真名瀬港福栄丸 チョイキスフィッシング

 

2020年の8月はとにかく暑い。猛暑日が続き、釣りをしたくても長時間は熱中症の危険を感じるほど。最高気温が35度に達する予報となった8月2日の日曜日、立神さんとクリちゃんと出掛けたのが葉山真名瀬港の福栄丸のチョイキスフィッシング。以前から気にはなっていたのだが、期間限定で実釣時間が短い。午後2時から4時までの時短釣りである。狙いはシロギスだが、暑い時間だけに釣る時間も短く、簡単にお土産が釣れると思って乗り込んだのだが、それが大きな間違いだった。

 

福栄丸で初めてチョイキスの釣りを体験したのだが、乗船料金は2時間で2000円。エサ代は別途。氷は500mリットルのペットボトルの氷が一人本無料。駐車場代は1台300円。葉山近辺の8月のボート釣りと比較すればある意味リーズナブルだ。駐車場代だけで2000円も取られるボート店も夏季にはあるのだ。

 

だが、それはある程度の釣果を期待してのこと。実釣が2時間ならまぁ10匹程度は本命が釣れて、ゲストのメゴチやヒメジ、カワハギが混じる程度だろうと楽しみにしていた。それが大きな間違いだった。自然相手の釣りとはこんなこともあるのか、と正直驚いた。

 

当日の乗船客は我々3名の他に2人の計5人で定刻より少し早く港を出発した。南西の風だったが、そよそよ程度で心地良い快適な風であった。走ること約17分程度で最初のポイントに到着。水深は想定外の深さにビックリ。25〜28m近くもあり砂地帯に点々と根が点在する場所で開始。

 

軽くアンダースローで15mほど投げて誘いを入れる。仕掛けは片天秤にオモリ15号の定番スタイル。ハリス1号の2本針。付け餌はジャリメ。いつもはヌメリの少ないアオイソメを選択するのだが、今回は初めてジャメリを使ってみた。石粉をまぶして手返しを早くしようと考えたがそれ以前の喰い渋りに遭遇してガックリ。

 

あまりにアタリが少ないので私は胴突き仕掛けの竿も出して船下を探ってみた。それでもアタリが少なく、一体どうしてことか。シロギスがダメでもゲストがもう少し釣れても良いはず。可笑しい。水温が高過ぎるのか、狙っている水深が深過ぎるのか。1時間を過ぎても3人で釣れたゲストが、ヒメジ、トラギス。メゴチ、マダコ、ハゼ程度だから呆れてしまう。特にメゴチは異臭を放つヤリヌメリが多かった。

 

沖揚がり直後に港で船長に話を聞くと「今日は底潮が冷たくて2枚潮だったね。水温は27.9度だけど底潮が3度以上低かったかもね」という。私の判断で恐縮だがこの時期はもっと浅い場所に乗っ込んでいるはず。それこそ海水浴場の近くの水深5m弱で釣れることが多い。浅い場所では乗合船が入って行けないこともある。だからエンジンを切ってシロギスの警戒心を刺激しないように釣るのだ。ボート釣りで釣れる絶好の時期ではある。

 

とはいえ、この猛暑では長時間のボート釣りはある意味危険でもある。時短のシロギス釣りで楽しめれば、と思ったのが間違いだったのか。悔しい気持ちとリベンジしたい気分で船長に聞くと「カツオがまだ釣れてないから今年は8月末まではチョイキスの釣りはする予定です」とのこと。もっと浅い水深を探ってくれればもう少しアタリはあっただろうと悔しい気持ちで港を後にした。

 

今回の釣行費用は乗船代一人2000円。P代は1台300円、エサ代は別途。今回は立神さんが事前購入で一人300円、氷はペットボトルが無料だが、各自バラ氷を用意した方がいいだろう。残念だったのはクリちゃんが海面でバラした尺カワハギだった。この時期はメガハギがシロギス仕掛けに掛かるのでマイタモを携帯した方が良いかも。

 


金沢八景弁天屋 タチウオ&ライトアジリレー釣り

 

関東甲信越地方に梅雨明け宣言が発表された翌日の8月2日日曜日、立神さんグループ=相模原在住クリちゃん、大和市在住の山川さんと一緒に金沢八景の弁天屋にタチウオとライトアジのリレー釣りに行ってきた。幹事役は今沖釣りにドップリとハマっている立神さんである。7月は雨の日が多く、しかも南西風が強い日も重なり釣りに行かれなかっただけに梅雨明した夏空を全身に感じながら楽しいリレー釣りを満喫してきた。早朝に宿に駆けつけて右舷トモから4名分の席取りをしてくれたのが立神さん。感謝である。

 

朝7時15分の定刻よりも少し遅れて桟橋を離れてタチウオの好ポイントに向けて船が走り始めた。最初のポイントはなんと第二海堡回りの浅場。水深40mで船長の指示ダナは25〜5mまで。使用下オモリは40号。途中60号に変更してやや深い場所を狙ったが、船中2〜3本の喰い渋り。見切りを付けた船長は観音崎沖へ大きく移動した。水深は75m前後で指示ダナも70〜55mなど逐一アナウンスされる。反応があってもなかなか活性が高まらなかったのだが、観音崎に移動して突然食い気が出た。

 

最初に新調した高級タチウオ専用ロッドを大きく曲げたのが立神さんだ。抜き上げたのは指幅5本に迫るドラゴン級。たぶんメーターオーバーは確実だっただろう。喜色満面でビデオ撮影に協力していただいた。8月の夏タチとしてはまだ深場で食い気のある良型が多いようだ。

 

だが、アタリの数は少ない。場所を変えても食い気のある個体は少ない。軽く餌を加えて押え込むアタリが出てもその後に強いアタリが訪れない。誘い続けても餌を追い掛けてこないのだ。オモリ号数は80号になっているからハイピッチのショートジャークでは疲労感が出る。

 

それでも執拗にワンピッチの誘いを繰り返していると水深約64mでガツッと一気食い。速攻で電動スイッチをフルスロットルに。グイングインと突っ込みがあって釣れてきたのは尻尾が切れた小型サイズだった。残念だが、ボウズがなくなってホッとひと安心。依然として気難しい時期なのだろう。タチウオの船中釣果は0〜4本。

 

驚いたのは船でタチウオを釣るのが初めてという山川さん。観音崎の移動前に早々に1本を釣り上げていたからだ。たとえ釣り座が大ドモであってもこの気難しい時期のタチウオを難なく釣り上げてしまうのは魚運と釣りセンスを併せ持っているからに違いない。合計3本のタチウオを釣り上げて船中次頭というのも凄いことだ。

 

午前11時15分ほど前になると「アジに切り替えますから仕掛けやタックルを変えて準備して下さい」というアナウンスで走ること約20分。八景沖近くでライトアジを開始。片舷8人、計16人でイワシミンチのコマセを振り出せばアジの食い気も早々にアップするもの。

開始から10分足らずで船中ポツポツと25〜30cm前後の食べて美味しいサイズ、中羽が釣れてくる。水深は平均して25m前後と浅い。40号ビシでこのサイズが掛かると竿先の曲がりが心地良い。時々リールを巻く手を止めさせられる強い引きが良型を物語る。ただし、針の掛かりどころが悪いと海面でバレてしまうことも。タモで掬うのも悪くないのだが、ビシアジは針が2〜3本と多いため、網目に針先が絡むと取り外すのが面倒になる。

 

つまり、手返しが悪くなることが多いのだ。できるだけ魚体の下にうまく被せる程度のアシスト取りが有効となる。魚体ごと網の中に入れると他の針も入りどうしても絡んでしまう。手返しを考えると複雑な気持ちだ。ただ魚体が明らかに40cm級となれば手返しを考えずにタモ取りしたくなる。実際に、私の最大級は全長43cmもあった。しかし、船長は「そんなに大きいクロアジ系は食べても旨くないよ」と言い切る。東京湾の美味しいアジは尻尾が黄色みがかった中羽サイズである。

 

午後2時30分少し前には沖揚がりに。船中トップは35匹。私は13匹、クリちゃんは14匹釣ったところで竿を畳んだ。立神さんは19匹だったとか。凄いのは山川さん。ハリス2号で800g級のマダイも釣り上げた。付け餌にアオイソメを使うメリットはこんなところにもある。他にヒジタタキ級のシロギスも釣っていたから驚きだ。

 

今回の釣行費用は4名で予約を入れると通常1万円のところ8500円に。シニア割引とほぼ同等だから格安である。アオイソメと赤タンは常備。氷代も無料。ただしP代は一人できた場合は1台1日500円。1名分の合計金額は9000円で済んだ。

 




京急大津港石田丸 ボートタチウオ&サビキアジ釣り

 

7月はとにかく雨が多くて仕事も滞って釣りにもなかなか行かれなかった。ここまで雨天が続くと、ストレスが溜まってくる人も多いことだろう。結局、海に浮かぶことができたのは今回の7月29日のボート釣りだけ。出向いたのは京急大津港の石田丸。前日の天気予報を入念にチェックし、日本気象協会=tenki.jpで風予報も確認した。さらに石田丸にも電話を入れて「明日はボート、出られますか」と聞くと「大丈夫だよ」という返事にホッと安堵したが、風は東京湾では北東風で若干不安が残るが、風速は午前中2〜3m程度と表示されていた。

 

ところが、朝7時に大津港に到着してみると波が高く馬堀海岸には白波立っているではないか。風速が2mとか3mとは到底思えない。とりあえず、同行してくれた釣部OB後輩の斎藤さんと石田丸の店鋪で出航の有無を確認。すると店主は「もう2艇ほど出ているよ」と軽くかわされてしまった。心配するほどの天候ではないということなのか。相模湾とは逆で北東風には弱い地域であることは知っていたが、どうしてもタチウオが釣りたいという斎藤さんの要望もあって大津港沖に決定していたのだから仕方ない。凪でなくても釣れる時には釣れるものだ。

 

支度をしてボートを漕ぎ出したのはすでに7時20分を回っていた。港の沖堤防をすぎると外海。風は強くはなかったが波とウネリが高く、ここ数日タチウオの好ポイントになっている下水口の3番目付近に到着したのは45分。つまり、アンカーを投入するまで約25分かかったことになる。もし凪ぎであれば20分は絶対に掛からないはず。漕ぎ慣れた私でも、到着までに一汗をかいた。目印は信号機の歩道の信号である。赤か青の信号機が海から見える。馬堀海岸沿いだから分かりやすい。間沖の150〜200mがポイント。アンカーは沖から吹いてくる北東風の影響を考えて20m少し沖へ漕ぎ、その位置で投入。水深は22m前後。

 

早速、斎藤さんが養殖ウグイ=ギンペイをタチウオ仕掛けの針に下顎から上顎に刺し抜いて投入。オモリ号数は30号前後。当日の潮回りは湖潮の最終日で干満の差は小さい。潮流も緩い。風と波だけがボートを翻弄する。タチウオはヒラメやマゴチと違ってやや中層で喰ってくる。底上げ3〜5mぐらいが高確率だろう。基本的に置竿でアタリを待つスタイルだ、理由は簡単。ギンペイが元気よく泳ぎ回ってくれるからだ。フィッシュイーターのタチウオは冷凍サバの短冊とは違い、小刻みな誘いは不要だと考えている。ただし、ギンペイの泳ぎが弱くなってきたら時々上へ誘いを入れると良いだろう。元気に泳いでくれる20分間前後と閑雅た方が良い。

一方、冷凍アミコマセをコマセカゴに8分目詰め込んでサビキ仕掛けを投入する二刀流も欠かせない。コマセを海底付近で撒くことでアジ類等の小魚を寄せればそれを狙ってタチウオが集まる可能性が高いからだ。昨年も同時期にその方法で斎藤さんはメーターオーバーのタチウオを手にしている。ただ今回はポイントが違うし、海況も大きく異なっている。

 

それでも釣り開始から約2時間過ぎに最初にアタリが訪れたのがタチウオだった。ギンペイを飲み込んでガッチリと掛かった尻尾が切れたやや小型を無事に取り込んだ。だが、後が続かない。サビキアジには何もアタリがなく、午前10時を大きく回った頃に斎藤さんのピンクスキンに来た。しかも美味しそうな25cm前後の中羽だ。1匹掛けだったが、待望のアジだけに斎藤さんの顔がほころんだ。その後もアジはポツポツだが、どれも23〜25cmの美味しいサイズ続く。

 

一方私はといえば、アタリがない。後で店主に言われたのだが「サバ皮はメバル釣りの時に使うバケだよ。それは釣れないよ」とショックだった。どんな潮でも平均的に安定して釣れるはずと思い込んでいたのが、大津沖では違ったのだ。所変われば品変わる。郷に入れば郷に従え、である。昨年も確か斉藤さんのピンクスキンにアジが釣れていたのを思い出した。私の記憶が適当なのが失敗の元だ。まぁ、それでも同じ中羽サイズを2匹でお土産は確保。少し悲しいが、やや船酔い気味で戦意喪失気味だったのが悪かった。気合いが入らないのはそのためだ。

 

午後1時を回って潮が満潮に近づきつつあった。コマセもそろそろ切れてきたので帰路につこうと考えていたが、最後に残りのギンペイを私がもらって置竿にしていた。そのギンペイが最後に感動とハイリスクなドラマを演出してくれた。なんと沖側に道糸が走っていたのが、実は良型のタチウオがヒットしていのだ。

 

だが、好事魔多し、アンカーロープに仕掛けが絡んで上がってきたのだ。取り込みに慌てた私はタモを手にして体を右舷に傾けた。その途端にボート船体が傾き、あわや転覆の直前で立て直した。魚をボート縁まで貼り付いている状態だったので無意識のうちに体が反応してしまったのだ。凪の海なら問題はなかったかもしれないが、当日は静かにしていても高波で時折波がボート内に入り込むことが何度かあった。

 

魚の取り込みの前にまずはボート内の海水を二人でバケツでかき出しつつ、船体の沈みを減らすことに専念。その後、絡んだ仕掛けに掛かっていたタチウオをボート内に取り込んでひと安心。水深22m前後から底上げ5mほどでアタリを待っていた。浅い場所で掛かれば魚は横へ走るもの。それが今回最後に訪れたドラマだった。リールを巻くとグイグイと引っ張るから喰ったのは分かったののだが、なかなか魚体が見えなかった。それが今回の転覆直前のハプニングとなった。潮変わりの直前直後には突然食い気が高まることがある。今回がまさにそれだったとは。

 

港内スロープに戻って女将さんにタチを計測してもらったらなんと103cmあったという。メーターオーバーのタチウオを大津港置で初めてキャッチできた。その感激は転覆事故を起こさなかったから体感できたのだと改めて思った。斎藤さんの最終釣果はアジが17匹、サバ2匹、タチウオ1匹、サビキに掛かったフグ類はすべてリリース。私はアジ2匹に指幅4本のタチウオ1匹だけ。結果オーライとはいえ、北東風の大津港沖でのボート釣りはくれぐれも注意が必要だと痛感した。

 

今回の釣行費用はボート代が2人乗り4500円、アミコマセ2個で1000円、ギンペイ1匹150円を10匹で1500円。P代は無料。氷は持参。割勘で計算すると一人当たり3500円となった。危険と隣り合わせのボート釣りの怖さを今回改めて思い知らされた。

 




横堀海岸貸しボート油壺 シロギス五目釣り

 

ボート釣りに絶好の季節が到来した。梅雨時の晴れ間で風がなければ間違いなくボートでシロギスを釣るには最適だ。ところが、当日の天候が風速1〜2m程度の凪でもボートが危険な日もある。今回ほどボート釣り日和を難しく思ったことはない。

 

釣行日は6月29日月曜日。場所は葉山一色海岸にある山田ボート店(☎080-1301-9185)に決定。理由はボート料金が一人乗りで2700円、2人乗りでも3800円と安いからだ。さらに駐車場を葉山公園にすれば6月末までの平日なら終日無料だからだ。ボート店のPを借りれば1日1台1000円も取られてしまう。少しでも釣行費用を節約すれば、それだけ複数回ボート釣りを楽しむ経済的余裕が生まれると考えているからである。

 

さて当日、問題が生じた。葉山公園に7時30分過ぎに止めて支度をしてから出掛けようとするとボート店主から電話が入り「昨晩まで吹き荒れていた南西強風の影響が出て、ウネリが残っています。漕ぎ出しと着岸の場所を変えて頂く感じになります」という。葉山御用邸前の砂浜海岸はウネリが出ると出航がしにくく、さらに着岸する際にウネリがあると直前で転覆が予想されるからだ。店主は「外せない用事がありボートを出した後には居なくなるので別の日にした方が良いかも」というではないか。緊急事態の際に店主がいないのでは救助艇が出せないということ。これではあまりにもリスキーだ。

 

結論は一色海岸を断念することに決定。速攻で向ったのは貸しボート油壺である。この場所は北と南に風を遮る山と高層マンションがあり、東風み避けられ唯一西風が強くない限りボートは出せる貴重な場所。電話で確認をとり2隻を借りることに。ただしボート代金は2020年5月1日以降に1隻4000円に値上がりしている。まぁ、他に出せるボート店がなければ料金以前の問題である。なお、駐車場代は県営のPが1台520円。

 

葉山公園から一気に油壺まで走って漕ぎ出したのは9時20分頃。湾内の波風は弱く、若干ウネリが残っていたがシロギスを狙うなら湾内で充分。風が弱いだけに流し釣りでマゴチも狙えるはず。葉山釣具センターで1匹200円のギンペイを使って活きエサの泳がせ釣りをしながらのシロギス釣り。これがこの時期には欠かせない醍醐味なのだ。

 

当日の同行者は釣部OBの後輩、斎藤さんと渡邊さんの2人。2艇に分かれての釣りとなる。私はいつもの単独釣行。シーボニアマリーナの岸壁付近から流し釣りを敢行。ゆっくりと湾奥に流れる潮と風。だが、岸壁付近はガレキや小石が多く、根掛かりがあり場所を移動。砂地帯を流すべく少し航路側へ移動して再開。するとポツポツとシロギスのアタリがあり、小型ながら3匹を釣り、ギンペイを付けた泳がせ釣りの竿にも一瞬ブルブルと大型魚から逃げ惑うギンペイの動きが伝わってきた。

 

だが、食い込みもなくジ・エンド。悔しいが一瞬だけ期待が膨らんだ。シロギスはその後もポツポツと数が出始めたが、良型がいない。全長20cmオーバーが数匹混じってくれると嬉しいのだが、なかなか計算通りには行かない。水深は深い場所で11m、浅い場所で4m前後。

 

ここで浅い場所でダブルで連れたので浅い場所へ流し釣りを変更。左方向に目を移すと小網代堤防の中腹付近であることが分かった。漕ぎ戻って再度同じコースを流すが、型はこぶりが多い。強烈な突っ込みで釣れたのはキューセンベラの雌。穂先の軟らかい振出式のパックロッドで釣ると小型でも結構な引き味を楽しめる。これはこの釣りのもう一つの楽しみでもある。オモリ号数も10号以下にすると明確なアタリが出やすいのでなるべく軽いオモリを使うと楽しめる。ただし、潮が速い日は辞めた方がいい。流されて仕掛けが浮いてしまうからだ。

 

水温計を装着したベストを着忘れたため海水温は計測できなかったがおそらく22度前後はあったと思う。斎藤&渡邊ペア組もシロギス、メゴチ、カミツキハゼなど数釣りを楽しんだようだ。残念だったのはギンペイでの泳がせ釣りに大物がヒットしなかったこと。朝の好時合を逃したのかもしれない。9時30分からスタートしてそこそこお土産を釣ったのだから由としよう。リスクを抱えた一色海岸で釣りをするよりも長閑なウグイスのさえずりを耳にして風光明媚な小網代の森を眺めつつ、のんびりと楽しめた。この選択はボート釣りでは大切なことである。

 

今回は私の釣行費用はボート代が約2700円、駐車場代が520円、氷代が200円、これにギンペイ2匹で400円、アオイソメ代は2パックで1000円。合計すると4820円。ちょっと高くなってしまった。40g1パック500円のアオイソメは一つで充分足りた。次回は東京湾で魅惑のタチウオを狙ってみたい。乞う御期待!

 




鴨居大室港五郎丸 午前タチウオ釣り

 

梅雨の合間の好天は貴重な釣り日和と勝手に判断してしまうのが悲しい釣り人の性である。6月27日の土曜日に向ったのは鴨居大室港の五郎丸。狙うはドラゴン、良型のタチウオだ。ほぼ周年釣れるようになったタチウオを梅雨時に釣るのはたぶん初めてだろう。

 

観音崎沖の水深40〜80mでポツポツと釣れ、良い日に当たれば半日船で10本を超すことも珍しくない。しかも、メーターオーバーの準ドラゴン級も混じるというのでテンションは高まる。そこで午前船に乗り込み7時15分過ぎに港を離れた。航行すること約20分弱で到着。すると相変わらずのタチウオ船団が形成されている。密を避けたいところだが、タチウオの群れはある程度固まっているため仕方がない。

 

当日の天候は晴れが予想されたが、幸か不幸か薄日の射す曇天。風はごく弱く無風に近い状態。これは曇天で嬉しい。陽が出れば熱さで体力の消耗が激しくなり、熱中症を気にしながらの釣りも神経を使う。それがないだけラッキーな日に当たったとほくそ笑んだ。

 

だが、釣果はまではラッキーとはならなかった。釣り開始から10分足らずで後検寸96cmの良型を1本抜き上げて「今日はイケそうだな」と考えてしまったのがいけなかった。タックルはPE2号を200m巻いた超小型電動リールにオモリ80号を背負える先調子のロッド1.8mをセレクトした。当日の釣り座は左舷胴の間。片舷9人のど真ん中である。

 

誘い方はいつもの通り。船長の告げる指示ダナの下限から上方へ20mを探る。深い場所では水深80m前後の下から20mから25m前後をシャクリ幅30〜40cmを誘い上げてはリールを半回転か3分の1回転を徐々に繰り返す。竿先を海面へ下げてから40cm程度鋭く短くシャープにシャクればいいだけ。だが、一瞬喰いの間を与えるポウズを入れたり入れなかったりと変化をつけて誘うことも大切なようだ。

 

朝一番に掛かった1本目はアタッた瞬間に食い込んだ感じの強い引き込みで速攻で電動リールのスイッチをフル回転で巻き上げる。いわば出会い頭の1本といった感じだった。夏タチウオの特有の食い気があればこうしたアタリが頻繁に出るのだが、時間が経過するともう同じようなシャクリ方では喰ってこない。

 

誘いの幅とシャクリの早さ、止めのタイミングを微妙に変えながら指示ダナの間を誘い上げてくる。左隣の沖本さん(茅ヶ崎市在住)はこう解説する。「軽い押え込みのようなアタリが出てもシャクリ幅を短く、細かく誘うとグイっと強く食い込みます」という。穂先に柔軟性のある先調子のロッドが気持ちよく曲がって瞬く間に3本、4本と続けて抜き上げている姿はまさに達人級だ。それが証拠に8本を釣り上げて当日の竿頭になっていたのだ。おめでとう御座います。

 

一方、右隣の大場さん(横須賀市在住)は4年ぶりの釣行で勘を取り戻すのに少し苦戦を強いられていた様子。それでも指幅5本級の良型を抜き上げて嬉しそう。小型も混じるが自分でタチウオの型を選んで釣ることは無理。数を釣り上げることで良型も混じるという考え方が正しい。

 

その後、船長は転々とポイントを移動しつつ、活性の高い群れを探してくれたが、私の竿が曲がったの2回だけ。しかも、どちらも全長70cm程度の夏タチサイズ。トホホ、全釣果で3本だが、やるだけやっての結果だから仕方ない。まだまだ修行が足りないということだ。

 

午前11時40分に沖揚がり。ギリギリまで頑張った結果だから満足感はある。掛けてアワセて豪快に抜き上げる。釣った感のあるタチウオ釣りは辞められない。当日の船中釣果は1〜8本。当日の釣行費用はHP割引を利用して5500円。氷とP代は無料である。

 





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