京急大津港小川丸 午前ビシアジ釣り
フェイスブックで釣り仲間となった国分寺市の伊東さんと約1年振りの沖釣りを楽しんだのが5月18日の土曜日。普段は過酷なブラック企業(笑)でハードな設計の仕事を海外でも勤務する彼から京急大津港の小川丸でビシアジ釣りをするのでぜひご一緒に、というお誘いを断ることなどできません。
運良く、当日は風も弱い凪ぎ模様の晴れ。ただし、大潮の下げ潮時間が午前中。つまり、速い潮に悩まされる可能性が高いということ。午前7時15分の定刻より5分だけ早く港を離れて、ここ数日順調に型の良いアジが数釣れている観音崎に帆を向けた。約20分足らずで最初のポイントに到着して、水深53mで釣り開始に。
130号ビシを海底に沈めて指示ダナ3mでアタリを待つと、いきなり私の竿にグングンという良型アジらしき引き込みがあり、初の1匹目だから慎重に巻き上げてくると、幸先よく30cmオーバーが釣れ上がった。船中最初の1匹目だったらしく船長は「型は見れましたから」とアナウンスしてくれた。
ところが、不思議なことに群れからはぐれたアジだったようで後が続かない。船中で他の誰もがノーヒット。それが30分も続けばさすがに船長も痺れを切らすのも当然だろう。10分以上のポイント移動で観音崎から少し千葉県寄りまで群れを探して移動してくれた。
今度は水深33m前後と浅くなったが、潮が速く、130号のビシがトモ方向へガンガン流される。ビシが着底してから2回ほどタナを取り直すと、グングンと重量感のある強い突っ込みで巻き上げてくると、まるでサバのようなビッグサイズのアジが釣れ始まった。さっきまでの食いしぶりが嘘のような入れ食いタイムが始まった。型は目測でも軽く30cmオーバーが大半。抜き上げる時にタモで掬いたくなるサイズが多く、緊張感が高まる。
左隣の釣り座で令和初のビシ釣りに真剣モードの伊東さんもバリバリモードを満喫しつつ、良型アジを強引に抜き上げている。時々、40cm近いサバとダブルで釣れてくるので焦りまくりの場面も。エイヤっと抜き上げた瞬間にバチャッと外れたのはサバ。アジが確保できれば良いでしょう。そんな時間は長くは続かない。アタリがあって電動リールで巻き上げてきても途中で外れていたり、速い潮のため仕掛けのオマツリがあり、針外れのケースが何度もある。絡んだ仕掛けは速攻で切り捨てて、すぐに交換した方が良い。
そうした状況での打開策は仕掛けを交換してハリス3号2本針にすること。2号ハリスよりもヨレが少なくなり、抜きあげ時の不安感が少なくなる。魚を海面で遊ばせることなく、気持ちよく抜き上げれば良いのだ。タモを使うという手もあるが、手返しの点や仕掛けの絡みが増えるので、私はタモは使わないことにしている。アジの上顎の硬い所に針を掛けられれば強引に抜き上げてもバレることは少ない。というより、実際はタモ網の目に針が刺さるのがイヤなだけ。入れ食い状態が続いているなら思い切りよく、抜き上げる方が楽しいではないか、って勝手に思っている。
そんな高活性の時間もそんなに続かないもの。潮変わりとなる午前11時前にはアタリも途絶えて、何をやってもアタリも出ない。これがコマセ釣りの宿命だ。午前11時15分に沖上がりに。18号船の船中トップは伊東さんの浸り隣=左舷トモに座った調布市の川島さんが21匹。伊東さんはアジだけで14匹、私は11匹。ゲストの良型のマサバは3匹、それに沖メバルも1匹。
午前船の釣果としては決して悪くない。数ではなく、アジの型が素晴らしく大きいから満足感が高く、久しぶりのマサバも全長38cmとビッグだったのが何より嬉しい。因に当日の付け餌は船宿支給の赤タンのみ。
左舷トモの川島さんはアジ釣り歴8年ながら21匹の竿頭だから素晴らしい。5〜6月の初夏は産卵時期でアジが最も美味しくなるシーズンだ。まして観音崎周辺のブランドアジだけに味覚は天下一品。刺し身、タタキ、塩焼きなどどんな料理でも絶品であることは間違いない。ハリス3号2本針を用意して挑戦して欲しい。
- 2019.05.21 Tuesday
- つりレポート
- 22:50
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- by うみつりネット