片瀬漁港島吉丸 ビシアジ釣り

 

20数年ぶり実兄から「久しぶりにアジ釣りに行こう」と誘われたのは実釣の約1週間前。定年退職後も兄は仕事を継続していたが、このコロナ騒動でテレワークが増えたため、自宅での仕事が増えたのが沖釣り復帰の理由らしい。まぁ、詳しい動機までは分からないが、私としてはとても嬉しいことである。

 

数日前から予約を入れたのは地元片瀬漁港の島吉丸。釣割の割引で一人8000円だという。私がいつも利用する前日割とは違って割引率は低いものの全額兄が出すというので甘えてしまった。

 

5月24日は数日前から晴れ模様で凪が期待されたが、釣果は未知数だった。これがあとで納得の出来ない腹立たしい結果となるのだが、その時には知る由もない。

 

完全予約制のためか出船は午前7時だったが、約30分前の6時30分に港を出航。受け付けの時に釣り座を決めたときは右舷の胴の間だったのだが、実際に乗り込んでみるとなんと釣り座には他人が陣取っているではないか。船長に聞くと「左右均等に座ってもらいたいので、左舷でもいいでしょう」という軽い返答だ。確かに当日は天候も北寄り微風でベタ凪に近い。左舷のミヨトとその2番目でも揺れはないと考えたので文句は言わなかった。

 

結局、兄が左舷ミヨシ、私がその隣に座った。両舷で計8人の釣り人を乗せて一路江ノ島沖へ走り出した。ゆっくりとした航程で約20分走るとスローダウン。魚探反応をチェックしつつ、10分程度探索した感じで、時計の針で午前7時に釣り開始となった。一斉に130号のビシが海底に投入された。

 

仕掛けはごく普通のハリス2号2本針。針もムツ針9〜10号程度。手前まつりが予想される3本針は避けた。それは相模湾のビシアジ釣りの場合、水深が深いからだ。東京湾なら大抵60m前後だが、相模湾は90〜100mが普通だ。

 

相模湾でのアジ釣りはたぶん20年ぶり。理由は簡単だ。前述した通り指示ダナが深く、手返しに時間が掛かるという点。そのためアジが海面でバレてしまうケースが多いこと。また、東京湾のように半日船がなく、料金が高くなるという点。最大の理由は食味の点だ。アジの場合、食べて最も旨いのが25〜28cmまで。黄色い尾びれの居着きアジが多く、数釣りが楽しめる。それに反して相模湾ではどうしても水深が深い場所を狙うためたとえ電動リールを使っても手返しの点で不利だ。さらに言えば、居着きのアジではなく回遊性の高いクロアジが多い。つまり、旨味の点で一段階落ちると考えているのは私だけではないだろう。

 

さて、されでも数釣りが楽しめるのなら不満はない。最初のポイントでは不発。船中だれも釣れないままアンカーを入れたままのカカリ釣りを続けているのだ。釣れていれば1時間でも2時間でも移動する必要はない。船長は無線か携帯かで他船との情報交換をしているようだが、それも怪しい。プラベートな無駄話が多い様な気もした。

 

痺れを切らして移動を告げたのは2時間以上経ってからだ。のんびりしたものである。8人でコマセを撒いていれば1時間過ぎてもアジの食い気がなければ移動をするのが当然。中乗りさんも乗っていたのだがサービス精神を発揮して早々にポイントを移動してもらいたいもの。

 

途中ではサバがガンガン喰ってきて仕掛けが海底まで落ちないことも。船長の指示ダナは底から3〜4mでやってみて、というだけ。私は最初4mでサバが釣れたのでタナを3mに下げた。それでもサバが釣れてきたので2mのタナでアタリを待ったが、釣れたのはサバ。これを見ていたら普通10分程度我慢したら移動を告げるもの。水深100mにアンカーを入れていたら面倒なのは分かるが、日曜日に8人の釣り客を乗せていて、それはないだろう。

 

最後の沖揚がりが12時10だったことも不思議に感じた。船中ゼロの人がいるのに早上がりなのか。最後まで正確な理由は分からなかったが、これもコロナウィルスの影響かも。確かに、定刻なら7時出船のところ30分早く港を離れている。だが、たとえそうだったとしても釣れていない場合は少しは時間の延長があるだろうに。一般的に沖上がりの10分前頃には「あと10分で上がりますから」というアナウンスがあるのが普通。それも何もなく、突然仲乗りさんがコマセオケを片付け始めたではないか。

 

「30分早く出たから終わりも早いよ」という。6時30分の出船で12時10分の沖上がりはどう考えても可笑しい。理解できない。時間の問題だけでなく船長の釣らせようと言う真摯な態度が感じられなかった。これまで江ノ島沖の釣りで、5時間10分の釣りというのは一度も体験したことがない。

 

もし、これがコロナ禍の影響というなら仕方ない。でも、帰りに立ち寄った待合所で女将さんからきいた「ウチはもう午後1時までの釣りはしないから」と言い放った。これが片瀬漁港の釣船組合の協定なのかどうか他の船に乗って現状を報告するつもりだ。原稿執筆時点では緊急事態宣言は解除されている。

 

今回の釣行費用は兄が全額だしたので詳細は不明だが、釣割予約で1人8000円とのこと。氷とP代は無料。

 





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