金沢八景弁天屋 午前ライトアジ釣り

 

今年の4月は中旬になっても寒暖差が激しく、不安定な天候が続いた。それでも東京湾のビシアジの釣果は絶好調の日が多く、初夏に向けて最高の味に達すると言われるだけにほぼ釣果が確実なビシアジ釣りに出掛けたのが4月16日の日曜日。
実は前日の土曜日に南西強風が吹き荒れて海が荒れ模様ということで日曜日に変更したのが正直なところだ。足を運んだのは金沢八景の弁天屋。サクッと数釣りをして早めに自宅に戻ろうと軽く考えたのが間違いのもと。午前ライトアジなら時間的にも体力的にも楽だからだが、もっと言うと、弁天屋では60歳からシニア割引が使えるのだ。経済的にも負担が軽くなるシニア割引にすると乗船料金はなんと5100円になる。これは助かる。

 

さて、前日の暴風の翌日だけに出船1時間前に到着したにもかかわらず、ほぼ満席状態とは驚いた。片舷12人で両舷で24人は確実に乗っていた思われる。水深の浅いライトアジとはいえ、これではオマツリは必至。仕掛けの予備はいつも10組以上は持参するが、どうなることやら。ただ天候だけは北風微風で凪。海面もフラットで他船の引き波でも来ない限り横揺れもほとんどない。爽やかな春らしい海には桜の花びらがチラホラと浮かんでいた。

 

船長は定刻7時15分より10分ほど早く桟橋を離れて、最初のポイントに向かった。航行すること約20分で到着。魚探反応をチェックしながら投入の合図が出されて、40号ビシに付いた3本針のアジ仕掛けが海中に沈んで行った。水深はやや深く38m。指示ダナは2mだが、3mまでは探ること。潮具合によっては若干浮き気味になることもあるからだ。ところが、2mでも2.5mでもアタリは出ない。周囲でもアジが釣れている様子はない。案の定、南西強風後の水温低下と澄み潮の影響か、アジに元気がないのだ。

 

午前8時過ぎには早々にポイントを移動。水深30mで釣り再開となった。そのポイントではポツリポツリと小アジが釣れ始めた。全長20cm弱の小ぶりのサイズが釣れるのだが、どうにも引きが弱い。活性が低い時には海面でバレてしまうことが多いが、当日もその傾向が顕著だった。海面からアジを抜き上げる直前に針が口から外れてしまう。魚が見えているだけに悔しいことこの上ない。

因に、宿支給の付け餌は赤タンとアオイソメが少量配られるが、どちらにも掛かってくる。もし、潮が濁っていればアオイソメが有利だが、赤タンにも良く釣れていたのでやはり澄み潮加減だったのかもしれない。また、途中からオマツリを少しでも回避するために2本針の仕掛けに交換した。

 

アタリが少しだけ多くなったのは午前10時頃から。ビシが着底して1m巻き上げて最初のコマセを振り、さらに1m上げて再度コマセを振り出して、10秒ほど待つとコココッとアジ特有のアタリが出て、釣れるのだが型が小さい。平均すると全長18cm弱といった感じだ。それでも、アタリが頻繁に出ると楽しいもの。リールをゆっくり巻き上げてビシをコマセ桶に入れて、ハリスを弛ませないようにして取り込むとうまく取り込めるようになった。だが、針の掛かりどころを確認すると下あごだったり横に刺さっていたりと、低活性の時にありがちな外れやすい箇所に掛かっている。船内に取り込んだ直後にポトリと外れることも多かった。

 

左隣の斉藤さん(横浜市)は「アジ釣りは今日で2回目なんでなかなか上手く掛かりません」と言いながらも早い段階でアジを釣り上げていた。貸しタックルのリールのクラッチ操作が良くわからずにリールを巻いていたが、仲乗りさんにコツを教わり、その後は苦労しつつもポツポツと釣っていた。

 

喰い渋りの時間帯は最後まで解消せず、午前10時45分には沖揚がりに。当日の船中トップは28匹、私もなんとか14匹まで数を増やせた。ゲストは定番のイシモチが多かったが、私には全長25.5cmのムシガレイも釣れた。当日の午後船の釣果は喰い渋りが回復して15〜73匹だったという。南西強風の翌日の午前船は食い渋りになる傾向があることを再認識させられた日となった。

 

とはいえ、14匹のアジに23cmのイシモチ、25.5cmのムシガレイが釣れたのだからお土産としては決して不満はない。欲を言えば、もう少し型の良いアジが数匹でも混じってくれればという願いはあった。自宅に戻り当日は刺し身とタタキにして、翌日は塩焼きにして食べたが、旨味は鉄板。間違い無しという印象だ。ムシガレイはフライパンにアルミホイールを敷いてバター焼き=ムニエルにしたが、これも上品な白身にバターが染み込んで旨かったことを付記しておこう。焦げ付き防止にタマネギを下に敷くことがポイント。

 

これから初夏にかけてアジは年間で最も脂が乗り、味覚が最高潮に達する。短時間で手軽に楽しめるライトアジは凪の続いた2日目以降に釣行されることをオススメする。なお、弁天屋では3人以上の場合は連座で座れるように配慮してくれるので前日には電話を入れた方がいい。ただし、予約は受け付けていない。

 




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