鴨居大室港五郎丸 ビシアジ釣り

 

11月になると季節風やら自然条件に翻弄されるのがボート釣りの辛いところである。釣り部後輩の栗原君と11月22日に葉山のオオモリボートからイナダとカワハギのリレー釣りを楽しもうと計画していたのだが午前6時頃に発生した福島県沖の地震に伴う津波の影響を受けてボート店主の決断は「大事をとって出船中止とします」というHP上の書き込みで断念。当日は朝から雨が降っていたが、7時40分頃には晴天になっていて、しかも北風微風の凪だった。それでも貸しボート店側としてはまたいつ地震が発生し、津波が相模湾にも襲来するかもしれないという安全重視の発想が優先されたと考えられる。

 

釣り人の性とは一度釣りたいモードがクライマックスになるとなかなか諦められないもの。そこで私一人で自宅に戻りビシアジのタックルを積み込んで鴨居大室港の五郎丸に乗り込んだ。抑えきれない「釣りたいモード」を美味な東京湾のアジ釣りで楽しむことにした。出船は午後1時だから下道でのんびりとクルマを走らせた。到着は午前11時30分頃。受け付けをすませると3番手というのが分かったものの右舷胴の間を選択。海は風もなく凪だから釣り座は気にすることはなかった。電動リールの電源さえとれれば正直どこでも良かったのだが、いつもの自分の指定席が胴の間なので無意識に選んでしまった。ところが、午後から風向きが南寄りに変わったため陽が当たらない舷になってしまった。

 

まぁ、当日は気温も19度近くになり、寒いほどではなかったがこれからの季節は釣り座の舷は案外重要だ。寒い日の日陰側は釣りに集中できないほど寒くなるのでご用心。ほぼ定刻に港を離れた五郎丸は鴨居沖の水深65m前後のポイントで釣り開始。行程は約25分。ビシは130号の通常仕掛け。電動リールを使った一般的なビシ釣りである。指示ダナはいつもの「底から2〜3m」でアタリを待つスタイルまでは良かった。私を襲った不幸はこの直後に訪れた。なんと電動リールの巻き上げができないのだ。レバーを最大速度の位置に回すと、水深計のデジタル数字が消えてしまう。船長に接触不良かもしれないから電極付近をガリガリとワニグリップでこすってみたのだが、効果はない。隣の電源設備に変更しても数字が頻繁に消える。

 

結果は電源コードのトラブルと判明。メンテナンスの悪い私のミスだ。そう言えば前回のワラサ釣りでも接触が悪くバッテリーを借りたことをすっかり忘れてしまっていた。運の悪いことは重なるもの。ボート釣りを諦めて釣りも断念すれば良かったのだが、ここまで来ても悪運に付きまとわれているようだ。地震や津波とは関係なく、他のボート店に予約をいれていればもしかしたら出船できたのでは、と自分の運のなさを反省するしかない。

 

このあと、シマノ製リールに適合する電源コードを船長から借りることができてなんとか釣りを再開することができた。船長、有り難うございました。周囲でも30cmオーバーの良型アジがポツポツと釣れ、水深70m前後からでもグイグイと引き込むアジとのヤリトリを楽しみつつ数を延ばして行く。途中で強烈な突っ込みに「これはサバだな」と思い込んでやや早めに電動リールを巻くと、海面に姿を見せたのはなんと巨大なアジだ。後検寸で全長37cmもあったから驚き。しかも、活性が高い時間帯には先針ではなく、枝針に掛かることが多かった。ビシの位置に近い枝針にかかるとアジの引き込みが一層強く感じられる。

 

船長はアタリが遠くなるとすぐに小移動を繰り返し、活性の高いアジの群れを追い掛けてくれる。残念ながら私は大サバは釣れなかったが、左隣の古池さん(品川区)は全長40cm近い大サバを数本釣り上げて嬉しそうだった。しかもマサバだから貴重である。欲を言えば1本は私も大サバを釣りたかった。晩秋のマサバは脂が乗って想像以上に美味だからである。

 

午後4時20分、沖上がりに。私の釣果は開始直後のケーブルトラブルによるロスタイムがたたり、船中のスソで12匹。ゲストはイシモチに酷似したニベを1匹。それでも、大半が30cm前後の良型。小さくても25cmはあったから満足感はある。自宅に戻ってから刺し身とタタキで酒量が増えてしまったのはいつものこと。翌日も刺し身で食べられたのはラッキー。魚好きのご近所にお裾分けもできた。数日後、新品の電源コードを注文したのは言うまでもない。

 




腰越港孝太郎丸 アマダイ釣り

 

今シーズン初のアマダイ釣りに選んだのは腰越港の孝太郎丸。実は孝太郎丸はスポーツ報知の協定宿となっているのだが、11月13日は年に一度の謝恩サービスデイとなっていたため10日以上前に電話予約を入れていた。通常9500円がなんとオキアミのエサと氷が付いて5000円というイベント企画ならではのお得な料金。このため2艘出しの大盛況で、私が到着した午前6時5分前には2席の空きしかないという異常事態に驚いた。それでも、バッテリーを持参したので特に問題はなく、右舷胴の間に釣り座を構えることができた。この時期、風が北寄りになれば右舷に陽が当たることは言うまでもない。

 

案の定、当日は北風微風の凪で絶好の釣り日和となった。出船は午前7時の定刻より5分早く港を離れた。ゆっくりとしたクルージングで約25分足らずで江ノ島沖から釣り開始。水深は85m前後。オモリは50号に統一され、私もハリス3号2mの2本針にオキアミを装餌して投入。右舷だけで6人という混雑にも関わらず静かに仕掛けが落ちて行く。オマツリせずに仕掛けが着底できたのは潮が速くないためだろう。すると、左隣の佐藤さん(平塚市)が速攻で巻き上げてアジとサバのダブル掛けを達成。型は全長で35cmの良型だから驚き。アマダイ釣りのゲストとしてアジとサバを一荷で釣り上げた姿はなかなか見られない。

 

さらに凄いのはその直後だ。同じ佐藤さんが良型のアマダイ(後計測35cm)を釣り上げたからだ。しかも、「またサバかアジでしょ」と言いながら電動リールの最大で巻き上げて浮かんできたのが良型アマダイだった。針掛りした所が良かったからうまく上がってきたのは分かるが、運が良かったともいえる。

 

さて、私はというとゲストからのアタリもなく、やっと最初に針掛りしたのはシロギス釣りでお目にかかるヒメジ。水深80m以深でもヒメジが釣れるとは。その後、アタリがクククッと頻繁に出るようになったのは午前8時30分を過ぎた頃からだ。


潮が変わる直前から少しずつ魚の活性が高まってきたようだ。当日は中潮で午前8時47分が干潮。潮変わり前後にアタリが出るのは予想通り。その10分後にやっと本命のアマダイが釣れた。全長28cmのまずまずサイズでひと安心。ボウズを逃れて写真撮影して気合いが入る。ゲストのヒメコダイやレンコダイも周囲でポツポツと釣れ出して、コレならまたアマダイは釣れるはず、と思っていたら案の定、9時25分頃に全長31cmの今日イチサイズが釣れた。これで写真撮影をしてもらったのが佐藤さんの釣り仲間の友人。手持ちの魚の向きまで指示をしていただき有り難うございました。この場を借りてお礼を申し上げます。

 

釣り方は簡単だが、当日は少しだけこだわった。オモリが着底したらトントンと底を5回ほど叩いてから2秒ほど待ってからゆっくりと聞き合わせるようにした。すると1匹目のアマダイもそうだったが、クンクンの後にグングンと重量感のある突っ込みがあり、その後に手巻きでリールを5mほど巻き上げてから電動リールのスイッチを入れる。すると水深40m前後でゴンゴン、グングンと鋭く突っ込む。この動きがあれば本命アマダイの可能性が高い。型が小さいとヒメコダイの可能性も考えられたが、なんとか2匹目は満足できる30cmオーバーを釣り上げることができた。

 

今回は大きく誘いと叩きを入れたのは乗船客が多く、目立つような誘い方が有効と考えたからだ。ただし、水深が80m以上と深いため竿先を大きく60cm以上上下に大きく動かして底をオモリで叩くことで砂底に煙幕を作りたかった。小田原型のオモリは底が尖っているため砂埃を立てることができたのかもしれない。2匹目の時も叩いている直後にアタリが出たからその効果は侮れないだろう。

午前10時30分を過ぎると船長は大きくポイントを移動して逗子沖の水深70m前後に変わった。その頃には気温も高くなり合羽の上着を脱ぐ人が多くなった。風も南寄りの微風に変わり、ゲストの小魚が多く、エサの消耗も増えた。食べて美味なヒメコダイやレンコダイなら良いのだが、ミニトラギスやヒメジは勘弁してほしい。

 

結局、昼過ぎになっても盛り上がりはなく、午後1時には沖揚がりとなった。港に着いてから計測と表彰があると聞いてビックリ。イベント企画とはいえ8位までの商品が出ると聞いてさらに驚いた。当日の船中釣果は2艘の高低で0〜6匹。最大サイズは42cm。私の最大は31cmだから賞外と思っていたら、なんと7位に入賞とは。しかも、貼るカイロの箱詰めやネックウォーマーなど色々な商品を頂き感謝である。乗船料金が半額だというのに次回1000円引きの乗船券も頂戴してしまった。レディース賞もあり、多彩な参加賞を含めた商品にまたビックリである。魚以外のお土産がここまで豊富な釣りイベントも珍しい。孝太郎丸には感謝である。

 




松輪港あまさけや丸 ワラサ釣り

 

季節回遊魚とも言われる青物だが、今年のワラサはどうしてしまったのか。早い時期なら8月中にはブレイクしているはずなのにどこにも群れが参上しない。今年はもう東京湾には訪れないのか、と思っていたら、10月17日に一気に大ブレイクしたのが剣崎沖だ。トップで17本という驚異的な釣果を叩き出した宿があった。それ以外にも7〜8本は当たり前、スソでも3〜5本という船宿が多く、ついにやってきたか、という感じでその後は毎日釣果情報を楽しみにしていた。

 

山田君の主催する「大人の遠足」グループの一人、岩見さんが主催する仕立て船に乗り込んだのは11月5日土曜日。総勢8人が松輪港に集まったのは午前5時頃。出船は結局6時20分だったのだが、ワラサフィーバーが続く時期は港内の駐車場が想定外に混雑するため早めの集合時間に変更したためだ。クルマを止める場所がないのは釣りをする以前の問題。それだけワラサの襲来を待ちこがれていたファンがいたということ。ドラグを引き出す強烈な引きとブリと大差のない豊潤な味覚に惚れ込んだ釣り人が「なんとか1匹でも」と松輪港に馳せ参じるわけだ。

 

当日の宿はあまさけや丸。仕立てと予約乗合がメインの老舗宿。当日はなんと4隻とも出船。岸壁には4隻が連なり、活気溢れる雰囲気に釣り人は気合いが入る。とはいえ、仕立て船だとちょっと和やかな印象である。同船した女性アングラーからのお菓子やクッキー、せんべいなどが手渡しで配られ挨拶がてらの8人が笑顔で語り合う時間が案外貴重ともいえる。

 

最初のポイントまでは航行すること約20分。ワラサ船団の中にあまさけや丸も突入。水深50数辰ら釣り開始となる。海面からのタナ取りかと思われたが、ビシを海底に落としてからのタナ取りでもOKという臨機応変な釣り方となり、ハリス8号6mで始める人が多かったようだ。私が座った右舷ミヨシから2番目はコマセ巻き係=山田君のすぐ左隣ということで期待したのだが、最初の1匹目は私の右隣の大田区から来た山上さんにヒット。強烈なワラサの突っ込みに対して手巻きで最後まで対応していたのが印象的だった。というのも、船長は「基本的に巻き上げは手巻きでやって下さい。電動巻きでは不意の突っ込みでバレることが多いから」というのだ。掛けた本命はバラして欲しくないと思うのは当然。数日前からフィーバーが終焉したような釣果が続いていたからでもあろう。船中釣果が0〜3前後では厳しいことも予想できた。水深は徐々に深くなり、船長からの指示ダナが75mという、まるでアマダイ釣りのような水深になっていった。

 

だが、モーニングサーピスは山上さんの後から数人が立て続けて午前8時30分頃までワラサがポツポツ釣り上がった。型はどれも4kgオーバーといった太い腹回りが好印象だ。私は残念ながら2回も針外れ。スッポ抜けでバラしてしまった。ただ2回のうち1匹はワラサクラスではないと感じた。最初の突っ込みが弱く、ドラグが滑ることがなかったからだ。50cm弱のイナダであろう。その後、私もイナダクラスを2本釣り上げたが、ワラサには嫌われてしまったようだ。

 

午前9時40分を過ぎると、ワラサタイムは終了。船団から離れてマダイ五目に変更した。天気はその頃から晴天となり、風も穏やかになり凪ぎに。合羽の上着を脱ぐ場面もあり、のんびりとしたワラサ釣りになった。ただ、そこでもベテランの岩見さんは5kg級とも思える良型のワラサを釣り上げて、ついに5本の竿頭に。左舷ミヨシが特別な特等席とは感じなかったが、どんな釣りでも「釣る人は最後まで釣る」という貫禄が感じられた。ロッドワークや取り込みでも終始落ち着いて対処していたのが印象的だった。

 

午後1時20分、無念の沖上がり。私は本命ワラサはゼロ。全長47cmのイナダを2匹、34cmのマアジを2匹、早朝に仕掛け回収途中で釣れた平ソウダをクーラーBOXに納めた。まぁ、お土産が適度にあるのだから文句は言えない。2年ぶりのワラサを1本は釣ってみたかったというのが正直な所である。ドラグが滑りながらリールを巻き上げる快感を味わいたかった。

 

最後に船長に今年のワラサ事情を聞いてみた。「今日は群れがギッシリと魚探に映っていたから良かった。時々、イワシの群れを追い掛けて群れが突然消えることもあるけど、今年は年内一杯はワラサを狙って行けると思います」と自信たっぷりに締めくくってくれた。

 

 




佐島港つね丸 カワハギ釣り

 

毎年必ず1回は訪れる船宿がある。佐島港のつね丸だ。理由はバースデイ割引があるためである。乗船料が誕生日の前後1週間のうち1回だけ半額になるという。つね丸では、マダイとカワハギの2隻があり、私は迷わずカワハギを選んだ。エサ別で通常7500円が3750円になるのだ。

 

つね丸は湾内に停泊している船に小船(ハシケ)を使って乗り込むシステム。そのために出船の1時間前には受け付けを済ますのがキマリ。出掛けのは10月27日の木曜日。受け付けで乗船名簿を記入すると、釣り客は私一人しかいないことが発覚。まだ時間があるのだからもう一人位は来るだろうと思っていたが、なんと結局私一人で午前7時20分には出船ということに。まさに大名釣りである。

 

当日の天候は薄曇りで北風がやや強い。三浦半島に強風注意報が出ていた。だが、相模湾は北寄りの風には強い。陸から沖へ吹くためウネリは出ない。とはいえ、繊細なカワハギからのアタリを察知するには苦労しそうだ。最初のポイントは湾内からわずか5分で到着。水深9mの浅い場所から釣り開始となった。冷凍アサリを3本のハゲ針4.5号に装餌して投入。すると、すぐにアタリは出たのだが、針にはかからず餌だけ取られる。エサが速攻でなくなるのは本命カワハギがいる証拠。

 

そこで釣り方を変えてみた。25号の球形オモリが着底したら即座に竿を煽って底から2mほど高く跳ね上げてから徐々に竿先を上下に振るわせつつ下げて行く。30〜40cm程度少しずつ下げて行き、最後にオモリが着底したら道糸のテンションをゼロにして1〜2秒待つ。その直後に聞き合わせをすると、ガガガッと針に掛かる気持ちの良い引きを味わいながら巻き上げる。これが私の基本スタイルだ。この釣り方でほぼ終日過ごしたが、朝のうちは有効であった。時々、道糸をわずかに弛ませる釣り方もやってみたが、これも

効果的で、カワハギがアサリを捕食する際に頭を斜め下方向に傾けるため、針掛りが容易ということ。

 

だが、陽が高くなり始めると、ベラ類やトラギス、キタマクラが寄ってきてエサの消耗が激しい。魚の活性が高いのは良いのだが、オモリを底に着けてしまうと、ゲストの餌食になってしまう。そこで、午前10時過ぎからは底上げ1m前後でカワハギを待ち受けるスタイルに変更したが、うまく掛けられたのは1匹だけ。ゲストを避けるとカワハギも追ってこない。カワハギにエサを追わせるスタイルはやはり前述の方法が得策である。

 

また、投入は2mほど沖目に投入してフリーフォールで仕掛けを沈めてやる。周囲にいるカワハギにエサを広くアピールできるからだ。一度エサを見せておいて、着底直後2mほど巻き上げてから上から徐々に下げて行く方法が最も効果的だった。因にオモリは白塗り。さらにヒラヒラスカートを装着した。好奇心の強いカワハギには効果的なようだ。

 

残念だったのは全長20cmを超えるサイズは減り、14cm前後のワッペンが多くなったこと。10月も下旬になると型より数が重視されるが、良型が減るのも寂しいもの。針掛りしてからリールを巻き上げてくる際の強烈に突っ込み、海面直下で横走りする快感がワッペンでは味わえないからだ。3匹ほど20cmオーバーが掛かったのだが、その時の感触はワッペンとはまるで別の魚か、と感じるものがある。

 

それでも沖上がりの午後2時30分までに合計25匹を釣り上げて大満足。リリースは6匹前後。最少サイズは12.5cm。最大で22cmだった。当日は私しか乗っていないためか、魚の割り当てが多かったと思う。船長は「もう2〜3人乗っていればもっと活性は高まったと思うよ」と語っていた。エサが数多く落ちてくれば魚の集まり具合が違うらしい。ただ、うまく針掛りさせることができるか否かは腕次第ということだろう。

 




金沢八景弁天屋 午後スミイカ釣り

 

10月22日土曜日の午後に釣り部後輩の山田君と弁天屋のエギスミイカ釣りに出掛けた。今年は東京湾スミイカの湧きがとても良く、竿頭が10杯以上の日が多いと聞けば、行きたくなるというもの。しかも、のんびりと午後船だから体力的にも負担は軽い。仕掛けもタックルもシンプルで手軽である。10号の中オモリにハリイ4号を1.5mほど付けて、その先端に2.5号の餌木を装着するだけ。釣り方も簡単。底まで中オモリを沈めたらハリス分を巻き取り、底から20cm程度を餌木が漂うようにすれば良い。時々鋭くキュッと竿先を煽ってイカを掛ける感じで釣ればいい。マメに底立ちを取り直すことも大切だ。

 

出船は午後12時30分。ほぼ定刻に桟橋を離れて最初のポイントに向かって走ること約20分。富岡沖らしき場所からスタート。水深は18m前後。私と山田君の釣り座は左舷ミヨシから2番目と3番目に並んで入った。釣り開始から1時間たっても船中誰に竿も曲がらない。乗りの渋い谷間の日に当たってしまったようだ。船長は「潮が全然動かないので乗りは渋いね。餌木も時々は交換してみて下さい」と苦心の操船が続く。

 

午後2時過ぎになってやっと船中でポツリポツリとスミイカが上がり出したが
私と山田君の竿には反応がまったくない。ときどきフグが餌木にアタックして悪戯する場面もあったが、掛からない。私の左隣の方は2時30分頃には3杯目を釣り上げて順調に数を延ばしていた。餌木の色はオレンジベースの2.5号。ほぼ終日餌木の交換をせずに釣っていた感じ。それでも沖上がりまでに5杯を釣って竿頭に。横で釣り方を眺めていたが、特に特殊なテクニックは見当たらない。マメな底立ちの取り直しと適切なタイミングのシャクリだけ。違うとすれば竿の感度とオレンジ餌木の文様だけだと思われる。

 

だが、最後まで私と山田君の竿にはスミイカからのシグナルは訪れなかった。私はスミイカ2回目の初心者である。とはいえ、初体験の際には1杯は乗せているので一応感触は掴んでいると勝手に思っていたのだか、激渋の最悪の日に遭遇してしまったのは仕方ない。後半は八景沖に戻って点々とポイントを移動してくれた船長。とうとう10分ほどサービス残業をしていただいた感じで、午後4時40分に沖揚がりとなった。

 

船中16人ほどの釣り人の中でボウズは半分。その中に私と山田君もいたことは言うまでもない。イカはスミイカに限らず機嫌が悪くなると途端に乗りが渋くなる生き物といえる。「今年はスミイカの当たり年」と言われていても釣れない日もあるのだ。自然相手の釣りだけに厳しい日に当たって初めて考えさせられるもの。次ぎは絶対に釣る、そう誓うしかない。深場に落ちる前に再度餌木シャクリのスミイカ釣りに再度挑戦したいものである。といいつつも、シャコを括り付けたテンヤ釣りも体験してみたいと思う天性の浮気性の私がそこにいる。困ったものである。

 




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