野比海岸貸しボート秀丸 ボートカレイ釣り

 

GWに入る前にもう一回ボートでカレイ釣りをしたいと思って約9年振りに訪れたのは三浦半島の野比海岸にある「貸しボート秀丸」である。しかも、4月にカレイ釣りに来たことはこれまでにない。完全な挑戦メニューといっていい。サッカーの試合で言えばアウェイでのボート釣りだ。魚探もなければポイント攻略の実績も皆無。これまでのボート釣り経験がどこまで活かせるか、ギャンブル要素は強かった。当日の天候は晴れだが北東の風が風速3〜4m。ボート店の女将さんが言うには「ここはね、山を背負っているから北東風には強いんですよ。今日は徐々に凪になる予報だから大丈夫ですよ」と背中を押してくれた。

 

だが、カレイの居るポイントが分からない。津久井浜方向にあるノリ棚付近で釣ろうと考えていると「ノリ棚からは200mは離れて釣って下さい」とこの海域のルールとマナーを聞かされて不安になったものの、カサゴ狙いのボート付近を外して砂地帯を探せればなんとかなるだろうと漕ぎ出したのは4月23日の午前7時15分過ぎ。ノリ棚のブイが浮かぶエリアを津久井浜方向に漕ぎ出して、約13分漕いでめぼしい場所にアンカーを投入した。ノリ棚の最も津久井浜寄りの角地のブイから約200m沖側で釣り開始となった。

 

まずはボート直下に1本目の両軸リール付ロッドにアオイソメとオレンジイソメ(購入先はエサのつり王☎046-874-5522)をたっぷりと付けて投入。オモリがボートの揺れでトントンと叩く位置にセットして置竿に。2本目はスピニングリールに1.6mの短竿でチョイ投げをしてアタリを待つ。干潮時間が9時4分頃だったため、時合に間に合うように3本目のスピニングリール+振り出し式パックロッドを準備して、15mほど投げて置竿にする。3本目の仕掛けを投入し終わったのが午前8時15分頃。これで迎撃態勢は整った。ボート直下のリールをゆっくりと巻き上げて水深を計測すると、約10mあることが判明。水深的には間違いない。ポイントは外していないと心に誓ったが、まだ不安はあった。北東風が冷たく、時々強く吹くため晴れていても寒いのだ。

 

岸方向に向けてチョイ投げしたロッドが小刻みに震えたのは干潮時間の直前だった。ロッドを手に取り少しだけ巻き始めるとグイグイッとカレイ特有の魚体を波打たせている感覚がてに伝わってくる。慎重にゆっくり、強い引きをいなして海面近くまで浮いてくると、紛れもない茶色の魚体が現れた。タモを右手に持ち替えて掬おうとするがハリスが1m近くあるためか、なかなか網の中に入らない。海面で左に走りながらタモを嫌うカレイに対して2回目になんとかタモ入れが成功。ホッとひと安心。魚体をみるとマコガレイではなく、ムシガレイであることが分かった。本命ではなかったが初挑戦の場所で釣り上げた獲物はことの他嬉しいもの。自分の狙ったポイントで掛けた魚はゲストであっても満足感は高い。計測すると全長33cmあった。肉厚の魚体は産卵後の荒食いシーズン特有の姿と言っていいだろう。刺し身で食べられるサイズだ。

 

ここで不思議なのがオモリの色。前回も金田湾つりの浜浦で釣り上げた40cmのマコガレイも白塗りのオモリに食ってきた。これまでカレイやアイナメは赤いモノに好反応を示すと言われてきたが、実は赤より白が好きらしいということがこれで証明できた。白好きはカワハギだけではなかったのだ。

 

ムシガレイを釣り上げてから約15分後、このオモリを赤から白に交換しようと思って仕掛けを回収しようと思ってリールを2mほど巻き上げた途端にゴンゴン、グイグイと突っ込むアタリが訪れた。もう1本の短いロッドの方に何か喰ったようだ。PE0.8号の道糸にリーダーを2.5号3mほど結節してある。道糸より2.5号のリーダーの方が少し不安だったが、以前外房大原で30cm級のマダイをひとつテンヤで釣り上げているから大丈夫だとは思っていたが、その時に突っ込みを上回る強引な引き込みで危機感を覚えた。ロッドの先端付近を海面に没するように沈めて対応したが、ゴンゴンと突然首を振るような元気一杯の引きには焦った。3回ほどの強烈な引き込みを交わして海面に浮かせたのは緑色の胸ビレを広げたホウボウだった。赤いスパイクオモリを付けた仕掛けがホウボウはお好みだったのかもしれない。

 

その後は魚からのアタリはなく、時々グレーのヒトデがポツポツと釣れるだけ。1回だけ針のチモトが切られたのがあったが、たぶんフグの悪戯だろう。150gの両方のイソメも残り少なくなった。午後11時過ぎにはポイントをボート乗り場方向に移動して釣りを位階してみたが、ここでもアタリは皆無。結局、午後2時10分で沖揚がりに。ロッドを1本ずつ片付けて、2時30分の着岸時間に間に合うように漕ぎ戻った。

 

ボート店で魚体の手持ち写真を取ってもらい、秀丸のツイッターに載せてもらった。初挑戦でムシガレイ33cmとホウボウ31cmの2匹だけだったが、満足感は大きい。それは自分が選んだポイントで釣り上げたからだ。時合を逃すことなく粘った釣り方が功を奏したといってもいいだろう。潮変わり直前直後の時合、その後、2時間はポイント移動をしないこと。また、砂地帯をうまく探し出せたのも運が良かったといえよう。野比海岸はメガカワハギの聖地とも言われている。9月に入ってからまた訪れたい海域である。

 




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