鴨居大室港 午前ビシアジ釣り

 

今年の2月上旬に約40年ぶりに再開できた大学釣り部OBの後輩、齋藤哲さんと4月19日金曜日に鴨居大室港の五郎丸で午前ビシアジ釣りに出掛けた。齋藤さんはビシアジ釣りはまだ2回目。彼は以前にタチウオ狙いで訪れたが、3本しか釣れなかったので悔しくて午後のアジ釣りにも挑戦したとか。五郎丸では現在、午前便がタチウオとビシアジ、午後便はアジのみとなっている。

 

さて、当日の天候は曇りがちながら晴れものぞきまずまずの釣り日和だったのだが、南西風がやや強めに吹いていて、想定外のウネリが湾口から入り込み不穏な空気が流れていた。定刻の午前7時30分に港を離れて向ったのが鴨居沖の水深36m前後。浅いためか齋藤さんは自前の手巻きの両軸リールにインナーロッド2.7m前後の組み合せ。手返しで数を欲張らずにジックリとアジ釣りを楽しみたいとか。130号のビシを使うビシアジ釣りでは疲れると思い、私の予備の電動リールセットを持参したのだが、最後まで手巻きリールで通したのはある意味立派である。

 

釣り開始からアタリがなかなか訪れず、コマセの詰め替えの繰り返しで約40分が過ぎた頃、やっと弱々しいアタリが出始めて、手の平サイズのアジがポツポツと釣れ出した。アジには違いないのだが、魚に元気がない。確かに型は小さいが、もっと明確なクククッというアジらしい引きが欲しかった。

 

それでも、連続でアタリが出るようになり、徐々に2本針にダブルで掛かるようになり気持ちはいい。釣れている時に数を延ばそうとアタリが出てから数秒間待ってから、リールをゆっくりと手巻きで5mほど巻いてきて、その後に電動のスイッチを入れる。すると、期待通りに中羽と呼ばれる食べて美味しそうなアジが連続で釣れてくる。これこそがビシアジ釣りの醍醐味である。

 

だが、数は延びるが型に不満が出る。釣り人とは欲張りな人種だ。アタリのない時間帯は「魚がいないのでは」と思いつつも、コマセを詰め替えては130号のビシを沈めて、底から2m巻き上げてから1回目のコマセを振り、残り1mを巻き上げて3mでアタリを待つと、数秒後にククク、と来るアジからの心地良い感触。これで何か不満があるのか、と言われれば「ないよりは楽しい」ということになる。私もダブルで釣ると、左隣の齋藤さんも負けじとダブルで数回、連続で釣り上げて嬉しそう。

 

船長は船中で数釣りが楽しめとことを確認すると、午前9時45分頃には移動を告げた。釣れているけど移動するというのは間違いなく型狙いのポイントに移動するということ。走ること10分程度で水深40m前後に船を停めた。エンジン流しだから決してアンカーをいれることはない。潮の流れが速く感じる場所だったが、タナを取り直している最中にすでにアジからの強いアタリが出始めた。今度のアタリはさきほどまでは違う。重量感のある強いアタリと巻き上げ途中に感じる元気な動きが、まるで違う魚を釣っている感じだ。

 

私は良型を意識して慎重に抜き上げようと、ハリスの下の方を腕を延ばして船内に抜き上げようとした瞬間、船縁で口切れとなり、目測30cm級をバラしてしまった。そのショックもあったのだが、南西風に寄るウネリが寝不足の体に船酔いの気分を容赦なく、叩き込んできた。耐えられる範囲内だったが、少し横になる時間をもらうことで終盤に釣果を挽回しようと考えた。

 

午前10時45分を過ぎると少しだけ体調が回復したので再びコマセを詰めてビシ着底後に3m底上げでアタリを待つ。すると130号のビシを感じさせない強いアタリがすぐに訪れるではないか。少しだけ追い食いを待ってから3mほど手巻きで巻いてその後に電動スイッチをオン。すると、グイン、グインと突っ込む快感の引き込みがある。これこそが、良型アジの釣りだ。海面に浮いた姿は目測で30cm級がダブルである。針掛かりを確認しつつ、エイヤっと抜き上げて船内に取り込む。その瞬間がビシアジ釣りの醍醐味の頂点だろう。

 

もちろん、右隣に座った横浜市の寺田さんのようにタモで掬うのも悪くない。せっかくの良型ブランドアジを抜きあげ直前でバラしてはもったいない。私はアジの上顎にがっちりと掛けて気持ち良く抜き上げることがこの釣りの醍醐味だと感じているのだ。バレる魚はどうしてもバレる。針の掛かりどころが悪ければ巻き上げ途中でも針外れとなるからだ。それで数が釣れなければ自分の腕がまだまだ、と感じて修行を続ける。アジと釣り人との終わりなき戦いがそこにはある。

 

船長から「残り10分で揚がります」という合図。時計の針はすでに午前11時30分近くになっていた。五郎丸の午後船は午後1時出船だから、午前船の実釣時間は案外長い。しかも今の時期は港から近い鴨居沖だから最後まで頑張れば、少し船酔いをした私でも22匹も釣れた。因にビシアジ釣り2回目という齋藤さんはなんと良型を数多く釣り上げて28匹。右隣の寺田さんは37匹。船中トップは59匹とのこと。上には上の人がいるのだ。誰でも簡単に釣れるビシアジ釣りだが、数を釣るとなれば熟練の技の違いが明確に出る釣りでもある。奥が深いのである。

 

なお、五郎丸では、HPのサービスページをデジカメかスマホで撮影してその画面を受け付け時に提示するだけで500円値引きになる。駐車場は平日、土日も無料だ。ただし、ロッドキーパーや貸しビシは有料となるので念のため。帰港後の追加氷は100円と良心的。水深40m前後で釣れている今、強引な30cmオーバーを目指して釣りに行って欲しい。味覚に関しては何をか言わんや、だ。

 




金沢八景弁天屋 タチウオ釣り

 

タチウオ釣りは面白い。でもとっても難しい。だからここ数年の間に人気が急上昇して、ほぼ周年乗合船を出す船宿が増えている。数が釣れなくても釣り客がいれば続ける傾向にあるようだ。4月6日の土曜日に久しぶりに釣り部後輩の栗原君と一緒に金沢八景の弁天屋のタチウオ乗合船に乗り込んだ。彼は2019年の初釣りということで期待が膨らむ。手持ちの電動リールにPE2号200mを巻いてあるモノがないということで私の予備リールを貸すことでなんとか成立したのだが、釣果は厳しい結果になってしまった。

 

午前7時15分、船は桟橋を離れてゆっくりと平潟湾を走り出した。鉄板のA級ポイントである観音崎沖ではなく、約40分近くかけて到着したのがなんと本牧沖の水深45mで釣り開始。だが、ほぼ2投しただけでポイント移動となった。結局、30分近くかけて辿り着いたのが観音崎沖から少し千葉寄りのいわゆる本船航路付近。水深は70m前後で再開となった。

 

前日までの南西強風でタチウオの群れの活性が気になったが、右舷トモに座った松永さん(中野区在住)は静かな釣り方でシャクリをほとんど入れない静の釣り方でポツリポツリと掛けて釣り上げている。立て続けて2本の良型タチウオを釣り上げているので、どうしても気になる。仕掛けとかに何か工夫があるのでは、と思い聞いてみると「派手な光りモノは外してシンプルにしてます。ハリス6号の2mです」と教えて頂いた。

 

誘い方を見ていると、ゆっくりと静かにリールを巻いているだけ。シャクリは皆無に感じた。正確には見えていなかったが、もしかすると電動リールのデッドスローで巻いていたかもしれない。それでも、3本目もスンナリと掛け合わせて良型を抜き挙げているではないか。これは難しい日に遭遇したかもしれないと不安感が走った。唯一、天候だけは晴れて穏やかだ。

 

私の竿にも確かにアタリは出るのだが、掛け合わせることができない微弱な引き込みだけしか訪れない。そのままゆっくりしたシャクリを3mほど続けてもなかなか食い込みまでの強い引きがないまま、餌のサバ短冊の垂らし部分だけが齧られてボロボロに。それなら垂らし部分を削除して短い短冊で対応したら、やっと訪れたググという強い引き込みで釣れたのが、なんと細くて短い指3本クラス。春の時期には大小混じるとは聞いていたが、このサイズは悲しい。写真撮影を諦めて、良型に期待を込めて、再度水深58m前後でネチネチと誘い続けた。すると、水深53m前後でグイグイっと強く突っ込んだのでエイっと強く竿を煽って掛けた瞬間に快感の強引が訪れた。口回りが硬いタチウオには必ず追い合わせをするのが筆者の習慣。2度3度と竿を強く煽って速攻で電動リールのスイッチをフルスロットルに。

 

ところが、巻き上げ途中でなんと痛恨のバラシ。もしかして針を飲み込まれてハリス切れか、と思ったが仕掛けを回収してみるとボロボロになった餌を確認。針外れということだ。これは典型的な喰い渋りの特徴。追い合わせを2回も入れて針外れは過去に経験がない。海面でハリスが緩んだときに外れてバレることはあったが、あそこまでグイグイと引っ張っても外れるのはどうしてだろう。難しい魚である。

 

その後、念願のメーター級(実測で101cm)が釣れたのでホッとひと安心したのだが、肝心の栗原君に待望の1本がなかなか訪れない。彼は初釣りだけになんとかボウズは回避させてあげたいのだが、コレばかりは竿を握っている彼の根気と情熱に委ねるしかない。昼前の午前11時45分頃に潮が変わる時間帯。その頃には船長もポイントを点々と探りつつ移動を繰り返す。アタリがないのだ。そんな時間帯に栗原君は空腹を満たすためにパンを齧り出した。当然、竿は置竿だ。それが良かったのか、竿先にアタリが出た。速攻でアワセを入れると掛かった。強烈な突っ込みで無事に良型のタチウオを取り込むことができた。良かった、ボウズを逃れたからだ。

 

その後、船長は走水沖、猿島沖、横須賀沖とタチウオの群れを探してクルージングを続けたのだが、結局午後2時30分頃に「群れが確認できないのでここで終了とします」と無念の沖揚がりに。船中の釣果はトップが10本で次頭が7本、右舷トモの松永さんは5本だった。因にバラシ2回の私の釣果は2本、栗原君は1本だった。それでも、大半が良型なので1本でもお土産としては満足できる。確かにアタリが少ない中、確実に掛け合わせて取り込める数は少ない。この時期のタチウオ釣りはまさに「ムズオモシロイ」釣りと言い切れる。弁天屋では4月17日で終了し、マゴチに切り替える予定とのこと。

 

参考までに、弁天屋では土日でも60歳以上のシニア割引を利用すると7220円で1日楽しめる。これは有り難い。ただし駐車場代は別途500円かかる。

 




金田湾浜千鳥 ボートカレイ釣り

 

なぜかボート釣りにこだわりたい魚がいる。マコガレイである。決して難しい釣りではないが、東京湾での魚影もここ数年でかなり減っているという。だから釣った時の感激は大きい。釣れれば大半が全長40cmオーバーとも言われる金田湾のマコガレイ。今回は大学釣り部の数年後輩である齋藤さんと渡辺さんを誘って浜千鳥ボート店に出向いたのは3月27日の水曜日。3人のため2隻に分かれて、私は一人で乗り込み、齋藤さんと渡辺さんは一緒に乗り込んだ。午前7時頃に曳航サービスでカレイの好ポイント、ボッケ根付近まで連れて行ってもらった。6隻同時の曳航はなかなか壮観である。

 

当日の天候は朝のうちは北寄りの微風で凪だが、昼前から南西風が強まる予報だ。金田湾では南寄りの風には強いというが、風速8m以上も吹けばボート釣りは危険を伴う。それを承知の上で、念願のマコガレイを果敢に狙ったのだが。最初のポイントはイワシの円形イケスから目測で100m以上離れた場所。水深は11m。小型スピニングリールに振出式パックロッド1.8m前後を2本で楽しむ予定でいたのだが、そのうちの1本が故障で1本に。

 

釣り開始は7時40分頃から。当日の潮回りは中潮の最終日。午前7時47分が満潮だ。ということは潮止まりから約2時間が食い気が高まるのがカレイの習性と言われている。潮変わりから前後2時間はあまりポイントを移動しないのがカレイ釣りの定説となっている。つまり、午前10時まではココゾと決めた場所で粘るのが良い。とはいえ、たまにフグの猛攻に遭えばポイント移動も致し方ない。

 

さて、前述の1本竿ではあまりに効率が悪い。そこで両軸リールに万能ロッドをセットした1本を出した。スビニングではないので基本ボート直下狙いである。そこで残りの1本も両軸リールに1.8mの柔軟な万能ロッドをどう使うか。迷ったあげく、カレイではなく、道中の「活きエサの徳丸」で購入した銀バク=養殖ウグイを泳がせてヒラメを狙ってみた。1匹140円を5匹買ってみた。イワシよりも丈夫で海水でも長時間棲息できると聞いたからだ。カタクチイワシは浜千鳥では20匹1300円という価格。1匹当たりの値段は安いが、弱るのが早いため、試しに銀パクでの泳がせ釣りに初挑戦してみた。

 

結局、この作戦がまんまと成功したのだ。泳がせ仕掛けは市販のハヤブサ製「瞬貫ヒラメ」。カタクチイワシ用の2本針だ。ハリス5号に幹糸が8号。全長2mだから狭いボート釣りにも最適。ハリス長は上針が40cm、下針は60cmと長い。捨て糸部分は4号40cm。この下針だけに銀パクを1匹下あごから上顎に刺し抜いて泳がせた。

 

30分ほど経ってから元気に泳いでいるかどうかを確認するために一度仕掛けを巻き上げてみた。するとまったく問題なく活発に泳いでいたので、安心してそのままゆっくりと落としてから底上げ80cmほどでアタリを待っていたら、突然竿尻が浮いたと思ったら次の瞬間に竿が海中に引きずり込まれそうになった。慌てて竿を手にすると一気にリールから道糸が滑り出して、慌てた。強烈な突っ込みといより必死に竿とリールを手で押さえたと言った方が正確だろう。ドラグが少し緩かったこともあったが、少しずつ弱り始めてから慎重にドラグを少しだけ締め気味にして巻き始めた。

 

それでも2度、3度と道糸が引き出され、「これはサメでもかかったかな」と内心不安はあった。ガッカリすることも想定して巻き上げてみると、海中に姿が見えたのが茶色の魚体ではないか。まさかカレイが釣れるはずがない。銀パクは食わない。タモ取りで2回ほどミスったもののなんとか取り込めてホッと胸を撫で下ろした。近くにいた齋藤さんチームのボートへ「ヒラメ、獲ったぞ」と叫びんでいた。

 

この時間が9時少し前。8時45分頃だった。まだ南西風は吹いていなかったが、もう少しだけカレイに固執してみた。結局午前10時にはアンカーを挙げて、ヒラメ狙いの流し釣りにトライ。上手くすれば2匹目のヒラメが釣れるかも、と甘い期待で2回ほどノーアンカーの流し釣りを続けたが、ボート店主が近づいてきて「風が強まるからもっと岸寄りに漕ぎ戻って」と指示通りに流し釣りを諦めた。案の定、天気予報通りに徐々に南西風が強まり、結局午前11時45分には危険を察知して強制終了に。帰りは逆風に向けて漕いだため約25分ほど掛かって岸に辿り着いた。参考までに当日の水深11m下の海水温は14度だった。今回も念願のマコガレイはその姿を見せてくれなかった。

 

今年初のボート釣りで初めてヒラメ狙いの銀パクを使った泳がせ釣りに挑戦して、運良く全長53cm、1.45kgのヒラメを釣ることができた。残念ながら当日一緒にボート釣りを楽しんだ齋藤さんは良型のカワハギとショウサイフグをクーラーBOXに収めていた。一報、渡辺さんはマアナゴとメゴチをお持ち帰りに。ボート釣りはのんびりできる反面、天候の急変や不測の事態に対処する知識と判断力は不可欠だ。危険を感じる前に帰港する勇気を持つことも大切である。

 

ヒラメは1晩寝かせてから数日にわたって刺し身で食したが、旨味成分が放出してくる2日目以降も旨かった。普段は飲まない日本酒にピッタリ。また頭とアラは潮汁で食したが、これも絶品。特に刺し身で皮を引いた部分をそのまま入れてみるとコレも最高だった。カレイ釣りがヒラメ釣りに変わってしまったことはボート釣りでは、めったにないが、泳がせ釣りの醍醐味を満喫できた日となった。

 

参考データとして、浜千鳥ボート店では、平日のボート料金は一人乗りで3600円、二人乗りで4100円。駐車場は無料。氷代はバラ氷一袋で100円。土日祝は別料金となる。

 




腰越港池田丸 ライトヒラメ五目釣り

 

これまでヒラメ釣りに行くのは魚影の濃い銚子付近まで遠路はるばる出掛けていた。それは千葉市在住の釣り仲間がいるからだが、最近は往復の交通費や前泊を余儀なくされるため1泊2日の釣行計画が不可欠だった。体力的、経済的な負担を考えると結構格差があるが、その分、釣れるヒラメのサイズが違う。今回の地元湘南エリアと比較する雲泥の差があることは言うまでもない。数釣りも銚子なら可能だ。

 

だが、今回出掛けた腰越港の池田丸では、使用するオモリが25〜30号という軽さにビックリ。道糸PEは2号程度だが、とにかく、ライト泳がせ釣りとはいえ狙う魚はヒラメが中心。混じりはマゴチ、ホウボウ、カサゴ、メバルなど。餌は生きたカタクチイワシである。しかも、使う竿がエビメバル専用竿だから掛かった時に強引には感動的な感触がある。オモリ負荷10〜30号の柔軟なイナターロッドが満月のように湾曲するシーンを目にすると、釣った感が半端ないのだ。

 

出掛けたのは3月20日の水曜日。天日の天気予報で最高気温が19度近くまで上昇するということで風も北風3m程度。北風ならウネリはほとんどないはず。確かに出船の午前6時30分(定刻は7時)から2時間は船上は寒かったが、朝陽に照らされる右舷側は多少は暖かい。驚いたのは受け付けで「今日はお客さん一人だけだから頑張って大きいのを釣って下さいね」と笑顔で送り出されたこと。2月下旬の一之瀬丸同様、独り占めの大名釣りとなってしまった。ネット予約の釣割の前日割を利用すれば8000円の乗船料金。通常より2000〜3000円の割引だからお得ではあるが、他の釣り人の撮影ができない不安がよぎる。自分で釣るしかない。

 

仕掛けは市販のライトヒラメ釣り用の胴付2本針。枝スは上が40cm、下が60cm。生きたシコイワシ(カタクチイワシとも言う)を下あごから上顎の硬い所に刺し抜く。素早く装餌して、速攻で落とすのだが、最初のポイントは腰越港から5分の真沖。水深は15m前後からスタートした。釣り場があまりに近いので一瞬戸惑ったが、私一人しかいないのでのんびりとイワシをイケスから小型タモ網で海水を入れたバケツに4匹前後入れる。マイワシと違って大量に入れると酸素不足で弱りも早い。

 

アタリが出たのが釣り開始から30分過ぎ。竿先が大きく不連続に突っ込むと、ロッドキーパーからロッドを外して手持ちでリールを巻く。重量感はなかったものの慎重に巻き上げて海面に顔をだしたのは全長20cmのカサゴ。10cm弱のイワシをくわえて上がってきた。定番ゲストだが、もう少し大きいサイズが欲しかった。

 

その10分後には、ギュンギュンと竿先が海面に突き刺さりそうなド派手な引き込みが2回ほど続いたので、今度もゆっくりとリールを巻くとヒラメらしい首を振るような突っ込みがあり、浮上したのが今回のヒラメだ。後検寸で全長36cmだから湘南エリアではレギュラーサイズかもしれないが、まぁボウズを逃れたのでヨシとしよう。下針のイワシを丸呑みして上がってきた。ペンチを使って喉奥の針を外した。

 

釣り方はとても簡単だ。オモリが着底したらすぐに底を切って1m巻き上げてアタリを待てば良い。30秒に1回は底立ちを取り直すこと。それが効果的な誘いになるからだ。アタリを待つ間はロッドキーパーにセットしたままでいい。体力不要ののんびりした緩い釣りといえよう。水深も深くても30m弱だからかなりの良型が掛からない限り慌てる必要はない。腰越沖から稲村ケ崎前付近を流す。終盤は、岸が近いので江の電の車両が見えそうなほど。砂泥に根が点在する箇所が多い。船長はイワシの群れを探しながらポイントを探索していたようだ。最初にカサゴが釣れたことでもそれと分かる。

 

とろこが、午前8時を過ぎた頃からアタリが少なくなり、マメにイワシを交換したり、底立ちを取り直しても、微細なアタリがたまに来るだけ。しかも、餌だけ奪いさられるケースが多く、釣果に結びつかない。天気は晴れ。波も風もなくなりベタ凪となった。いわゆる凪倒れという感じだ。船長に聞くと海水温は16度でここ数日は変わりがないという。潮も薄濁りで悪くない。

 

船長は私の釣果が芳しくないのを悟ってなんと通常午後1時に沖揚がりだが、1時間30分ものサービス残業をしてくれた。午後から少しだけアタリは増えたが、針掛かりするような魚ではなかったようだ。タナを下げて根廻りを意識すると、オモリのロストに加えて道糸からの仕掛け全損というミスもあった。仕掛けの予備とオモリは5個は準備しておきたい。

 

春先に人気と釣果が高まる湘南エリアのライトヒラメ五目釣りはまだ続くようだから興味のある人はぜひ挑戦して欲しい。軟らかいメバル専用竿があれば最高だ。

 




リョービ INTERGET メバル&マゴチ 2.7mロッド

 

釣り人にとってタックルは大切な手足となるモノ。それだけにこだわりのある人も多い。だが、私は基本的に高額な高級ブランド品は購入しないことにしている。もちろん、長く持たせるなら安価なものよりは信頼性が高いことは熟知している。それでも、コストパフォーマンスに優れた逸品は自分の釣りに対する考え方が反映される。適度に安価で、多用途に使える汎用品を購入することが多い。もう少し正直に言えば、経済的に余裕がないのだ。

 

今回紹介するリョービのINTERGETメバル&マゴチロッドはもう15年以上前に某量販釣具店の新店舗オープン記念で格安で販売されていたもの。本当は2.4mの竿が欲しかったのだが、売り切れでなくなっていた。それでも、今となって2.7mの長さを購入して大正解だと思っている。基本的にインナーガイドは道糸がロッドの中を通るため、とにかくガイドの糸がらみが皆無である。ガイドがロッドの外側に装着されていないのだから当然と言えば当然だ。

 

しかも、3本継のため仕舞寸法が短い。持ち運びにも便利だから色々な釣りに使っている。オモリ負荷は10〜30号。先調子だが、魚が掛かると適度に胴に乗って柔軟に対応してくれる。2018年5月6日には弁天屋で全長62cmの大型マゴチを仕留めている。穂先が軟らかいため食い込みが良く、魚に違和感を与えないようだ。

 

10年ほど前には夜メバルをこのロッドで掛けるとほど良い曲がりで良型メバルの強引をいなしてくれる。しかも、夜は仕掛けが見にくい。だが、ガイドのないインナーロッドのため仕掛け長くても不安はない。風のある夜釣りなら間違いなくインナーロッドをオススメする。ただし、根掛かりすると外しにくい。

 

そんな時には道糸を延ばして手に道糸を持って根掛かりを外すようにしている。穂先が柔軟なため竿の操作では絶対に外そうとしない。簡単に破損してしまう可能性が高い。長く使うには無理な操作や力づくのヤリトリを絶対にしないことが大切だ。

 

唯一面倒なのが道糸通しである。ワイヤーを通して道糸をロッド内を通過させる手間がかかる。無精者と私はこのロッドに関しては、装着したアブのリールを使い続けている。道糸が劣化したら仕方なく、リールシートから外して道糸を交換するしかない。水深50m以内の釣りモノにしか使わないため、いまだに糸の交換はしていない。それでも大物が釣れているのでまだ大丈夫だとタカを括っている。そのうち道糸の劣化で大物をバラしてしまうかも。それだけが心配である。

 

気持ちの良い魚の引きを満喫できるこの古い2.7m3本継のインナーロッドを私は気に入っている。実は他にも捨てられないインナーロッドはまだ数本あるが、まだまだ使い続けることだろう。長く使うにはメンテナンスも大切。釣りから帰宅したら速攻で道糸が通るロッドの穴に真水を丹念に流し込んでいる。潮による付着物やゴミ等の付着が命取りになるからだ。その点だけは無精者の私でも気を使っている。楽しい釣りの醍醐味を存分に味わうためにも。

 




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海釣り最強バイブル 4 熱釣!根魚塾 (メディアボーイMOOK 海釣り最強バイブル 4)
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カサゴ、アイナメ、メバル、ソイなどの根魚は定着性が強く、移動する距離や範囲は少ないという。そんな根魚のポイント攻略法を徹底的にまとめあげたのが本書。消波ブロックや堤防際の隙間に身を潜める根魚をエサとルアーで根こそぎ釣りまくる戦術を詳細に伝授する渾身の力作である。関東周辺を調べ尽くした永久保存版だ。

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