佐島港つね丸 マダイ五目釣り

 

2019年はなぜだかワラサがブレイクしない。10月中旬頃に少しだけ好釣果の日が剣崎沖であったようだが、数日間もつづかない。単発の好釣果ではまったく行く気にはならない。10年前の某釣り新聞社の取材で行った時には竿頭で20匹近く釣れたものだ。ワラサのブレイクとはそういうもの。松輪江奈港の港内駐車場は前夜から訪れる猛者が何台もいたのだ。それを考えると今年は11月に入ってからもチョボチョボ。今年はイナダクラスで諦めよう、と思って佐島港のつね丸にマダイ五目釣りの前日予約を入れて向ったのが11月3日の日曜日。

 

同宿のHP釣果情報欄を見ると、50cm前後の良型イナダの他にカンパチ、ヒラソウダ、カイワリ、マハタ、イトヨリといった高級ゲストが目白押し。たとえマダイが釣れなくても美味しいゲストがそこそこ釣れれば良いだろうと思ったからだ。

 

もう一つの理由はつね丸のお得情報にある「バースデイサーピス」が魅力的だから。誕生日の前後1週間の期間ならなんと乗船料金が半額になるのだ。これは見逃せないメリット。通常料金なら1万円のところ半額の5000円で楽しめる。3kgのオキアミコマセと氷代が含まれいている。付け餌は別途。今回私は持参した。

 

事前予約が基本の乗合船。定刻7時に出船だが、つね丸は湾内に浮かぶ船に小船に乗って乗り込むスタイル。午前6時には受け付けを済ませること。当日は両舷で10人が乗り込み、定刻の午前7時に舫が解かれた。船長はゆっくりと最初のポイントまで約30分を掛けて亀城根周辺に到着すると、魚探反応を確認しつつ「ハイ、どうぞ。水深は52m前後です」と言って仕掛けが一斉に投入された。特に指示ダナのアナウンスはない。

 

私が最初に使った仕掛けはハリス4号6mの2本針。ビシは80号で船中統一。ビシを海底まで落としてから3回に分けてコマセを撒き、ハリス分プラス2m、つまり8mまで巻いてアタリを待った。待つというより、底上げ8mにセットした途端にグイ〜んと竿先が曲がり、強い引き込みでゆっくりとリールを手巻きで巻くこと10m前後。明らかにマダイか青物といった感じ。一投目からのアタリに少し慎重になりすぎて電動のスイッチを入れずに巻き上げてきたら、案の定ミヨシの釣り人の仕掛けに絡み、オマツリ状態のまま抜き上げてしまった。針掛かりが良かったため運良く取り込めた。これでボウズがなくなったと思うと安堵感で嬉しくなるもの。

 

型は48cm程度だから良型とまではいかないが、シッカリ血抜きをしてクーラーBOXへ。嬉しいのは次の投入でもイナダのアタリが続き、速攻で2匹目をキャッチできたこと。これなら船中トップのイナダの竿頭か、と甘く考えたのが運のツキ。2本針の仕掛けはハリスが絡み易く、潮が複雑な当日はあまりオススメできない。決してイナダの一荷を狙った訳ではない。アタリ棚を把握するために2本針仕掛けを使っただけ。朝のうちは船中ポツポツとイナダの食いが立ち、高活性だったが、それも午前8時30分を過ぎるとアタリが遠くなっしまった。

 

船長はマメにポイントを移動し、水深60〜70m近い深場も探索してくれたが、アタリは遠いまま。それでもエサ盗りの雑魚が多いのか、オキアミの頭だけ齧られるケースもあり、3分以内に手返しを繰り返さないと付け餌が取られてしまう。

 

それでも、同じ右舷の大ドモに座ったさいたま市の松本さんはしっかり本命マダイを2匹も釣り上げていた。そのお隣の釣り仲間である三島さん(さいたま市)はイナダを数本の他に美味しそうなヒラソウダやイトヨリも釣り上げていた。「今回が3回目の釣りです。師匠の松本さんに色々と教わって楽しんでいます」と嬉しそう。お二人に話を聞くと「高速を使えば1時間半で佐島まで来れますよ」という。海無し県の人たちのパワーは素晴らしい!

 

結局、午後2時に沖揚がり。本命マダイは船中0〜2匹。それでも高級ゲストが凄い。前述したイナダやカンバチの他にカイワリ、イトヨリ、マハタ、ヒラソウダ、アジ、サバ、ミノカサゴなど10目近い魚種を釣ることができた人もいた。食べて美味しい佐島港つね丸のマダイ五目は多彩な魚種を釣りたいという人にはオススメである。因に私の全釣果はイナダ3匹、ミノカサゴ、ゴマサバ各1匹。

 

今回の釣行費用はバースデイ割引を使って5000円。付け餌は持参したのでゼロ。氷と駐車場代は無料。最後に追加氷はつね丸では200円だが、佐島港入口近くにある某鮮魚店ではバラ氷を無料で分けてもらえる。ただし、少量程度。何も魚を購入していないにも関わらず。感謝である。店舗名は伏せておきます。有り難うございました。

 




腰越港孝太郎丸 アマダイ釣り

 

毎週末に近いサイクルで日本列島に直撃か接近して通過して行った10月の台風にはほとほと疲れた。進行速度が遅いためもあって沖合への影響は大きかったのは言うまでもない。海釣りを楽しむ釣り人にとっては最悪の月となった。

 

それでも運良く10月27日の日曜日は穏やかな凪となり、予定していた腰越港の孝太郎丸からアマダイ釣りを楽しむことができた。当日はスポーツ報知新聞社のファン感謝デーとなっていて私も3週間前には電話予約を入れた。乗合船の料金が半額となり、しかも本命アマダイの良型を釣ると表彰され、賞品まで出るというのだから人気も高い。当然当日は両舷で12人のフル乗船。完全予約制のため定刻7時より20分ほど早く港を離れた。約30分掛けて到着した最初のポイントは葉山から佐島沖付近。水深90m前後で釣り開始となった。

 

ところが、大潮の下げ潮ということもあり、潮流が速い。底立ちを取り直すとすぐに水深が100mを超える。道糸もトモ方向に流され、不穏の空気が流れる。オモリは80号で統一されていても仕掛けを回収するだけで道糸が隣同士か反対舷と絡むことが多かった。しかも、朝の1時間近くはアタリも遠く、雑魚やゲストも低活性のようで、喰いが悪い。

 

仕掛けはアマダイの定番、ハリス3号2mの2本針。針はオキアミチヌ3〜4号を使った。ただ仕掛けが速潮で浮かないように先針から30cm前後上にガン玉を打った。少しでも海底近くに餌のオキアミを漂わせたかったからだ。8時を過ぎる頃になってやっと定番ゲストのアカボラ(標準和名ヒメコダイ)が釣れた。アマダイの好むタナには餌が届いていることを確認できた。

 

釣り方は決して難しくない。オモリが着底したら海底から1m程度巻き上げて、底から誘いを入れる。30〜50cmほど上へ竿先をしゃくり上げてオキアミを漂わせる。その誘い方を2回繰り返したら底立ちを取り直すのだが、朝の早い時間帯ではこの底立ちの取り直しをするだけで隣同士とオマツリをしてしまうのだ。

 

確かに、仕掛けはシンプルだから複雑な絡み方はしないのだが、仕掛けを回収するだけで海面近くになると誰かとオマツリをするのは精神的に疲れる。これが少しだけ回復傾向にあった午前8時15分頃に、アマダイ特有のアタリを捉えてリールを数メートル巻き上げると、穂先がグググッと曲がり込んだ。本命かどうかを再確認する意味でもう3mほど巻くと、グイグイと強く突っ込んだのでこれはアマダイに違いないと半ば確信して、電動リールのスイッチをオンにして中速で巻き上げた。やっとの思いで釣れたのが全長34cmの良型アマダイだ。これでボウズはなくなったという安堵感が全身を包み込んだ。

 

潮が早い時間帯では、誘いの幅も少なく、動作もゆっくりの方が良さそうだ。最初に巻き上げる1mを70cm程度に減らすことで仕掛けを海底近くに漂わせる考え方は悪くないはず。道糸の角度が斜めになれば仕掛けも当然海底で浮き気味になっているからだ。とすると、少しでも低いタナをキープさせることが不可欠だ。

 

そんな誘い方を繰り返しているうちに徐々に潮が落ち着いてきた。干潮が10時15分頃だから9時を回ると緩くなり始めた感じ。ゲストのアカボラやムシガレイも釣れ、魚の活性も高まってきた。潮変わりから少し時間が経つと周囲でもアマダイがポツポツと釣れるようになり、期待が持てる時間帯に入ってきた。

 

時計の針はすでに12時近くになって私が釣った全長36cmと31cmもこの頃に喰ってきた。アタリも明確になり、ゴンゴンと突っ込む豪快な引きを楽しみながら抜き上げてみると、なんと目の近くにスレ掛かりで上がってきた。これにはビックリ。今までアマダイをスレで釣ったことはなかったからだ。90m近い海底からよくぞは外れずに上がってきてくれた。その後、小ぶりの22cm級も釣ったが、アタリが多くなるのは楽しい限りだ。朝の速潮がウソのように食い気が出てきた。

 

だが、楽しい時間はアッという間に過ぎてしまうもの。定刻より早く出航したため午後1時30分には沖上がりに。私の釣果は本命アマダイが36cmを筆頭に34cm、31cm、22cmの4匹。ゲストはアカボラ2匹、ムシガレイ、ホウボウ。小さいゲストは海中投棄しても良いのだが、浮いてしまえばカモメの餌になるだけ。美味しく食べることで供養ができると信じている私はすべて持ち帰り、大好きなホイル焼きで食べた。良型はすべて昆布締めに。ただ節取りして皮目をバナーで炙るのも好きだから冷蔵庫のチルド室にまだ眠っている。3日目辺りに旨味が出て、酒の肴に最高の味覚を提供してくれるはず。今から楽しみである。

 

私の左隣に座った内藤さんは地元腰越の人で年齢も近いためもあって会話も弾み楽しい時間を過ごすことができた。内藤さんも最大32cmのアマダイを釣っていた。撮影に協力して頂いた方はもう一人。同じ右舷の大トモに座っていた柄目さん(つかめ、とお読みする)にも釣り上げた直後に写真撮影をお願いして心良く引き受けて頂いた。有り難うございました。

 

当日の釣行費用は、乗船代が5000円、駐車場代が1台1日500円、合計5500円であった。なお、付け餌と氷は無料。また来年も都合が合えばぜひとも孝太郎丸に乗りたいものである。家庭用品中心の参加賞も嬉しいお土産だ。

 




金田湾つりの浜浦 ボートカワハギ釣り

 

照りつけるような日射しが少しだけ和らいだ9月27日金曜日、晴れ模様と北風微風の予報を期待してボート釣りを敢行した。同行してくれたのは大学釣り部時代の後輩、斉藤さん(船橋市在住)。年齢に大差はないのだが、一応「さん」付けで。場所は金田湾。狙いはこの時期なら鉄板の良型カワハギしかないだろう。

 

前日夕方4時に「つりの浜浦」に電話を入れると、女将さんは「北東の風なので微妙なんですけど今日ほどは吹かないと思いますから」ということで早朝5時に起床して現地へクルマを走らせる。途中で保険の意味で冷凍アミコマセを1kg購入して現地に向う。カワハギつりにコマセは不要だろうと思うが、この時期は群れが散らばっているためコマセで一点に集めようと言う小賢しい発想でサビキアジの仕掛けも垂らしてみようと考えた。

 

午前7時少し前に2艘のボートを曳航してもらった。前のボートも当然カワハギ狙い。ポイントまで店主が操船する船外機ボートでポイントまで引っ張ってもらえるのは有り難い。しかも、料金内である。金田港から城ヶ島よりの雨ヶ崎方面だ。女将さん曰く「9月に入ってから悪天候でここ3週間はボートが出せていないてので今日が今月のカワハギ初つりのようなものです」と不安とも期待とも思わせる発言に気合いが入る。この時期なら25cmオーバーの良型がバリバリと喰うことで知られるエリア。数ではなく型で勝負である。

 

だが、釣り開始から1時間経っても、アタリもなくゲストのベラやフグ類も釣れない。やっと釣れたのは9時35分、私の竿にカワハギが運良く掛かってくれた。型は23cm前後と良型でホッとひと安心だが、そのあとが続かない。完全な喰い渋りの印象。斉藤さんの竿にもアタリが皆無。やっと針掛かりしたのはサバフグでガックリ。20日間、ボートを出せいてないということは釣り人のアサリも食べていないのだからもっと高活性でも良いはずなのに。自然界は難しいのだ。

 

私は痺れを切らして「冷凍アミコマセが融け始めたのでサビキ仕掛けを投入して雑魚を寄せて、これでカワハギも寄せていこう」とサビキ仕掛けを投入。私はサバ皮とハゲ皮のミックス。斉藤さんは得意の夜光スキンで挑戦だ。コマセに反応してくれればカワハギも近寄ってくるはず、と甘い期待がくだかれたのは1時間後。普通の潮ならゲストのネンブツダイやベラ類が喰ってくるはず。なにも針に掛からないのはいったいどうしたことか。

 

当日の潮は大潮初日。午前9時50分頃に干潮で夕方4時30分頃に満潮になる。天候は徐々に北東風が弱まり、10時30分にはほぼベタ凪に。そこで考えたのがノーアンカーの流しつり。この時期のカワハギは群れを作らず少数で遊泳する習性がある。ということは流し釣りで広範囲を探ってみようと言う結論に達した。

 

斉藤さんもアタリが皆無ならその方法で幅広く探ることに賛成してもらって、アンカーを上げて広く探ってみたのだが、この作戦も不発。大潮のため風が微風でも流される速度は速い。なんども漕ぎ戻って違うコースで流してみてもアタリは皆無。ボート釣り歴20年以上の中で、ここまでアタリがなく、ゲストもフグだけというのはめったにない。不思議な日に遭遇したと思った。

 

ところが、午後1時を回ってから再度アンカーを投入して掛かり釣りを始めた途端に「アタリがあるよ、クンクン、感じるよ」と斉藤さんからの弾むような声が続いた。針に刺したアサリが3本ともスッカリ空に。これはカワハギの仕業に違いない。微細なアタリを捉えて掛けた久しぶりの魚は雄のキュウセン。だが、その直後に「キタキタ、これはカワハギでしょ」と嬉しそうに海面に浮かせたのは20cmオーバーの本命。これまでの苦労が報われた感じ。私の誘い方は10回程度竿先にタタキを入れて、一瞬仕掛けのテンションを抜き、1秒後に軽く聞き合わせるスタイル。これで5匹を釣り上げた。

 

その後、私の竿にもガガガッという良型カワハギのアタリが出て、気持ちの良い1匹を釣り上げた。続いた斉藤の竿に強烈な突っ込みで針に掛かったのが当日最大と思われる30cm近いビッグサイズ。タモ網に入れるまでに竿先を2回ほどのされて苦労して取り込んだ大型だ。いままでの喰い渋りはいったいなんだったのか。不思議瀬でならない。前述した通りは、潮は上げ潮に変わっている。満潮の約3時間前だ。一気に高活性に変わったのはどうしてなのか。まったく理解できない。しかしその時間も1時間足らずで終了。

 

着岸時間も考えて午後2時15分には後片付けに掛かり、10分後には岸に向けて漕ぎ出した。約20分掛けてボート乗り場の海岸に着岸できた。帰りも風が弱く漕ぎ進めるには最適な風であった。なお、当日の8m下の海水温は23度。

 

最終の釣果は私がなんとか6匹、斉藤さんが本命3匹に加えて美味なキュウセンを1匹ゲストに加えた。結果オーライとはいえ、午前中の超喰い渋りはいったいどうしたことか。サビキ仕掛けににはとうとう何も掛からずに終わった。

 

今回の釣行費用は2人乗りボート4100円、ボート店の氷代1袋100円、冷凍アミコマセ360円。私の支払い分は2560円だった。平日のボート釣りは経済的にも助かる。駐車場代は無料。ただ土日祝日は1艘2台目から追加1台500円とか。
 




片瀬漁港萬司郎丸 カツオ&キハダ釣り

 

片瀬漁港の萬司郎丸ではどの釣りモノでも受け付け時に「リベンジ券」を頂けるシステムになっている。これは本命が釣れても釣れなくても次回に使える格安の割引券だ。私は8月27日の確かカツオ釣りで4打数1安打で辛うじて1本の本ガツオをキャッチできたのだが、痛恨のバラシが3回もあったのでこのリベンジ券を使って9月14日に釣り仲間の伊東さん(国分寺市在住)を誘って出掛けた。リベンジ券の嬉しいのは5人まで同額で利用できる点だ。料金はカツオ&キハダ釣りの場合、8500円。これに3kgのオキアミコマセ1000円を購入すると、9500円。しかも、氷と駐車場代は無料となっている。通常、1万2000円が9500円だから嬉しい限りだ。

 

当日は北東の風が吹く寒い朝となったが、3連休の初日とあって満船状態。26号船と1号船の2隻態勢。伊東さんと乗り込んだのは1号船の右舷トモから2番と3番。一番揺れの少ない釣り座だ。1号船はほぼ定刻通りに港を出航。目指したのはどうやら西方向。小田原手前付近の沖合と思われる。航行すること約1時間で到着すると、案の定、カツオ&キハダを狙う大船団で形成されていた。

「10〜15mでやって下さい」という船長からの指示がアナウンスされて一斉に仕掛けが投入された。だが、釣り開始から30分を過ぎても船中誰にもアタリがないことに痺れを切らして、船団を離れて大移動することに。時計の針は7時30分を回っていた。

 

次のボイントにも船団ができていて、指示ダナは少し深くなり15〜20mとなり、期待が膨らむ。午前8時を回る頃になってやっと待望のアタリが私の竿にズッドンと訪れたが、電動リールのスイッチを入れてフルスロットルで巻いたのだが、ミヨシ方向に道糸が流れて他の人の道糸やハリスとクロスしてしまい、あっけなくジ・エンジ。針の掛かりどころが悪ければ一瞬でバレる魚だけに仕方ない。これがカツオ釣りの宿命でもある。

 

気を取り直して、手返しを早めるがなかなかアタリは来ない。だが、竿先に集中していないと一瞬の突っ込みでアワセが遅れればバレる確率は高くなってしまう。即アワセでフルスロットルの強引ゴリ巻きが常識の釣りだけに緊張感が続く。その甲斐あって1回目のバラシから約1時間後に「キタァー! 喰ったよ」と叫んで回りにアピール。私のロッドはネット通販で購入した7000円強のビシアジ竿。50〜150号負荷。グラス素材90%なので折れることはなかったがほぼパッドの近くからひん曲がり、左手で堪えるのが精一杯だ。それでも残り5mの手巻き量を必死に巻いてビシをやっとの思いで手にした直後にテンションが消え失せた。またもバレてしまった。悔しい!

 

タモを手にした仲乗りさな曰く「ロッドキーパーに竿を固定してビシを手にしたらすぐに手繰らないとダメだよ」と叱られてしまった。実はロッドキーパーのクランプを締めてある竿尻が緩んでいたからセットできなかったのだ。これも私のミス。強烈な突っ込みに耐えられるように事前に確認していなかった。バラしのミスの大半は釣り人側にある。それでも度肝を抜かれる強烈な引きを味わえただけでも由としよう、と負け惜しみたっぷりにハリスを手繰った。ハリもハリスも無傷だった。

 

一方、先月他の船宿で6打数3安打と楽しんだ伊東さんは不思議とノーバイト。アタリがまったく来なかったのだ。使っているハリスは私より細い14号を使っていた。にも拘らず、1回もアタリが来なかったのはどうしてなのだろう。貸し道具の手巻きリールには1mごとに区切りのないPEが巻かれていた。正確なタナ取りがしにくいとはいえ、20〜30mという10m幅の中に仕掛けが入っていればヒットする可能性はあったはず。その点が気紛れ回遊魚の難しいところだ。

 

結局、午後1時10分頃に沖揚がり。私も伊東さんも完全にボウズに。船中の釣果は0〜3匹。3匹の人はカツオ初挑戦の人だったとか。掛かるまでは運に左右される釣りということが分かる。港に上がってからカツオを釣り上げた坂本さん(練馬区在住)に写真を撮影させてもらった。坂本さんへのお礼はクーラーBOXに入っていた氷。有り難うございました。

 

なお、ボウズの人には宿の休憩所でアジの干物3匹と冷凍ワカメをもれなくもらえたので一応晩酌のツマミは確保できたが、リベンジ券で返り討ちにあったのは悔しい限りだ。まだまだ修行が足りないのだろう。

 



金沢八景一之瀬丸 午前タチウオ釣り

 

太平洋の遠方に台風13号が発生した直後の9月3日、釣り部後輩の栗原君と金沢八景の一之瀬丸から午前タチウオ釣りに出掛けた。平日火曜日に釣りに行けるのは何かと嬉しい。交通渋滞が皆無であり、船上も空いているからだ。
一之瀬丸は基本的に予約制。当日も両舷で5人だけ。アジ釣りとリレーで釣らせるタチアジの方が人気で釣り客は多く乗っていた。

 

当日は風も凪で北東微風だから波もウネリもない。快適なタチウオ釣りを期待できた。だが、夏タチはそんなに甘くなかった。因に栗原君は夏タチは初挑戦だが、「釣り方はユーチューブで勉強してきました」と自信満々。船は定刻の7時15分より少し速く桟橋を離れ、ゆっくりと進む。

 

すると約30分足らずで到着したのがなんと岸壁から目と鼻の先。よく見ると福浦岸壁から幸浦岸壁のオカッパリでも有名な場所だ。船長からの指示ダナはなんと底から5mだという。水深が14m前後だからそれも理解できるが、ここまで浅い場所でタチウオを釣るのは私も初めて。オモリ号数も40号。いつも通りの片天秤に1本針のシンプルな仕掛けを使う。

 

釣り開始から最初に掛けたのは栗原君。夏タチ初挑戦でもセンスの良い人は釣るものだ。正直悔しいが、これも釣りの醍醐味である。誘い方はショートピッチの軽いシャクリだが、とにかく浅いためすぐに指示ダナの上まで誘い続けてしまう。天秤が海面に浮いてきてしまうことも。40cm幅のシャクリとリールの巻き取り量は3分の回転程度。栗原君曰く「ソフトに誘うとアタリが出ますよ」というのだが、私の竿にはアタリが出ても本アタリが来ない。

 

つまり、針掛かりさせるだけの強い引き込みアタリが訪れないのだ。すると船長から「針近くにビーズ玉やら細かい装飾は喰いが悪くなるから外した方が良い」と言われ、速攻で仕掛けを交換した。化学繊維のティンセルを装着した針と蛍光ビーズ玉を付けていたからだ。水深がここまで浅ければ仕掛けを目立たせる必要はないということ。さらに、ハリスのクセや曲がりも違和感を与えるようだ。ハリスの太さではなく、変に曲がったハリスは付け餌の動きが可笑しくなるようだ。

 

さらに、付け餌の刺し方も重要。縫い指しでサバの短冊を付けた場合、餌が波を打ったようになる状態はタチウオに嫌われるという。何度誘い上げてもまっすぐにサバ餌が付いている状態を維持する。これがどうやら大切なようだ。縫い指しは1回だけで止めておけば行ける。2回縫い指しにするとどうしても波を打ったように曲がってしまう。これでは喰いが悪くなるようだ。

 

だが、垂らしが長過ぎるのも良くない。垂らし部分だけ齧って追い掛けてこない場面もあり、難しい。垂らしの部分をハサミで切り、2分割でヒラリとなるようにすると、片方の切れた部分だけ齧り、針掛かりしない。誘いを掛ける距離が短い極浅い場所では色々と神経を使う。

 

それでも栗原君は釣り開始からコンスタントにポツポツと無心で掛け合わせてバラシも少なく、数を延ばしている。思わず「夏タチの釣り方、教えてよ」と先輩としてのプライドなど捨てて正直に聞く場面も。予備に持参した超小型電動リールの出番はなく、最も浅い場所では10mを切るところもあった。ここまで浅いと誘いを掛ける時間と距離が少な過ぎて、ある意味疲れてしまう。オモリも軽く体力的にはとても楽だが、せめて30m前後のポイントにして欲しかった。

 

結果的に、午前10時50分頃に無念の沖揚がり。船中トップは16匹。私はスソで4匹と悲しい結果に。栗原君は初挑戦の夏タチなのになんと8本も釣っていた。朝から針回りに装飾の多い仕掛けを使い続けたのが敗因かもしれない。また船長は「浅場でアタリが多い時にはハリスは2mより短い方がいい」と語っていた。確かに、船長の教えを守って1.8mに短縮したら針掛かりは少し良くなったのは確か。

 

今回の釣行費用は、シニア割引を利用して5500円。これに駐車場代が500円で計6000円となった。暑い夏場は短時間が嬉しい。ただし、もう少し釣りたかったというのがホンネである。

 





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