金沢八景弁天屋 タチウオ釣り

 

タチウオ釣りは面白い。でもとっても難しい。だからここ数年の間に人気が急上昇して、ほぼ周年乗合船を出す船宿が増えている。数が釣れなくても釣り客がいれば続ける傾向にあるようだ。4月6日の土曜日に久しぶりに釣り部後輩の栗原君と一緒に金沢八景の弁天屋のタチウオ乗合船に乗り込んだ。彼は2019年の初釣りということで期待が膨らむ。手持ちの電動リールにPE2号200mを巻いてあるモノがないということで私の予備リールを貸すことでなんとか成立したのだが、釣果は厳しい結果になってしまった。

 

午前7時15分、船は桟橋を離れてゆっくりと平潟湾を走り出した。鉄板のA級ポイントである観音崎沖ではなく、約40分近くかけて到着したのがなんと本牧沖の水深45mで釣り開始。だが、ほぼ2投しただけでポイント移動となった。結局、30分近くかけて辿り着いたのが観音崎沖から少し千葉寄りのいわゆる本船航路付近。水深は70m前後で再開となった。

 

前日までの南西強風でタチウオの群れの活性が気になったが、右舷トモに座った松永さん(中野区在住)は静かな釣り方でシャクリをほとんど入れない静の釣り方でポツリポツリと掛けて釣り上げている。立て続けて2本の良型タチウオを釣り上げているので、どうしても気になる。仕掛けとかに何か工夫があるのでは、と思い聞いてみると「派手な光りモノは外してシンプルにしてます。ハリス6号の2mです」と教えて頂いた。

 

誘い方を見ていると、ゆっくりと静かにリールを巻いているだけ。シャクリは皆無に感じた。正確には見えていなかったが、もしかすると電動リールのデッドスローで巻いていたかもしれない。それでも、3本目もスンナリと掛け合わせて良型を抜き挙げているではないか。これは難しい日に遭遇したかもしれないと不安感が走った。唯一、天候だけは晴れて穏やかだ。

 

私の竿にも確かにアタリは出るのだが、掛け合わせることができない微弱な引き込みだけしか訪れない。そのままゆっくりしたシャクリを3mほど続けてもなかなか食い込みまでの強い引きがないまま、餌のサバ短冊の垂らし部分だけが齧られてボロボロに。それなら垂らし部分を削除して短い短冊で対応したら、やっと訪れたググという強い引き込みで釣れたのが、なんと細くて短い指3本クラス。春の時期には大小混じるとは聞いていたが、このサイズは悲しい。写真撮影を諦めて、良型に期待を込めて、再度水深58m前後でネチネチと誘い続けた。すると、水深53m前後でグイグイっと強く突っ込んだのでエイっと強く竿を煽って掛けた瞬間に快感の強引が訪れた。口回りが硬いタチウオには必ず追い合わせをするのが筆者の習慣。2度3度と竿を強く煽って速攻で電動リールのスイッチをフルスロットルに。

 

ところが、巻き上げ途中でなんと痛恨のバラシ。もしかして針を飲み込まれてハリス切れか、と思ったが仕掛けを回収してみるとボロボロになった餌を確認。針外れということだ。これは典型的な喰い渋りの特徴。追い合わせを2回も入れて針外れは過去に経験がない。海面でハリスが緩んだときに外れてバレることはあったが、あそこまでグイグイと引っ張っても外れるのはどうしてだろう。難しい魚である。

 

その後、念願のメーター級(実測で101cm)が釣れたのでホッとひと安心したのだが、肝心の栗原君に待望の1本がなかなか訪れない。彼は初釣りだけになんとかボウズは回避させてあげたいのだが、コレばかりは竿を握っている彼の根気と情熱に委ねるしかない。昼前の午前11時45分頃に潮が変わる時間帯。その頃には船長もポイントを点々と探りつつ移動を繰り返す。アタリがないのだ。そんな時間帯に栗原君は空腹を満たすためにパンを齧り出した。当然、竿は置竿だ。それが良かったのか、竿先にアタリが出た。速攻でアワセを入れると掛かった。強烈な突っ込みで無事に良型のタチウオを取り込むことができた。良かった、ボウズを逃れたからだ。

 

その後、船長は走水沖、猿島沖、横須賀沖とタチウオの群れを探してクルージングを続けたのだが、結局午後2時30分頃に「群れが確認できないのでここで終了とします」と無念の沖揚がりに。船中の釣果はトップが10本で次頭が7本、右舷トモの松永さんは5本だった。因にバラシ2回の私の釣果は2本、栗原君は1本だった。それでも、大半が良型なので1本でもお土産としては満足できる。確かにアタリが少ない中、確実に掛け合わせて取り込める数は少ない。この時期のタチウオ釣りはまさに「ムズオモシロイ」釣りと言い切れる。弁天屋では4月17日で終了し、マゴチに切り替える予定とのこと。

 

参考までに、弁天屋では土日でも60歳以上のシニア割引を利用すると7220円で1日楽しめる。これは有り難い。ただし駐車場代は別途500円かかる。

 




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