オルルド釣具 振出式パックロッド トラルド180
6月下旬のボート釣りで不覚にも根掛かりした時にパックロッドが折れてしまった。永年使っていたのでたぶんどこかに亀裂が入っていたのかも。安価なノーブランドロッドだったが、いつも予備も含めて複数本のパックロッドを持ち込むため、何か適当な振出式パックロッドがないかなって探していたら数日後、アマゾンからメールBOXに釣具の情報が入ってきて、かなり魅力的なロッドだったので購入してしまった。価格はなんと2454円(税込み)。
それが今回紹介するオルルド釣具の「トラルド180」というロッドだ。メーカーはおそらく中国産だと思うが、振出式パックロッドとしては軽量でコンパクトという点に惹かれた。仕舞寸法はなんと36cm弱。しかも長さが1.8mという短さにも関わらず道糸を通すガイドが7個も装備されているのだ。調子は超柔軟仕様。まだ実際には使っていないがオモリ負荷で言えば、5〜15号といった印象である。先調子だが、かなりソフトに仕上げられていて、シロギスなど小魚類を釣るには引き味を楽しめそうだ。晩秋から初冬のカレイ釣りでも活躍してくれそう。食い込みが良さそうで、アタリを弾くような感覚はない。詳しくは実釣の際にまたリポートすることにしよう。
さて、私がボート釣りでどうしてパックロッドを好んで使うようになったのか。それは手漕ぎボートの中は狭く、持ち運びはもちろんのことボート内のスペースを有効に使えるからだ。仕舞寸法が40cm足らずというのは驚きである。
さらに、流し釣りでボートが動いていると突然イケスやブイに衝突しそうになることがある。注意していても風向きが変わって、移動方向が変わると障害物に急接近することがある。そんな時に咄嗟にロッドを縮めて衝突を回避することができるから便利なのだ。東京湾では伊勢町海岸や金田湾、相模湾では小田和湾や油壺湾、沼津方面でも要注意のボート釣りエリアが多い。
話をトラルド180に戻そう。このロッドはたぶんルアーフィッシングにも最適だろうと思う。軽いジグヘッドやワーム、またミノー類などをキャストしてリーリングするにも快適なロッドだろう。また、尻手ロープをどこに装着するなど課題も残る。
ただし、ロッドの後端部が排除されている。リールシートの後ろ部分からスパッと切り落とされたようにないのだ。いわゆる竿尻部分がない状態だから両手でロッドを握ることができない。仕掛けやルアーをキャストする時は片手で行うしかない。自重94gを実現できたのはこの部分の切除によるところが大きい。仕舞寸法が36cmと極端に短いのもその恩恵が大だろう。これまで購入して使ってきたどのパックロッドよりも仕舞寸法が短いのは嬉しい。狭いボート内で自由気ままに使えそうだ。課題は片手投げでスムースに仕掛けを投入できるかどうかである。実際に使った時のインプレッションを近い将来お届けすることにする。耐久性については1年後ぐらいにリポートしよう。
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- 2018.07.14 Saturday
- タックルレビュー
- 12:48
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- by うみつりネット