金沢八景荒川屋 午前LTアジ釣り

 

9月3日の豪華客船でのクルージングパーティに参加した時にひょんなことから「船で釣りをしてみたいですね」という一人の女性(渋谷区の藤井さん)の要望からトントン拍子に10月1日に金沢八景の荒川屋で午前LTアジ釣りを楽しむことになり、フェイスブックで繫がりのある人に声を色々と掛けて頂いたのが今回お世話になった実質の幹事役、森さんである。幅広い人脈をお持ちの森さんのおかげで私を含めて9人が集まり、穏やかな秋晴れに恵まれて初の沖釣りイベントは大成功となった。

 

その裏方として「釣った魚を調理して食べさせてくれるサンドフィッシュ)というレストランを併営している荒川屋さんの貢献度も大きい。今回の釣りイベントは釣り+食事にあったといえるだろう。ただアジ釣りをするだけではここまで人数は集まらなかったはず。釣り立てのアジを食べることで参加者全員の気持ちがひとつになれたのではないだろうか。

 

気になる実釣については可もなく不可もなく、といった印象だ。午前7時30分に金沢八景の同宿の桟橋から出航。当日は他の団体さんもいて、総勢24人は乗っていた。我々のグループは大半が初心者で、貸し道具と貸し合羽だけでも7人。経験者は私と栗原君、もう一人ぐらいで、釣りがまったく初めてという女性も数人いた。それでも、水深約25m前後の小柴沖で釣り開始となり、すぐにアタリを捉えることのできた人も数人いて活性が高いと感じたのだが、そんな美味しい時間は長く続かなかった。朝の90分後までが当日のゴールデンタイムだったと記憶している。

 

潮の流れは適度に動いているため30号ビシのコマセは早くなくなり、マメな手返しをする人がポツポツと釣り上げていた。中でも釣り部後輩の栗原君は全長で30cmオーバーの良型ばかりを黙々と釣り上げて、嬉しそう。左舷の大ドモという特等席に座っていたとしてもアジ釣りの腕は確かだ。指示ダナは底から2m。ビシが着底して正確な底ダチを取り直して、1m巻き上げて1回コマセを振りだし、もう1m巻いて再度コマセを振ってアタリを待つスタイルが一般的。2分待ってもアタリがない場合は、再度ビシを海底まで落とし直してからシッカリと底立ちをとって、底上げ2mでアタリを待つ。これを2回繰り返したら、ビシを回収してコマセを詰め替えて再度仕掛けを落としていく。この繰り返しだけだから難しいことはない。

 

ところが、釣りがまったく初めてという人にとっては慣れない動作が続くため、アタリを長い時間待ってしまう。すると、ビシが海底近くで動かないため隣同士の仕掛けとオマツリをしてしまう。船は潮に任せて少しずつ流れているため、マメな底立ちの取り直しこそがオマツリを防止する対策のひとつにもなるのだ。因に荒川屋のオリジナルLTアジの仕掛けは全長で1mだ。その理由はオマツリの防止と魚を掛けたまま取り込める長さということらしい。一般的にはハリス長は短くても1.8m、通常で2mである。それはビシをコマセカゴに入れてからハリスを手にもって大きく腕を延ばして取り込めば難なく船内に入る。

 

だが、そうした一連の動作が慣れていなければ口頭で説明されてもすぐには実践できないもの。特に魚が掛かって海面に姿を現せば心は焦りまくる。それが初心者というもの。慣れていなければ上手く取り込めない。海面で3回もバラしたり船内に取り込んだ後にも魚が跳ねて海中に自然リリースしてしまったケースも多かったようだ。それも初めての釣り体験としては大切な思い出となる。次回からはどうしたら上手く取り込めるのかを考えて行動するといい。ベテランや常連客の釣り方や取り込み方を横目でシッカリと見て覚えることも大切なのである。

 

当日は中乗りさんも一人乗船していたが、どうしても船内通路が狭いため軽快なフットワークで移動することができない。できれば、取り込みの手助けや仕掛けのオマツリ解きをもっと手伝って欲しかったというのが正直なところである。もうひとつ疑問点がある。船内にタモ網が1本も置いていないのだ。これは船長の考え方で、たぶん釣り人とアジとの真剣勝負を望んでいるのだろう。取り込みで失敗するのは釣り人の負け。海中に逃げて帰れたのはアジの勝ちということになる。

 

とはいえ、30cmオーバーのアジは海面から抜き上げる時に重力が一気に掛かるため、上顎の硬い部分に針が掛かっていなければバレてしまう。これだけはなんとかして欲しいもの。タモの手助けは許さないという船長の考え方なのかもしれない。結局、午前10時50分に沖揚がり。船中トップが35匹という。私は8匹だったが、1匹だけ全長35匹の良型をキャッチできたのがせめてもの救いか。名手、栗原君は30cmオーバーばかりを7匹も釣り、喜色満面であった。初挑戦の加藤さん(横浜市)はダブル掛けを披露して合計7匹も釣り上げていた。初めてで7匹はリッパ。しかも35cm級も1匹キャッチして満足そうだった。「アジが掛かってググッという感触が楽しいですね」と楽しめたようだ。

 

嬉しいのは釣ったばかりのアジをササッと短時間で調理してくれて食べさせてくれるレストラン「サンドフィッシュ」のサービス。もちろん、事前予約の有料だが、ご飯、味噌汁付で1800円は安い。料理は刺し身、塩焼き、そして人気のフライだ。中でもこのフライが超絶品。釣り立てのアジをフライで食べた記憶はほとんどない。噛んだ瞬間のサクッ、次ぎにフワッときて最後にジュワッと味わい深い味覚は筆舌に尽くしがたい。私は当日クルマで行ったためノンアルコールビールしか飲めなかったが、電車組の大半はビールのお変わりをしていたようだ。羨ましい限り。釣果以上にアジの味覚を満喫した釣りとなった。

 




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