金田湾つりの浜浦 ボートカレイ釣り

 

春に3日続く晴れ間無し、といわれるほど天候にムラがあり寒暖の差はもちろんのこと風の強さや向きも不安定なことが多い3月下旬。その3月の中でも最も安定していそうな3月30日木曜日に今年初のボート釣りに出掛けることができた。

 

狙いは戻りガレイ、いわゆる花見カレイである。足を向けたのは金田湾のつりの浜浦。このボート店は平日にポイントまで船外機ボートで曳航してくれる無料サービスがある。特に金田湾のカレイのポイントは手漕ぎではかなり遠いためこの曳航サービスがあるか否かはとても大きい。体力的にも時間的にも大きなメリットがある。3月下旬では午前6時30分から曳航してくれるようだが、当日筆者がボート店に到着したのは6時40分過ぎ。ゆっくり支度をしてボートに乗り込んだのは7時を少し回っていた。早速店主の船外機ボートで円形のイワシ生け簀近くで連結ロープが解かれた。

 

イケス周辺には死んだイワシが海底に散乱して、それを捕食するヒラメやマゴチなど多彩な魚種が集まると言われている。ただし、近くにはイケスを固定する係留ロープが沈んでいるためあまり接近するのはマナー違反でもあり、アンカーがその沈んでいるロープに絡まる可能性もあるため50m前後は離れること。後方には定置網のブイが多数浮かんでいるので、その中間付近にアンカーを投入して釣りを開始した。時計の針は7時30分を過ぎていた。風は弱い北風から南風に変わる予報。南風が昼過ぎには強まるとか。

 

まずはボート直下を狙う1本目の竿に仕掛けをセットして水深10mの海底に投入した。付け餌はアオイソメとオレンジイソメのミックス。当日は両方で140gを津久井浜にある「エサの釣り王」で購入。料金は税込み1089円。10gで72円は良心的な価格だ。3本の竿を出すのが常識と言われるボートのカレイ釣りだが、直下狙いのリールは小型両軸リール。道糸はPE1.5号の100m巻き。他は小型スピニングリールと振り出し式パックロッドの組み合せを使用した。軽くチョイ投げで広範囲を狙うためだ。

 

3本の竿を出し終わると、後は投入した仕掛けを5〜10分に1回の頻度で手前に引きずる。これで仕掛けと餌の位置を移動させることでカレイにアピールする。今回はいつも使っている赤塗りのスパイクオモリ25号だけでなく、カワハギ用の白塗りの小田原型市販オモリも使ってみた。実は茨城県の某船宿のHPに「白色オモリにカレイが好反応」と書かれていたのを思い出したからである。その効果が気になって使ってみたのだが、それが最後に功を奏するとはその時は思わなかった。

 

さて、最初のアタリは直下狙いの竿にきた。最初は根掛かりを感じて道糸を手で引っぱり外した直後に、ゴンゴン、と首を振る生体反応にピックリ。慎重にリールを巻いてくると海面に顔を見せたのはアナゴであった。計測すると43cmはある。美味しい東京湾のアナゴは当然キープである。しかも、カレイ針13号をガッチリと喉の奥まで飲み込んでいたからこれは仕方なく、ハリスを切って氷の入ったクーラーBOXの中へ。日中にアナゴが釣れる時は潮が暗く、濁っていると言われている。アピール度の高い仕掛けが有利と想像できた。

 

その後はエサが取られるものの大きな針に掛かる魚のアタリはない。雑魚が海底でついばんでいるだけ。時々灰色のヒトデが掛かってくるが、カレイ釣りの税金のようなものと諦めている。仕掛けを長い時間放置すると、ほとんどヒトデに餌を横取りされてしまう。消耗は激しいものの魚の活性は悪くないようだ。

 

当日の潮変わりは午後12時15分前後。カレイは潮変わり直前直後に喰ってくるという習性がある。それが現実になった。チョイ投げで置竿にしていた竿がよそ見をしていた直後に、ガタンと動いたのだ。また風と潮流具合で倒れたのだろうと思って竿を手に取り、少しだけリールを巻くと、ゴンゴン、ググンと引っ張るではないか。マジか、掛けたのかもしれないと思い、慎重に再度巻き続けると間違いなく、カレイらしき魚信に心が躍った。まさか、この時合にピッタリに来るとは。海底10m下からゆっくりと巻き続けると海面直下には焦げ茶色の魚体が。間違いなくカレイだ。タモを手に取り、突発的な突っ込みをうまく交わしてタモに納めてホッとひと安心。正直に言えば「ポイントを一度も移動せずに粘った甲斐があった。報われたな」という気持ちで一杯になった。

 

その後は、南風もソヨソヨ程度で釣り続けることはできた。だが、140gのイソメ2種類は午後2時過ぎには底をついた。最後に上がってきたのは可愛いイイダコでジ・エンド。帰り支度を進めていると、運良く店主が船外機ボートで迎えにきてくれた。なんと帰りも曳航してくれるとはラッキー。午後2時15分に着岸して終了となった。

 

陸に上がって女将さんに写真を撮影してもらって色々と話しを聞くと「今日、カレイを釣ったのはあなた一人だけですね」という。メジャーで正確に計測してもらうと全長40cmとのこと。たぶん、筆者の自己記録更新サイズだろう。参考までに釣れた竿の仕掛けには白塗りの25号オモリが下がっていたことを付記しておく。

 

例年戻りガレイは通常なら5月GW頃まで充分期待できるはず。3本のロッドと白塗りオモリ、140g以上のアオイソメを持参してボートのカレイ釣りに挑戦してみてほしい。今年はイケるかもしれませんヨ。キーワードは「潮変わり時間にはポイントを移動しないこと」である、と断言しておこう。参考までに、水深10m下の海水温は13度であった。

 




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