京急大津港石田丸 ボートタチウオ&サビキアジ釣り

 

7月はとにかく雨が多くて仕事も滞って釣りにもなかなか行かれなかった。ここまで雨天が続くと、ストレスが溜まってくる人も多いことだろう。結局、海に浮かぶことができたのは今回の7月29日のボート釣りだけ。出向いたのは京急大津港の石田丸。前日の天気予報を入念にチェックし、日本気象協会=tenki.jpで風予報も確認した。さらに石田丸にも電話を入れて「明日はボート、出られますか」と聞くと「大丈夫だよ」という返事にホッと安堵したが、風は東京湾では北東風で若干不安が残るが、風速は午前中2〜3m程度と表示されていた。

 

ところが、朝7時に大津港に到着してみると波が高く馬堀海岸には白波立っているではないか。風速が2mとか3mとは到底思えない。とりあえず、同行してくれた釣部OB後輩の斎藤さんと石田丸の店鋪で出航の有無を確認。すると店主は「もう2艇ほど出ているよ」と軽くかわされてしまった。心配するほどの天候ではないということなのか。相模湾とは逆で北東風には弱い地域であることは知っていたが、どうしてもタチウオが釣りたいという斎藤さんの要望もあって大津港沖に決定していたのだから仕方ない。凪でなくても釣れる時には釣れるものだ。

 

支度をしてボートを漕ぎ出したのはすでに7時20分を回っていた。港の沖堤防をすぎると外海。風は強くはなかったが波とウネリが高く、ここ数日タチウオの好ポイントになっている下水口の3番目付近に到着したのは45分。つまり、アンカーを投入するまで約25分かかったことになる。もし凪ぎであれば20分は絶対に掛からないはず。漕ぎ慣れた私でも、到着までに一汗をかいた。目印は信号機の歩道の信号である。赤か青の信号機が海から見える。馬堀海岸沿いだから分かりやすい。間沖の150〜200mがポイント。アンカーは沖から吹いてくる北東風の影響を考えて20m少し沖へ漕ぎ、その位置で投入。水深は22m前後。

 

早速、斎藤さんが養殖ウグイ=ギンペイをタチウオ仕掛けの針に下顎から上顎に刺し抜いて投入。オモリ号数は30号前後。当日の潮回りは湖潮の最終日で干満の差は小さい。潮流も緩い。風と波だけがボートを翻弄する。タチウオはヒラメやマゴチと違ってやや中層で喰ってくる。底上げ3〜5mぐらいが高確率だろう。基本的に置竿でアタリを待つスタイルだ、理由は簡単。ギンペイが元気よく泳ぎ回ってくれるからだ。フィッシュイーターのタチウオは冷凍サバの短冊とは違い、小刻みな誘いは不要だと考えている。ただし、ギンペイの泳ぎが弱くなってきたら時々上へ誘いを入れると良いだろう。元気に泳いでくれる20分間前後と閑雅た方が良い。

一方、冷凍アミコマセをコマセカゴに8分目詰め込んでサビキ仕掛けを投入する二刀流も欠かせない。コマセを海底付近で撒くことでアジ類等の小魚を寄せればそれを狙ってタチウオが集まる可能性が高いからだ。昨年も同時期にその方法で斎藤さんはメーターオーバーのタチウオを手にしている。ただ今回はポイントが違うし、海況も大きく異なっている。

 

それでも釣り開始から約2時間過ぎに最初にアタリが訪れたのがタチウオだった。ギンペイを飲み込んでガッチリと掛かった尻尾が切れたやや小型を無事に取り込んだ。だが、後が続かない。サビキアジには何もアタリがなく、午前10時を大きく回った頃に斎藤さんのピンクスキンに来た。しかも美味しそうな25cm前後の中羽だ。1匹掛けだったが、待望のアジだけに斎藤さんの顔がほころんだ。その後もアジはポツポツだが、どれも23〜25cmの美味しいサイズ続く。

 

一方私はといえば、アタリがない。後で店主に言われたのだが「サバ皮はメバル釣りの時に使うバケだよ。それは釣れないよ」とショックだった。どんな潮でも平均的に安定して釣れるはずと思い込んでいたのが、大津沖では違ったのだ。所変われば品変わる。郷に入れば郷に従え、である。昨年も確か斉藤さんのピンクスキンにアジが釣れていたのを思い出した。私の記憶が適当なのが失敗の元だ。まぁ、それでも同じ中羽サイズを2匹でお土産は確保。少し悲しいが、やや船酔い気味で戦意喪失気味だったのが悪かった。気合いが入らないのはそのためだ。

 

午後1時を回って潮が満潮に近づきつつあった。コマセもそろそろ切れてきたので帰路につこうと考えていたが、最後に残りのギンペイを私がもらって置竿にしていた。そのギンペイが最後に感動とハイリスクなドラマを演出してくれた。なんと沖側に道糸が走っていたのが、実は良型のタチウオがヒットしていのだ。

 

だが、好事魔多し、アンカーロープに仕掛けが絡んで上がってきたのだ。取り込みに慌てた私はタモを手にして体を右舷に傾けた。その途端にボート船体が傾き、あわや転覆の直前で立て直した。魚をボート縁まで貼り付いている状態だったので無意識のうちに体が反応してしまったのだ。凪の海なら問題はなかったかもしれないが、当日は静かにしていても高波で時折波がボート内に入り込むことが何度かあった。

 

魚の取り込みの前にまずはボート内の海水を二人でバケツでかき出しつつ、船体の沈みを減らすことに専念。その後、絡んだ仕掛けに掛かっていたタチウオをボート内に取り込んでひと安心。水深22m前後から底上げ5mほどでアタリを待っていた。浅い場所で掛かれば魚は横へ走るもの。それが今回最後に訪れたドラマだった。リールを巻くとグイグイと引っ張るから喰ったのは分かったののだが、なかなか魚体が見えなかった。それが今回の転覆直前のハプニングとなった。潮変わりの直前直後には突然食い気が高まることがある。今回がまさにそれだったとは。

 

港内スロープに戻って女将さんにタチを計測してもらったらなんと103cmあったという。メーターオーバーのタチウオを大津港置で初めてキャッチできた。その感激は転覆事故を起こさなかったから体感できたのだと改めて思った。斎藤さんの最終釣果はアジが17匹、サバ2匹、タチウオ1匹、サビキに掛かったフグ類はすべてリリース。私はアジ2匹に指幅4本のタチウオ1匹だけ。結果オーライとはいえ、北東風の大津港沖でのボート釣りはくれぐれも注意が必要だと痛感した。

 

今回の釣行費用はボート代が2人乗り4500円、アミコマセ2個で1000円、ギンペイ1匹150円を10匹で1500円。P代は無料。氷は持参。割勘で計算すると一人当たり3500円となった。危険と隣り合わせのボート釣りの怖さを今回改めて思い知らされた。

 





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