電動の時代になりつつあるようだ。
 




金沢八景一之瀬丸 ショートメバル五目釣り

 

今年の2月は酷寒と暖かい日が明確に分割されて、寒暖差が激しい。総体的には暖かい印象を受けるが、陸上と海中では大きく異なる。それは熟知しているつもりだったが、海釣り好きにはどうにも勇み足で出掛けてしまうことが多い。まして、たまに行く船宿から割引のハガキが届くと、期間内に行かなくてはとちょっと焦ってしまう。それが失敗の元になることがある。

 

今回の沖釣りもまさにその好例だ。2月になると東京湾の藻エビを餌にした「エビめばる」が解禁となる。最近は相模湾のイワシメバルの船宿が激減していて、乗合料金も9000円近くになり、二の足を踏んでしまう。少しでも安価に出掛けられる釣りモノを選択してしまうのは貧乏釣り師の悲しい性でもある。

 

今回足を運んだ金沢八景の一之瀬丸では「ショートメバル五目釣り」と設定されていて、乗合料金は7000円。それが1000円匹で楽しめるとなると出掛けたくなってしまう。時間は午前7時出船で沖上がりが午後1時。正味5時間程度だが、嬉しいことにメバルの他にイシモチとカサゴのリレー釣りとなっている。多彩な魚種を釣らせてくれるのだからさらに魅力的に感じる。

 

それに目が眩んで出掛けたのが2月22日の金曜日。前日に電話予約を入れていざ船宿に着くと、「今日はお客さんはあたな一人です。他の2人組からキャンセルが入ったから」と言う。天候は少し北東の風が吹く予報だが、決して悪天候ではない。確かに平日の金曜日だから釣り客が少ないことは覚悟していたが、まさか1名だけの大名釣りになるとは。

 

定刻の7時より10分ほど遅れて桟橋を離れた。平潟湾はベタ凪だったが、外洋に出ると風と潮が冷たい。船長の指示で左舷胴の間からややミヨシ寄りに移動しての釣り座。北風の日は右舷の方が陽が射すのだが、左舷は波飛沫が掛かることが多い。とはいえ、それでも良型のメバルとイシモチがそこそこ釣れればいいだろうと思って我慢したのだが、我慢が貧果に直結するとはその時には予想できなかった。

 

釣り開始は午前7時30分頃。水深25m前後でスタートとなった。船長の指示はこうだ。「オモリを底に着けたらあまり仕掛けを動かさずにアタリを待って下さい。たまに誘う程度で良いですから」という。25号のオモリを着底させて、ジッとアタリを待つのだが、ウンともスンとも穂先は動かない。そのまま潮に仕掛けを任せ切りにすると根がかりすることも多いので要注意。また針の色も重要らしい。船長は銀針は使わない方がいいという。目の良いメバルに警戒心を与えるようだ。

 

時々コツ、とアタリが出ても食い込まない。というより、柔軟なメバル専用竿に振動が伝わらない。結局、1時間以上何も釣れないので船長はや大きく移動を決断。その後やっと釣れたのがミニサイズのカサゴが2匹。リリースをしても次のアタリも12cm足らずの赤ちゃんメバル1匹。これは厳しいと思って船長に「水温は何度ありますか」と聞くと「低いね。10度を切っているから」と厳しい返答に愕然。年間で最も水温が低い日に遭遇してしまったようだ。ゲストのカサゴも最大で17cm程度。小型2匹をクーラーへ。

 

藻エビが底をついた午前11時頃に「イシモチに切り替えようか」と無念のリレー釣りへ。五目釣りだからそれで良いのだが、本命のメバルがミニサイズ1匹とは。これがこの時期の食い渋りの現実だ。たぶん水温だけでなく潮もまだ澄んでいて警戒心の強い日中のメバルが敬遠したのだろう。

 

イシモチ釣りは船長も竿を出して応戦。速攻で2匹を釣り上げると私のメバル竿にも食ってきた。ガクガクガク、グングンと強く穂先が突っ込んだ所でゆっくりとリールを巻くと針掛かりしたようで気持ちよく曲がる竿に満足感を覚えつつ、やっと気持ちの良い春イシモチを釣り上げてひと安心。型は30cm弱の中型だが、充分刺し身で食べられるサイズにニンマリ。

 

その後も忘れた頃に竿先が強烈に突っ込むイシモチ特有の引き味を堪能しながら5匹を釣り上げた所で、ジ・エンド。午後1時直前の沖上がりに。船長が釣った3匹のイシモチを頂戴して、船を降りた。潮が濁り始める3月下旬まで待てば、もう少しは釣れたはず。ハガキに書かれた割引期限が3月末だっただけに悔やまれる。まぁ、コレも釣りである。

 

メバルとカサゴは煮付けにして食したが、春を感じる、どこか微笑ましい味に悔しさを禁じ得なかった。久しぶりの冬のイシモチは湯引きの刺し身で食べたのだか、コレは素晴らしい絶品。皮と身の間の脂身が最高に旨い。熱湯に掛けた身肉を速攻で氷水に付けて、すぐに布巾で水気を拭ってから食べて欲しい。夏季のイシモチとは雲泥の差を感じることができるからだ。

 

春告魚、メバルの再釣戦をどうするか。3月中にリベンジするかどうかは天候次第。春を告げる濁り潮に早く変わってくれることを願うばかりだ。

 



腰越港 釣り場ガイド

 

約10年ほど前に港を大幅ニリューアルして完成した腰越港。以前の面影は一部にはあるものの外海側の外壁はおよそ2m以上と高くなり、釣りは不可能となっている。基本的に釣り場は港内だけと思って間違いないだろう。この港では一部を除いて釣り禁止エリアがほとんどないのが嬉しい。

 

腰越港は正門のゲートが朝5時前後に開き、クルマで入れるのだが1日500円の有料。湘南エリアとしては安い。1日置いて駐車しても500円で、この額は平日も週末も同じだ。時間制の高額駐車場に停めるならここに置いて江ノ島まで歩いて観光するというのもアリだろう。普段運動不足の人には最適ともいえる。

 

さて、釣り場紹介だが、江ノ島に近い最も西側の長い堤防の先端は魅力的な釣り場となっている。それは広いスペースが確保されていて2つのベンチまで設置されている。先端は円形状に湾曲していて、江ノ島方向に向けてチョイ投げをすると5月頃からシロギスやメゴチがボツポツと釣れる。ただし、30〜40m付近に沈み根があり、仕掛けを引っ掛けてロストすることが多いので要注意だ。それでも根廻りに仕掛けがうまく入ると昔釣れた貴重なアイナメが釣れるかも。仕掛けとオモリは多めに持参しよう。

 

足下の水深が浅い所で3m、深いところで4m前後ある。海底は基本的に砂地帯が広がるが、転々と海藻が繁茂する箇所もある。ヘチ狙いでカサゴやソイも釣れるが、港内側の方が釣れる。潮が当たり流れがきつい場所は居着かないようだ。ウキ釣りなら寒いこの時期でもウミタナゴや小型メバルが顔を出すことが多い。アミコマセは必携だが、絶対にゴミを出さないこと。持ち帰りが常識。もちろん、垂らしたコマセも水バケツで洗い流してから帰ろう。

 

港内入口から左側に進むと釣船の係留エリアが一番奥にある。ここが一番船が数多く係留されている。船を繋ぐローブにも注意が必要だが、基本的に釣船が沖に出て行ってからの釣り場となる。係留ロープが沈んでいることを考慮して、底狙いの釣りは避けた方が良い。仕掛けがロープに絡むからだ。ルアーをキャストするのも控えたい場所だ。くれぐれも漁業関係者とのトラブルはないようにお願いしたい。

 

その奥の岸壁先端は深く、潮通しが良い。水深も5m弱ある。ウキ釣りでクロダイをダンゴ釣法で狙ってみたい場所だ。ただし釣り座が狭いため入釣できるのは一人だけ。階段上は立入禁止なので要注意。堤防先端にはテトラポットが入り、カサゴなど根魚が釣れそうだが転落防止柵が設置され、乗り越えは危険。絶対にテトラ帯に昇らないこと。

 

港内には小さいながら公衆トイレがある。目印は公衆電話BOXのすぐ脇。トイケマークがあるのですぐに分かる。ただし清潔感はあまりないので男性利用客が中心のようだ。このトイレを出て斜め左手側に港内の岸壁がある。飯岡丸が帰港した際に釣船客を下船させる着岸のための岸壁になっているようだ。海面までの距離があまり高くなく、サビキ釣りやチョイ投げを子供連れで楽しむには最適な場所だ。普段は係留船は少ないので早朝にここに船が係留されていなければ、釣船が全部で払うまでここで竿を出して時間を過ごしてから、係留船エリアに移動するという手もある。

 

ザックリと、腰越港の釣り場を見てきたが、注意点がひとつある。それは港内に浚渫工事の台船が接岸していたこと。期間は3月15日までと看板に書かれていたが、どの箇所で工事が実施されるかは分からない。撮影当日は港内の立入禁止堤防に止まっていたが工事自体は行われていなかった。多少工事期間が長くなっても世間が春休みとなる頃には終了していることだろう。砂泥が堆積してしまっている場所を深く掘る工事だが、泥をかきあげて濁りが入るとその翌日にクロダイが良く釣れるという話は聞いたことがある。春の乗っ込みも近い。楽しみではある。

 




鴨居大室港五郎丸 午前タチウオ釣り

 

最高気温が13度になるという前夜の天気予報を信じて出掛けのは鴨居大室港の五郎丸。1月4日の初釣りでタチウオが無念の3本釣果がどうにも納得できずにリベンジ釣行を計画していた。しかも、今回は同宿のスタンプカードがすべて埋まったため乗船料無料で予約を入れた。1月23日は水曜日。3月上旬の陽気という天気晴朗は見事に当たってくれたのだが、期待の釣果は一桁で終わってしまった。苦労した結果だけに一応満足できるのだが、まだまだ未熟であることを思い知らされた釣行であった。だが、唯一会得した独特な釣法が自分にとっても貴重な体験になった。その具体的な体験は後述しよう。

 

好天に恵まれた平日とはいえ、午前タチウオ船はなんと両舷で14人と大盛況だ。私の釣り座は左舷のトモから3番目。北風の冬期は絶対に右舷が陽が当たり暖かいのだが、予約の際に釣り座の指定をしなかったのが最大のミス。朝から穏やかな日和だったため運良く酷寒の厳しさはなかった。

 

午前7時25分、港を定刻より5分ほど遅れて出船。最初のポイントは前日と同じ横須賀沖。横須賀と言っても広い。具体的には猿島沖である。いつもの観音崎や走水沖を通り越して約25分で到着。水深53m前後で釣り開始となった。船長の指示ダナは「底から15m」というもの。

 

釣り方は簡単だ。オモリ80号が着底したらリールを3分の1回転程度巻いて少しずつ上へとシャクリ続けるスタイル。付け餌のサバ短冊が少しずつ上へ移動していく様を演出すれば良い。ただシャクル間のポウズを一瞬入れてタチウオの食い付く間を与えること。活性が高ければ食い付かせる一瞬の間は短くても良い。低活性の場合は、シャクル速度を遅くしつつポウズの時間を長く取ればいい。

 

ところが、当日は高活性とは逆に喰いつきが悪い感触で、アタリが出てもアワセのタイミングが取れない。つまり、掛け合わせるググッという強い引き込みが少ないのだ。こうなると、一瞬のククという軽い噛み合わせがきてもその後の強い食い込みが皆無となり、餌を上まで追い掛けてこない。食い込みがないままアワセを入れると掛けられないことが多く、焦らされる感覚が続く。掛けられないといういつもの悔しい思いが何度も続く。難しいタチウオとの神経戦が止めどなく流れていく。

 

こうした食い渋りのタチウオに対処していたのが左隣の金野さん(町田市在住)だ。しゃくる幅とスピードをごくゆっくりとして、途中に長い間を持たせつつ、静かに誘いを入れている。手慣れた釣り方で見事に掛け合わせているから素晴らしい。船中で食い渋りの中、金野さんだけがポツリポツリと取り込んでいる。

 

一方、右隣のMさん(町田市)は短く鋭いシャクリでアップテンポ。ルアーでいえばワンピッチのショートジャークを常に続けている。最初はなかなか掛けられていなかったようだが、1時間後には勢い良く食い込ませて立て続けに良型を釣り上げていた。左右の釣り人の誘い方があまりに対照的なので私は戸惑い、なかなか釣れなかった。オモリ80号を50m底から短いシャクリと早い誘いで竿をシャクルと左肘が痛みだす。

 

それでもMさんは常に短く鋭いシャクリを続けて、数を稼いでいる。すると左の金野さんは「置竿でも掛かるよ。アタリも出るから」と安直釣法で実際に釣り上げているではないか。私も金野さんの真似をしてみた。するとアタリの出る水深、約42m前後でグングン、ガツガツと穂先が揺れて、即座にロッドホルダーから竿を持ってアワセるとゴンゴンと強い突っ込みがきてはり掛かり。これは驚きだ。苦労して仕掛けをシャクらなくても釣れるではないか。

 

その後、私は金野さんの置竿釣法を真似てなんと4本も追釣できた。ただ途中でアタリの出る水深の2〜3m程度下から餌をアピールする意味で小刻みにシャクりながら喰いダナの42m前後に合せてから置竿にする。すると、穂先に不自然で微妙なアタリが出ることがある。その一瞬に神経を集中させて掛け合わせるという釣法が午前10時過ぎ頃からタチウオにはピッタリの誘い方ができた。これは今までのタチウオの釣り方としては画期的といえる。

 

金野さんは当日の竿頭で15匹、右手のMさんも11匹。で、私はというとなんとか6匹まで数を延ばせたが、アタリの数がポツポツと出ていた時間帯に掛けられなかったため、本数は少ないままに終わってしまった。初釣りの3本のときはすべて自分の誘い方で掛けて合せて釣り上げた満足感があった。当日は半分以上が置竿釣法を利用して食わせた6本。そのうちしゃくり続けて掛けたのが2本だけ。釣果の数ではなく、自分のシャクリで掛け合わせて釣った満足感という点では、初釣りの3本の方がなぜか満足感があった。

 

船中釣果は4〜15本。前日の竿頭が28本だったことを考えると、当日も渋い日に当たってしまったようだ。だが、1本の平均サイズが大きく、80〜90cmがアベレージサイズだから食味という点では最高。脂の乗りまくった刺し身や塩焼きを3日間に渡って食べることができた。炙りの刺し身は釣り人の特権と言っても良いだろう。参考までに右隣のMさんは途中からハリス長を1.5mに短くて、短く鋭いしゃくりを続けて11本を釣っていたことを明記して筆を置くことにする。タチウオ釣りの奥義は釣り人の数だけあるのかもしれない。

 




ジャパンフィッシングショー2019 in YOKOHAMA

 

1月18日〜20日、パシフィコ横浜で開催されたジャパンフィッシングショーに出掛けてきた。今年の新商品をジックリと見て歩きの取材である。興味関心のある新商品がどれだけあるのか、主力メーカーを中心に各ブースを回ってきた。毎年開催される同ショーでは、初日のプレスデーに行くのだが、午前中のスタートが出遅れてしまい、みなとみらい駅から徒歩で数分のパシフィコ横浜に到着したのが午後12時を回っていた。午後1時からは業界関係者や一般客も入場するため、混雑が予想された。

 

そこで足早にシマノ、ダイワ、がまかつ等の主力メーカーの新商品をビデオ撮影を優先した。話を聞いたのは各ブースの担当者が中心だったが、中には「今年の新商品は特にないんですよ」というがまかつが印象的だ。それでも対応してくれた三石忍さんと思しき女性に積極的なアプローチを受け、昨年開発して発売したロッドを持って竿先を曲げてもらったのだが、それが驚異的な円弧を描き、脇に抱えた竿尻を思わず下向きに下げたくなるほどの曲がり方に感動を覚えたほど。新製品が今年なくても昨年のシーファングを売り続けるだけで充分だろうと考えさせられた。売れて在庫が足りないという嬉しい悲鳴もあるとか。ヒラメ、タチウオは特にその傾向が強いという。完成度の高いロッドが売れている「余裕」を感じたのは私だけではないだろう。

 

シマノでは、人気のリールを見てきた。新商品の目玉はセルテートの2500番、3000番、4000番だという。特徴を担当者に聞くと「アルミダイキャストをボディに採用することで、軽量化と剛性を格段に向上させました。剛性という点ではステラよりも上だと確信しています」と自信たっぷり。発売は4月頃というから今から楽しみである。

 

ダイワも電動リールに新しい仲間が加わった。プレイズ600だ。担当者の話では、これまで道糸がPE2号200mしか巻けなかったため、少しボリュームを持たせたプレイズ600を発売して2号300mまで巻けるようにしましたという。最近の多彩な機能もフル搭載のようだが、個人的には使いこなせる釣り人がどれだけいるのか疑問感じるほどの多機能ぶりだ。ブースの担当者も「最近はこのショーでお客さまから各機能の具体的な使い方を聞かれるんですよ。取説もかなり分厚くなっているので読み込まれる人も少ないのかもしれません」と苦笑いする場面も。

 

さて、アイデア商品という点では第一精工のマルチパーツケースが注目。決して画期的というほどではないが、誰もが使ったことのあるサルカンやガン玉などを収納する円形の細かい部品入れケース。取り出しにくいことが多く、指で簡単に取り出しやすくするために底部分の端にR形状をつけた。これだけでとても取り出し易くなっている。気付いているメーカーもあるのだろうが、ちょっとしたひと工夫でこんなに使い易くなる商品もあるのだ。価格は350円とやや高価だが、実際の釣り場ですぐに取り出せるようになるなら安い買い物だろう。

 

仕掛けメーカーとして知名度の高いヤマシタでは、一昨年から相模湾で釣れ盛ったカタクチイワシを付け餌にしたライトヒラメの仕掛けが魅力的。簡潔に言えば、イワシメバルの仕掛けの幹糸とハリスを太くしたものと考えれば良いと担当者は言う。ただ、開発するまでに約2年の歳月を費やしたとのこと。針の型を伊勢尼にして、サイズを8〜10号に決めている。この仕掛けはすでに大手釣具店では発売中。相模湾にカタクチイワシが供給されるであろう4月頃には今年もライトヒラメの人気が高まると予想している。だが、2月初旬からスタートするイワシメバル釣りにはイワシを確保できる船宿は少ないだろうと考えている。釣りの期間が短いという点では、相模湾のライトヒラメも同様だ。

 

最後に、ボートフィッシングの分野では、今年もカヤックフィッシングが注目を集めていた。中でも足漕ぎのカヤックは人気が高く、逗子海岸にあるマリンBOX100では、予約レンタルができるとか。当日の会場では足漕ぎを実際に体験できるカヤックが展示されていた。来年はもしかすると実際に臨港パーク辺りで体験試乗ができるかもしれない。

 

参考までに、ジャパンフィッシングショー広報事務局によれば、開催3日間の入場者数は4万1758人だったという。この入場者数は昨年の100.6%アップとのこと。3日間とも天気が良かっただけにもう少し盛り上がって欲しいものである。

 





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