片瀬漁港萬司郎丸 カツオ&キハダ釣り

 

2020年8月の猛暑には閉口した。高い湿気とのダブル攻撃で辛い日が続いた。熱中症に留意しながら仕事を進めつつ、早く秋の気候に移行してくれないものかと気を揉んだのは正直なところである。海釣りも暑いだけで集中力が落ちるもの。

 

そこでやっと訪れたのが最高気温が30度前後9月10日木曜日、しかも曇天とくれば行くしかないでしょ、沖釣りに。仕事を後回しにしてでも釣りたい魚が相模湾で8月末頃から活況となっていたからだ。本ガツオである。まぁ、大物のキメジも含めてだが、年に一度のお祭りには参加しておかないと悔やんでも悔やみきれないのだ。

 

そこで相模原市の釣り仲間でもある立神さんと病み上がり直後の江口さんを連れ立って足を運んだのは私の地元片瀬漁港の萬司郎丸だ。昨年もカツオ釣りには行ったが、確か2本程度の釣果と記憶している。そんな釣り人に嬉しいのが受け付け時に受け取れる「リベンジ券」だ。氷付きで乗船料金が破格の8500円だから驚き。カツオ釣りの釣行費用として格安だろう。


もちろん、3kgのオキアミコマセと付け餌は別途。これで1500円がプラスとなるが支払い額合計で1万円という金額は嬉しい。しかも、同行者5名まで同料金だ。なんと私以外の2名はカツオ釣りが初挑戦。いつも気合いの気合いが入っている立神さんは早朝4時30分には港内に到着。釣り座を確保してくれて感謝である。手作りの仕掛けの準備にもぬかりはない。船長が港を離れたのは午前6時。9月10日木曜日の平日にもかかわらず熱狂的なカツオファン12名を乗せて最初のポイントを目指す。

 

航行すること約30分足らずで二の宮沖付近に到着してすぐに釣り開始。船長の指示ダナは10m前後と浅い。かつおの群れの方向を考えての待ち伏せ投入が始まった。ビシは80号。ハリスは14〜18号前後。長さは2mがベスト。コマセはオキアミで付け餌もオキアミだ。1匹掛けでOKだが、抱き合わせの2匹掛けも悪くない。餌を目立たせるという意味では効果的。

 

1投目から本命カツオを掛けたのは立神さん。船中1本目はやや小型だが初挑戦で1本目を取り込むとは素晴らしい! その後、点々と船長はカッオの群れを追い掛けて移動を繰り返す。カツオ釣りというのは群れをどれだけ早く探せるかがキモ。食い気のある群れを探して西へと船を走らせる。午前8時過ぎには小田原付近まで追い掛けてきた。西湘バイパスの橋脚がハッキリ見える場所まで近づき、丹念に群れを探索してくれた。そのおかげで私の竿も大きく曲がって最初の1匹が釣れた。

 

カツオの取り込みはとにかく大変。海面まで引き上げた魚をタモアミになかなか入れられないのだ。理由は浅いタナで掛けているため元気一杯で右往左往、縦横無尽に駆け回りタモに入らない。凄まじいパワーとスピードで海面近くまで仕掛けを巻き上げるだけでもひと苦労だ。それでも口の堅い場所に針掛かりしていれば取り込めるのだが、両隣の釣り人のハリスや道糸に絡むとほとんどの場合、針外れとなる。これはカツオ釣りの宿命だが、当日の右舷は5人だけだったが、バレは相当数。たぶん釣果の3倍以上はバレていたことだろう。

 

船長の話では「ハリのサイズを15〜16号に大きくすればバレは減る」とのこと。だが口の堅い場所に掛からない限りはそれも難しいと思う。海面での強烈な疾走と仕掛け同士の絡みがあれば大半はバレてしまうはず。それがカツオ釣りのある意味醍醐味でもあるのだ。私はカツオ釣りというものは数を釣るのではなく、上手く針に掛けて素早く取り込むこと。これに尽きると思う。上顎の硬い所に針を掛けられるかどうか、これが釣り人の実力の評価基準だと考えている。

 

当日も確かにオマツリでのバラしの他に針外れ、ハリス切れなどを含めて豪快なカツオとのヤリトリを満喫できた。そうして仕掛けを準備万端に用意してくれた立神村に感謝である。実は私は今回も仕掛けをほとんどお借りして釣りをさせてもらった。釣り人としては恥ずかしいことである。自前の仕掛けが作れなかったことは事実だが、市販仕掛けも充分に用意してきたのだが、彼の丁寧な結び方、収納の方法を診ると、どうしても使いたくなってしまう。甘えの精神が抜けない私はまだまだ未熟者だ。南方はえ縄結びに漁師結び。カツオやキハダを釣る人には必須の結びと断言できる。

 

結果、午後1時に沖揚がり。立神さんは6本、江口さんは8本も釣り上げというから驚きだ。私はクーラーBOXのスペースを考えて3本にしおいた。凄い負け惜しみだがカツオ釣りというのはギャンブルであり、群れいなければボウズの日もあると覚悟して欲しい。1本の価値を真剣に考えて新鮮な状態で持ち帰って欲しい。この時期の氷は必ず多めに入れておきたい。

 

私の釣果は3本だけだったが、最大は全長49cm。最少でも43cmあった。3本目を漬けにして捌いたのはなんと12日の土曜日だ。それでも7日月曜日の夜でも酒の肴として絶品を口の中に披露してくれている。醤油、料理酒、みりん少々、それに卸し生ニンニクを入れて漬けるだけ。中落ちの身肉も素晴らしい味を数日間、堪能できるのだから相模湾のカツオ釣りは止められませんね。

 





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