片瀬漁港萬司郎丸 マルイカ釣り

 

最高気温が31度を超えるだろうという真夏日に釣りに行く人は少ないだろうと思っていつもの釣割の前日割に「マルイカ」のネット予約を申し込んだのが運のツキ。正直言えばここ2年半以上、マルイカ釣りからは遠ざかっていた。理由は釣り方が非常に難しくなっていたからだ。ゼロテンションとか直結、直ブラとか色々な仕掛けなどが氾濫して、タックルだけでなくマイアックな難易度の高い釣りモノに変わっていたからである。

 

それでもどうしてもあの美味しいイカの刺し身を数年ぶりに食べたくなったから思わずネット予約をポチっと操作をしてしまった。これが不運の始まりだった。


考えてみればマルイカの旬はとうに過ぎ去っていたのだ。それでも「美味なイカの刺し身が食べたい」と思った瞬間に昔の知識や経験は忘却の彼方に消え失せていた。7月31日といえば、もう真夏の真っ盛りだ。スルメイカなら分かるが、マルイカはせいぜい沼津の夜釣り程度しかやっていない。にも拘らずついつい2000円引きの7000円という前日割に反応してしまったのは不覚だった。

 

それでも、当日は晴天で南西風の微風とあって朝からマルイカファンが両舷で10人も集まった。私は受け付け時では右舷胴の間だったが、実際に乗り込んでみると右舷が混雑しているので左舷に場所を移動。船長も承諾してくれたのでひと安心。

 

片瀬漁港の萬司郎丸は基本的に予約制だから人数が揃うと、定刻より速く港を離れる。当日も午前6時の予定より10分早く、港を出航した。目指したのは森戸海岸のある葉山沖。航程は約25分だったが、最初の仕掛け投入まで約10分の時間を費やした。群れがバラけてなかなか見つけられないのだ。船長も半信半疑で「やってみて」という投入合図が出たる時計の針はすでに6時40分近くになっていた。

 

水深は25〜30m前後が中心で、電動リールを使う必要はない。私も超小型電動リール付ロッドも持参したが、受け付けで「深くても40mぐらいだよ」というので手巻きリールで終始過ごした。オモリはPE2号で50号、軽くても40号まで。潮の流れは速くなかったものの、オマツリを最少限に止めるには隣同士とのオモリ号数を確認しておいた方が良い。

 

私は約3年近く前に上州屋で購入したオリジナル仕掛けを使った。上3本のスッテが直結で、その下2本が直ブラの複合型仕掛けだ。前述通りオモリは50号の蛍光グリーン。直結でバレが出ても直ブラで掛けられるだろうという甘い考えがあった。ところが、釣り開始から1時間経っても、2時間が過ぎてもアタリは数回感じたもののまったく掛けられない。難しい釣りは覚悟していたが、これは厳しい釣りになりそうだ、と思って早々に仕掛けを浮きスッテ7cmサイズのブランコ仕掛けに交換した。

 

というのも、朝から少しずつ南風が吹き始めて、若干だが海上にウネリが出始めたからだ。直結はもちろん、直ブラでもウネリがあれば巻き上げ途中で掛かったイカがバレてしまうことが多い。ハリス20cm前後のブランコ仕掛けならバレることは少ない。枝スは5本だから取り込みに苦労することもない。だが、アタリは皆無に近い。確かに朝9時頃まではマルイカからの微かな触り程度は数回あった。

 

3年前のマルイカ感覚はそんなに簡単には戻ってこない。着底での一発乗りもないが、巻き落としを何度繰り返しても触りも極端に少ない。群れが小さいのか移動が速いのか、スッテにゲソのオマケもついてこないのだ。

 

左隣に座った茅ヶ崎市の秋山さんは「まだマルイカ4回目ですけど」と言いながらも昼前にはしっかり2杯を釣り上げていた。マルイカ専用ロッドに最新の極小スッテも船縁に並べてマメに交換していたから凄い。話を聞くと「ユーチューブで色々勉強してます」という。嬉しいことに「うみつりネットも見ていますよ」と声を掛けてくれたのがきっかけで会話をすることができた。オリジナルシールを速攻でクーラーBOXに貼ってくれたのもちょっと感激。

 

結局、午後1時10分に無念の沖揚がり。船中トップはなんと3杯。秋山さんが4回目のマルイカ釣りで2杯とは素晴らしい。私はついにボウズに。ゲストに掛かったマサバを血抜きをして1匹クーラーBOXに入れただけ。

 

教訓としていえることは、その釣りモノが最終局面になり、まして最終日なら難しい釣りになることは明白。それを知らずにネット予約をした自分が悪いのだ。今後も季節が終盤になる釣りモノは要注意である。前日の釣果情報だけでなく、数日前からの釣果の流れを把握しておく必要がある。

 

当日、同じ海域を探索していた乗合船が2隻あった。ひとつは五エム丸。釣果は0〜5匹、そしてもう1隻は葉山あぶずり港のたいぞう丸だ。なんとたいぞう丸は3〜28杯の釣果。つまり、ボウズがいなかったことになる。単純に31日の釣果だけでは判断できないが、ハッキリ言えることはたいぞう丸の船長はマルイカの群れを広範囲で探索できる腕利き船長といっていいだろう。あとは釣り人の腕がどの程度素晴らしかったか、ということになる。だが、そればかりは比較はできない。因に、当日の水温は26.2度。萬司郎丸のマルいか釣果情報はなかった。

 

そんな厳しい釣りの際に、萬司郎丸が素晴らしいのが気遣いにささやかなお土産を提供してくれること。大きなアジの干物2匹と冷凍ワカメを頂いて帰路に就いた。高額なお土産となったが、今後の良い教訓としたい。

 



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