鴨居大室港五郎丸 午前タチウオ釣り

 

2019年の初釣りは何を釣ろうかと考えていたが、昨年暮れに好釣果が続いていたタチウオにしようと釣行の前日に決定した。ただ、冬場のタチウオはいつも以上に気難しいことが気がかりだった。新年は一般的に早くても1月2日から。つまり、新年の乗合船の釣果情報が掴みにくいのだ。結局、晩酌のツマミになる数本が釣れればヨシ、と甘く考えて午前船のある鴨居大室港の五郎丸に行くことにした。一応、前日に電話を入れて出船の確認をしてから予約を入れた。

 

新年早々の好天だけに案の定、2槽出しの盛況だった。私は予約を入れておいた御陰でなんと2号船の右舷大ドモに座れた。年間を通じても乗合船で大ドモが取れるのはめったにないこと。それこそ、地元の常連客ならいざしらず、無節操に色々な船宿に色々な魚を釣りに行っているため、なかなか幸運には恵まれなかったが、今年は新年早々ツイているかも。っと思ったのが運のツキ。アタリ

の少ない喰い渋りの日に遭遇するとは。

 

2号船の乗船客は両舷で14人。片舷で7人だからまずまずの釣り座間隔である。ただ新年初釣りということを考えれば、2隻出しをしてくれた五郎丸さんに敬意を表したい。タチウオ人気は相変わらずかなり高いのだ。冬の深場タチウオは気難しいのは分かっているが、脂の乗り切った炙り刺し身は間違い無しの絶品だ。これを求めて船に乗るタチウオファンも多いことだろう。

 

当日の天候は北風微風で凪。天気は晴れで風は冷たいもののウネリは皆無で絶好の釣り日和となった。出船は予定より5分遅れの7時25分に港を離れた。最初のポイントは走水沖。航程は約30分足らず。魚探で群れを確認した船長が合図を出したのが午前8時2分前。「水深67m。下から15mほど探って下さい」というアナウンスで一斉に仕掛けが投入された。基本的にオモリは80号でPEは2号限定だ。ハリス6〜8号2mの1本針で開始。私は超小型電動リールにマルイカ用30〜60号負荷の1.8mロッドを使用。ところが、このロッドが2投目でロッドホルダーポジションから破損という想定外のトラブルに見舞われた。

 

だが、そんな不慮の事故も考えて最近は予備のタックルを用意することにしている。それがツキを読んでくれた感じだ。というのも、一投目から水深61m前後でアタリが出て、そのまま誘い続けて55m付近で食い込みアタリが出て、運良く掛けることができた。上がって来たのはこの時期らしい良型サイズ、ほぼメーターオーバーの美味しいサイズだった。指幅でいえば4本サイズだ。
 

すぐに3本目と行きたい所だったが、自然界はそんな甘くない。午前9時を過ぎるとアタリが消え失せてエサがまったく齧られない。私はそれでもいつも通りの誘い方で、上へ上へとリールを小分けに巻き上げながら竿のしゃくりを繰り返して2本目をキャッチできた。だが、この時は、仕掛けを指示ダナのほぼ上限まで巻き上げたので海底まで落とす途中に違和感が合って、掛けたというのが正直な話。いわば誘い下げで食ってきたということ。あまりないことだが、高活性の時間帯にはたまに見られる。

 

3本目はもうアタリが出なくて困っていた時間帯だった。指示ダナよりももう少し上まで誘うつもりで48mまで誘い続けたらグググッと強く引っ張られて掛けたのが1m弱の3本目。その前に掛けたのが41mでヒットした全長40cmマサバである。掛けた瞬間はタチウオの感覚そのまま。だが、海面近くで横走りしたのでサバと分かった。血抜きをしてクーラーBOXに収納したのは言うまでもない。その前にイシモチの26cm級を1匹釣り上げて、当然のこと血抜きをして持ち帰った。

 

天気は晴れから快晴に近く穏やかになり北風も収まった。だが、その反面タチウオからのアタリはまったくなくなり、ロッドキーパーにセットして食事をする釣り人増えた。付けたサバ餌が何も齧られずに戻ってくれば、魚が居ないか食い気がゼロと思うしかない。タチウオは気難しい魚だが、この厳寒期は特に変化が激しく、低活性になると手の施し用がない。

 

結局、午前11時40分に無念の沖上がり。船中釣果は0〜3匹だったとか。私は一応3匹は釣ったが、とても3匹で竿頭と言う気持ちにはなれない。悔しいことに翌日5日は一気に活性が高まり復活の釣果。竿頭で18匹という。食い渋りの谷間に釣行してしまったことになる。だが、それも釣り。釣れないからまた釣りに行きたくなる。それでいいのだ。喰い渋り対策を練って再度挑戦してみたくなる。それが冬の深場タチウオの楽しみでもあるのだから。

 

当日左隣に座っていた古川さん(東村山市在住)に話を聞くと「冬のタチウオはもう8年近く続けていますけど、ここまで食い渋りになるのは経験がないですね」と驚いていたのが印象的だった。運と不運が交錯する、気難しい冬のタチウオ釣りも残り僅か。もう一度挑戦してみたくなるのはどうしてなんだろう。

 




この記事のトラックバックURL
トラックバック

カレンダー

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>

うみつりネット facebook

更新情報:Twitter

YouTube チャンネル

新着記事タイトル

カテゴリー

月別記事

うみつりネット・おすすめ商品

 (JUGEMレビュー »)

釣り専門出版社の地球丸から5月下旬かに発売された「関東周辺防波堤釣り場ガイド」は北は茨城県大津港から南は静岡県静浦港まで全53港の釣れる絶好ポイントを網羅しました。港の足下の水深から各ポイントの海底状況はもちろん、駐車場、トイレ、最寄りの釣具店など最新情報を盛り込んで制作しました。巻頭カラーページではアオリイカやイナダ、クロダイなど人気魚種の釣り方解説や仕掛け情報も掲載しました。総ページ数144で本体価格1500円+税です。各港のカコミ記事にはグルメ情報や釣具店情報も入れました。うみつりネットの筆者自身が足で取材した渾身の自信作です。できれば書店で手に取ってご覧下さい。

うみつりネット・おすすめ商品

うみつりネット・おすすめ商品

海釣り最強バイブル 4 熱釣!根魚塾 (メディアボーイMOOK 海釣り最強バイブル 4)
海釣り最強バイブル 4 熱釣!根魚塾 (メディアボーイMOOK 海釣り最強バイブル 4) (JUGEMレビュー »)

カサゴ、アイナメ、メバル、ソイなどの根魚は定着性が強く、移動する距離や範囲は少ないという。そんな根魚のポイント攻略法を徹底的にまとめあげたのが本書。消波ブロックや堤防際の隙間に身を潜める根魚をエサとルアーで根こそぎ釣りまくる戦術を詳細に伝授する渾身の力作である。関東周辺を調べ尽くした永久保存版だ。

リンク

著者プロフィール

ブログ内検索

その他

ケータイサイト

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM