真鶴半島尻掛浜エトーボート アマダイ釣り

 

天候に左右される海つりの中でも手漕ぎボートの釣りは風速や潮流、潮回りによる影響を受けるリスクのある難易度の高い釣りでもある。真鶴半島にある尻掛浜はボート釣りの中では上級者向けと言われている。ただ私もボート釣り好きとしては20年近く通い詰めている場所だけに、前日の天候、風速など色々と検討した上で、ボート店に予約の電話を入れることにしている。ネットの天気予報が不確実なのは承知の上だが、行ける時に行かないと何年も行けなくなる。実は今回も11月のボート釣りはカワハギかアマダイ狙いで行くことが大半。つまり、真鶴なら「アマダイ」しかないと決めて凪ぎ予報を心待ちにしていたのだ。それがまさに11月21日水曜日だった。

 

前日夕方にいつものエトーボートに電話を入れると「出られるよ。でも朝は5時を目指してきて」と強引な約束に困り果てたものの、そういえば真鶴は昼12時に着岸しなければならないことを思い出した。朝が早いのはそれだけ早く帰れる、とポジティプに考えて「タカムラの無料駐車場に着いたら電話しますね」と携帯電話を切った。

 

当日、タカムラの無料駐車場に到着したのは結局午前5時40分頃だった。すでに店主は真っ暗な駐車場で待ってくれていた。私も早々に準備を進めて店主のクルマに荷物を積み込み尻掛浜へ急いだ。以前あった有料駐車場は使えなくなってもう数年が経つ。少ない出費でボート釣りを楽しむファンには今時貴重なボート店といえる。

 

真鶴の手漕ぎボートでアマダイ釣りはたぶん約2年半ぶり。数年前は朝イチでアマダイを狙い、ダメなら岸寄りでカワハギ釣り、という安直なリレー釣りを勝手に決めて悲惨な釣果になったことは記憶に新しい。このエリアでは一般的なアンカーを沈めることはできない。いわゆるパラシュートアンカーしか利用できないルールになっているのだ。それを知っている人は2魚種をリレーで狙う人は少ない。特にカワハギを流し釣りで狙うのはかなりの腕達者でない限り難しい。根掛かりが多発してしまう。

 

それを経験した私はアマダイ専門に狙うことにした。当日の天候は北北東の風が2〜3m。その後無風に近くなることをネットの天気予報でキャッチ。漕ぎ出したのはボート釣りでは初めての午前6時5分。夜明け前だ。白々と明けて来た東の空には鮮やかなオレンジ色の閃光が雲間から見てとれる。ポイントまで約15分程度漕いで釣り糸を垂れたのは6時30分頃。最初はアンカーでの流し釣り。PE2号に50号オモリで道糸の流される角度を確認して、ギリギリで行けるだろうの判断を下した。

 

釣り開始から30分過ぎにグングンと穂先を曲げたのは後検寸30cmのイトヨリだ。オモリ負荷30〜80号の柔軟な万能ロッドだけに曲がり方は小気味良いのだが、海面に浮いたのは前述のイトヨリ。だが、この魚が居着く場所なら必ず本命アマダイも居ると確信して、何ども手返しを繰り返す。すると水深83m前後でゴンゴンと強い突っ込みで穂先を曲げてくれたのが全長28cmのまずまずサイズ。電動リールで巻いてくると海面下40m近くで最後の抵抗を見せる引き込みはアマダイに違いないと確信。その後も何度か流し替えをしながら2匹目をキャッチ。気分は最高。水深85m前後の好ポイントを運良く流すことができたようだ。

 

そのあとも小さいながらもアマダイを2匹追加して、流しかえを試みると風向き変わり、無風に近いベタ凪になった。こうなるとパラシュートアンカーを引き上げて完全ノーアンカーの流し釣りへ変更。だが、水深が73m前後の浅い場所から移動できず、苦戦を強いられる。風も潮の流れもなく、釣れてくるのはトラギス、ミニサクラダイのゲストばかり。海藻根による根掛かりも多くなり、大きくポイントを移動したが、結局午前11時45分に沖揚がり。着岸12時を目指して漕ぎ始めた。

 

困ったことにボート店主が不在で、着岸ができない。無理をして船首から飛び降りたらこれが最悪の事態に。左足がクーラーBOXの左足首に絡まり、転倒。右足だけが海中に没して、ついにはライフジャケットがプッシューと膨張。これを見ていたお隣のボート店、オガタボートの店主に手助けして頂き、事なきを得たが急深のゴロタ浜だけに不用意に飛び降りると、今回のように溺れかけてしまうことになる。ボート釣り歴30年近い私でも、このゴロタ浜ではアシストがないと危険であると改めて痛感した。オガタボートの店主様には感謝しかない。と同時に昼12時には着岸と言っておきながら本人が岸にいないエトーボート店主には腹が立った。

 

最後に当日の釣果だが、全長30cmのイトヨリを筆頭にアマダイは28cm、26..5cm、24.5cm、23cmの4匹を釣ることができた。流し釣りの好ポイントは一番下の写真に掲載するが、この場所から三石方向へ流し、水深が95mまで深くなったら漕ぎ戻ることをオススメする。参考までに当日の85m下の海水温は18.5度であった。

 




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