金沢八景一之瀬丸 午前タチウオ釣り

 

太平洋の遠方に台風13号が発生した直後の9月3日、釣り部後輩の栗原君と金沢八景の一之瀬丸から午前タチウオ釣りに出掛けた。平日火曜日に釣りに行けるのは何かと嬉しい。交通渋滞が皆無であり、船上も空いているからだ。
一之瀬丸は基本的に予約制。当日も両舷で5人だけ。アジ釣りとリレーで釣らせるタチアジの方が人気で釣り客は多く乗っていた。

 

当日は風も凪で北東微風だから波もウネリもない。快適なタチウオ釣りを期待できた。だが、夏タチはそんなに甘くなかった。因に栗原君は夏タチは初挑戦だが、「釣り方はユーチューブで勉強してきました」と自信満々。船は定刻の7時15分より少し速く桟橋を離れ、ゆっくりと進む。

 

すると約30分足らずで到着したのがなんと岸壁から目と鼻の先。よく見ると福浦岸壁から幸浦岸壁のオカッパリでも有名な場所だ。船長からの指示ダナはなんと底から5mだという。水深が14m前後だからそれも理解できるが、ここまで浅い場所でタチウオを釣るのは私も初めて。オモリ号数も40号。いつも通りの片天秤に1本針のシンプルな仕掛けを使う。

 

釣り開始から最初に掛けたのは栗原君。夏タチ初挑戦でもセンスの良い人は釣るものだ。正直悔しいが、これも釣りの醍醐味である。誘い方はショートピッチの軽いシャクリだが、とにかく浅いためすぐに指示ダナの上まで誘い続けてしまう。天秤が海面に浮いてきてしまうことも。40cm幅のシャクリとリールの巻き取り量は3分の回転程度。栗原君曰く「ソフトに誘うとアタリが出ますよ」というのだが、私の竿にはアタリが出ても本アタリが来ない。

 

つまり、針掛かりさせるだけの強い引き込みアタリが訪れないのだ。すると船長から「針近くにビーズ玉やら細かい装飾は喰いが悪くなるから外した方が良い」と言われ、速攻で仕掛けを交換した。化学繊維のティンセルを装着した針と蛍光ビーズ玉を付けていたからだ。水深がここまで浅ければ仕掛けを目立たせる必要はないということ。さらに、ハリスのクセや曲がりも違和感を与えるようだ。ハリスの太さではなく、変に曲がったハリスは付け餌の動きが可笑しくなるようだ。

 

さらに、付け餌の刺し方も重要。縫い指しでサバの短冊を付けた場合、餌が波を打ったようになる状態はタチウオに嫌われるという。何度誘い上げてもまっすぐにサバ餌が付いている状態を維持する。これがどうやら大切なようだ。縫い指しは1回だけで止めておけば行ける。2回縫い指しにするとどうしても波を打ったように曲がってしまう。これでは喰いが悪くなるようだ。

 

だが、垂らしが長過ぎるのも良くない。垂らし部分だけ齧って追い掛けてこない場面もあり、難しい。垂らしの部分をハサミで切り、2分割でヒラリとなるようにすると、片方の切れた部分だけ齧り、針掛かりしない。誘いを掛ける距離が短い極浅い場所では色々と神経を使う。

 

それでも栗原君は釣り開始からコンスタントにポツポツと無心で掛け合わせてバラシも少なく、数を延ばしている。思わず「夏タチの釣り方、教えてよ」と先輩としてのプライドなど捨てて正直に聞く場面も。予備に持参した超小型電動リールの出番はなく、最も浅い場所では10mを切るところもあった。ここまで浅いと誘いを掛ける時間と距離が少な過ぎて、ある意味疲れてしまう。オモリも軽く体力的にはとても楽だが、せめて30m前後のポイントにして欲しかった。

 

結果的に、午前10時50分頃に無念の沖揚がり。船中トップは16匹。私はスソで4匹と悲しい結果に。栗原君は初挑戦の夏タチなのになんと8本も釣っていた。朝から針回りに装飾の多い仕掛けを使い続けたのが敗因かもしれない。また船長は「浅場でアタリが多い時にはハリスは2mより短い方がいい」と語っていた。確かに、船長の教えを守って1.8mに短縮したら針掛かりは少し良くなったのは確か。

 

今回の釣行費用は、シニア割引を利用して5500円。これに駐車場代が500円で計6000円となった。暑い夏場は短時間が嬉しい。ただし、もう少し釣りたかったというのがホンネである。

 




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